LNCrawler

40話 VS剣神③

腹下したせいで1人異世界転移に遅れてしまったんですが — novelba.com · All chapters

40話 VS剣神③

ギンッギンッ!

剣と剣が混じり合い火花を散らす。

バキィン!

「っ…!」

オーデンの剣が弾かれる。

「ぐっ!クソ…フレイムランス!」

「っ…と。」

炎の槍を陸は難なくかわす。

「なんだ…剣神と言うから剣技だけかと思ったが…。魔法も使えるのか…。」

「だがなどうしてかな?」

「っ…」

「剣神の名折れだな。魔法を使うなんて。」

「…言ったはずだ…!勝敗は別だと…!」

オーデンの後ろに各属性の槍が現れた。

「合成魔法…マジカルランス…。」

槍が2人に迫った。

「レイ!」

「ああ…レイラの剣技その二…剣の舞。」

レイラの斬撃で放たれた槍全てを落とした。

「まだだ…!」

その隙にオーデンはレイの懐に潜り込んだ。

「っ…くっ!」

ギィンッ!

レイはなんとか防ぐが、体勢を崩す。

「しまっ…」

その隙を見逃すはずもなく、オーデンの剣が迫る。

「色魔法…水色。」

「っ?!」

巨大な氷がオーデンの剣を阻んだ。

「済まないリク…助かった。」

「大丈夫だ。あちらも魔法を使ったんだ。こっちが使っても文句はないだろう。色魔法…橙。」

2人を橙色の膜が包む。

「これは…」

「まあ回復魔法とでも思ってくれ。」

2人の体力がみるみるうちに回復する。

「さて…援護は僕がやる。レイ…君は存分に暴れてくれ。」

「任せろ…!」

レイは聖剣を構える。

「その聖剣…レイと言ったか?」

「…」

「我…剣神の真髄を見せてやろう…。」

オーデンの目が怪しく光る。

「っ…ぐ…ああああああああぁぁぁ!!」

「!、レイ!どうした!!」

「っ…リ…ク…!私から…離…れろ…!」

「レ…イ…?」

ザン…

「っ?!」

陸の肩が切り裂かれる。

「…どういうつもりだ…?…レイ。」

「…」

陸の肩を切り裂いたのは他でもない、レイだった。

「答えろ…。レイ。」

「ふん…無駄だ。」

レイの代わりに答えるオーデン。

「我は剣神オーデン。剣技の神ではない。 剣 ・ の神だ。我の前で剣を振るうなど叶わないと思え!」

「っ…」

持っていた聖剣が急に重くなる。

「まさか…」

「あらゆる剣は我が意のままに。自分の武器と戦うがいい。」

「レイ!目を覚ませ!」

「…」

しかしレイは黙って剣を振り下ろす。

「っ!」

「無駄だ。その聖剣は我の支配下にある。…やれ。」

「っ!色魔法…水色!」

氷でなんとかレイの剣を防ぐ

「強力すぎる聖剣が仇になったな。武器を失った貴公にはもはや勝ち目はない。…さて…」

オーデンも剣を抜く。

「ここからは2対1だ。受けきれるかな?」

「くそ…」

「はぁ…はぁ…」

「ほらほらっ!どうした!」

陸はなんとか剣をかわす。

ドスッ!

「っぁ!」

肩にレイの剣が刺さった。

「ぐっ…」

陸は後ろに飛び退く。

「どうする?聖剣を何とかしなければ貴公に勝ち目はないぞ?」

「くそ…」

(相手はレイ…くそ…殺せない…。)

「やれぇ!」

「レイ!僕だ!陸だ!分かるか…?」

「…」

「くそっ!色魔法…黄色!」

地面が盛り上がり、岩石が剣を阻んだ。

「どこを見ている?」

「!、しまった…!」

ドスッ!

陸の胸をオーデンの剣が貫いたのだった。

「がはっ!」

陸は吐血する。

「ふ…立っているのがやっとだろう?」

「はぁ…はぁ…くそ…ゲホッガホッ!」

「最後は自分の武器にやられるがいい。やれ… レイ ・・ 。」

「…」

レイは剣を振り下ろす。

しかし陸は間一髪でレイの腕を掴む。

そのまま自らの方にレイを引っ張る。

そして

チュ…

「な?!」

レイに深いキスをする。

「貴様…何を…」

「…っ…ん?ん〜!?ぶはっ!リ、リリリ、リク?!我が主とあろうものがこんな時に何をやっている?!」

「こっちの…セリフだ…。簡単に操られるんじゃない…。」

「わ、私は…何を…」

「ふ…ふはは…ふはははははっ!まさかこんな方法でこの術が破られるとは…だが貴公はもう限界だろう?」

「っ…」

ドサ…

陸は地面に伏す。

「リク!ダメだ…死ぬな!」

「貴公から行かせてやる…聖剣レイ。」

「リク…そんな…」

オーデンは陸に聖剣を振り下ろす。

…ドンッ!

「なっ!カッ…ハァ…」

オーデンは吐血する。

「…レイの…名を…気安く…呼ぶな…。」

「リ…ク…」

陸は懐から優から預かった拳銃を抜きオーデンの胸を撃つ。

そして

「はぁ…はぁ…こんな終わり方は…不本意だが…僕のレイの名前を気安く呼んだ罰だ…眠れ…剣神…オーデン…。」

ドンッ!

陸の撃った銃弾はオーデンの頭を撃ち抜いた。

「リク!リク!死ぬな…リク!」

レイは必死に呼びかける。

ドォン!

「!」

部屋の入口が吹き飛ぶ。

「ふぅ…ようやくここまで来た…。」

「と、藤山優…」

「ん?そこにいるのは聖剣か?それに小宮…」

「た、頼む!リクを…」

「…状況はよく分からんが…了解した。」

陸の傷に手をかざす。

「エンジェルヒール…」

「だ、大丈夫なのか?」

「ああ…ミーシェの時は間に合わなかったが…これなら何とかなる。」

陸の傷がみるみる塞がっていく。

「っ…」

「リク…」

「レイ…僕は…」

「良かった…!」

レイは陸に抱きつく。

「君が死んだら…私は…!」

「心配かけて済まない。なんとか無事だ。」

「良かった…本当に…良かった…!」

「大丈夫か?小宮。」

「何とかね…君が回復してくれたんだろう?ありがとう。」

「別に…。それよりも先に進むぞ。」

「ああ…。」

「なかなかやりますね。」

「「「!」」」

暗がりから闇の波動が3人に迫る。

3人は反応に遅れる。

「レイ!」

陸はレイを庇うように抱き寄せる。

パアン!

しかし闇の波動は3人にたどり着く前に消えた。

「おや?私の邪魔をするのは誰ですか?」

長髪の男が現れる。

「まずはそっちから名乗ったらどうなの?って言ってもあなたの名前は知ってる。悪神ダーマ。」

「おや…久しいですね?魔神サラ…。」

いつの間にか現れたサラ。

「姉貴…」

「遅れてごめんなさいね。派手にやったから少し休んでいたのよ…。それよりも…悪神ダーマ。あなたの相手は私よ?さあ…かかってらっしゃい?」

「ふふふ…いいでしょう。相手にとって不足はありません…!」

陸と剣神の戦いから一転、2人の神の激闘が幕を開けた。

書かないと誤解する人がいそうなので言っておきます。

レイは女の子です。

証拠は「2章 50話  小宮&松山side   レイ」を読めばわかります。

どうでもいい報告でしたw

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