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9話 陸の決意と古代兵器

腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが — novelba.com · All chapters

9話 陸の決意と古代兵器

ピルーク王国

「やあみんな。まさかまた集まってくれるとは思わなかったよ。」

「貴様が無理やり連れてきたんじゃろうが…。」

エトの物言いにタイアリア国王、クレイサンダーが不満そうに答える。

「まあそう言わないでよ。全員揃ったところで第2回の代表会議を始めるよ。」

「今日もおめおめと来ているのですね…。藤山優、魔神サラ。」

スフラン共和国女王、ニーナが優とサラの方を見ながら言う。

「はぁ…言ってんだろ?手伝ってやるって。あんたらには何もしねえよ。」

「ふん!そんなこと信じられるわけないじゃろうが…。」

「あのなぁ…」

「僕は特に反論はない。」

!

陸が告げた。

「貴様…今なんと…?」

「僕は藤山を信じる。戦力は多い方がいいからね。」

「ふざけるなよ?貴様…何を言っているのかわかっているのか?」

立ち上がったのはロキア帝国騎士団長コフィンだった。

「藤山を信じる。藤山は僕達の…味方だ。」

「っ…俺は認めないぞ…。」

コフィンは剣を抜く。

「ちょっと〜。争いは辞めてよ〜。」

エトが制止する。

「いや、いい。」

しかし静止しようとしたエトを止め陸が前に出た。

「状況を考えろ。邪神は確実に復活する。こんなことでいがみ合っている時間はないんだ。」

「こんなことだと?藤山優が我らの国の騎士団を潰したのだ。許せるわけがないだろ?貴様もやつの被害者だろう?許していいのか?」

「僕達に藤山を恨む権利なんてない。」

「貴様に無くとも我らには騎士団を潰した雪辱を果たす義務がある…!」

剣を構えるコフィン。

「やれやれ…。状況をよく見ろ…。」

陸は呆れた様子で前に出る。

「君も騎士団長なんだろ?だったら今やっていることがどれだけ無意味なのか…分かるはずだ。」

「!…けるな…ふざけるなぁ!!よそ者の分際で騎士団長という時点で気に食わないんだ!貴様が騎士団長という言葉を口にするなぁ!」

コフィンは剣を振り下ろす。

ブンッ!

陸は難なく躱し、剣は空を切る。

「よせ。これ以上は無意味だ。」

「舐めるな!」

コフィンはさらに剣を振るが陸は全て避ける。

「貴様…舐めているのか?なぜ剣を抜かない!」

「時間の無駄だ。」

「!…そうか…剣を抜くまでもないということか…?」

「決断しろ。騎士団長コフィン。藤山をいがみ続けてこの世界を滅ぼすか。藤山と手を組みこの世界を守るか。」

「俺には俺の…騎士道がある!貴様ごときに負けるかぁ!」

「…ふん…面倒だな…。」

陸は剣をかわすと回し蹴りで剣を弾き飛ばす。

「っ!」

カラカラカラ…

剣は床を滑る。

「くそ…!」

コフィンは短剣を抜く。

しかしその頃には陸は目の前にはいなかった。

ドス…

「かっ…は…」

陸は手の甲をコフィンの溝に押し付けた。

ドサ…

「ふぅ…藤山と手を組むことに反対なものはよく考えることだ。手を取り合わなければこの世界は滅びる。それが邪神の目的だからね…。」

陸は自席へと付いた。

「…」

「…信じて…いいのですか?藤山優。魔神サラ…。」

「そう言っているでしょ?今回に関しては私達はあなた達の味方よ。それでいいんでしょ?ユウ。」

「ああ。」

「…」

「さ、話がまとまったところで会議を続けようか。まず血の教団が邪神を復活させる方法についてだけど…一部の人は知ってるよね?古代兵器の存在について。」

「!」

クレイサンダーが反応した。

「おや?タイアリアの国王はご存知のようだ…。」

「…あれはそう簡単に作れるものじゃない…。」

「確かにそうだ。でもそこに神の知恵が混ざるとしたら?」

「!…まさか…完成させたというのか?」

「今回血の教団が完成させたのは古代兵器ヒュベリオン。」

「ちょっと待ってくれ。古代兵器って何?」

優が尋ねる。

「古代兵器は50年前に対邪神用に作られた武器よ。」

「対邪神用?」

「ええ。古代兵器ヒュベリオンは50年前の戦争で邪神から身を守るために人間が作り出したもの。」

「それがなんで邪神復活に関係するんだよ?」

「ヒュベリオンは取り込んだ魔力を数倍にして跳ね返す効果があるの。つまりそこに巨大な魔力を打ち込めば…」

「そう。僕の魔力を超える魔力を生み出せるってわけ。それだけの魔力があれば…」

「邪神が…復活する…。」

「そういうこと。だけど僕の魔力はそう簡単には上回れない。」

「血の教団はどうするつもりなんだ?」

「さあ?それが分かれば苦労しないよ。」

「古代兵器ヒュベリオンは…完成したのか?」

「うん。間違いないね。」

「そんな…」

「僕達がやることは復活を阻止すること。彼らがどんな風に僕達に仕掛けてくるかわからない。いつ来るかもね。ずっと言ってるように君たちが手を取り合わないとハーディスには勝てない。期待してるよ。今回は解散だ。」

エトはその場から姿を消した。

中途半端だし短めです!すいません!

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