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第一章① 学校内のいつもの俺。

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第一章① 学校内のいつもの俺。

朝。1時間目が始まる前。

ここは、暁敵高校1年EXFクラス。今日も、俺は作者にクエストを出されないように願いながら席に座っていた。と、そこへ。

「よう架畑。今日も多分クエスト出るぞこれ」

「黙れKN」

この笑顔で俺に接してくれる男は、同クラスの親友、暇厄鷗。こいつも俺と同じ、作者権限のコマンド【クエスト追加】によって日々悩まされている。

作者ってのはムカつくなあ。

そして今気づいたのだが、担任の天的詐欺兎の周りに女子陣が形成されていた。

「そういえば鷗。なんか先生の周りに女子が集まってないか?」

「そりゃいつものことだろ」

「いや、そうじゃなくて、あれ見ろよ」

俺が目線で鷗の目線を誘導すると、その先には。

「……なんで剣が先生の周りの女子陣に入り込んでんだ」

「知らんがな」

合鍵剣。学校一天真爛漫な生徒として知られる。

耳を凝らしてよく聴いてみると。

『へぇ〜! 先生って、10年前は詐欺師だったんだ〜!』(剣)

『そうなんだよ。先生は、10歳の頃から詐欺に興味を持って、それから10年間、詐欺師として働いていたんだよ』(詐欺兎)

『なるほど! じゃ、私も詐欺師やってみようかな〜!』(剣)

何言ってんだお前!

『いいと思うよ』(詐欺兎)

おい担任!

『やったー!』(剣)

おいテメ

「架畑、何をそんなに怒り狂っているんだよ」

「怒り狂ってねぇよ!」

「架畑、何をそんなに真剣な眼差しで俺を見てるんだよ」

「真剣な眼差しじゃねぇよ! 後半は合ってるけど!」

「架畑、何をそんなに剣に求めているんだよ」

「求めてねぇよ! おいお前今変なこと考えただろ」

「別に」

と、そこへ、ツンデレちゃんがやってきた。

「なんだよツンデレちゃん」

ボカッ!

「架畑、お前バカか……。」

こいつは、箱葉荷笛。クラス一ツンデレな奴だから、「ツンデレちゃん」と呼ばれている。

「で、何だよ。なんか文句あんならさっさと帰れ」

ボカッ!

「で、何だ。」

「おい鷗俺を見捨てるなああああああ!」

「さっき、変なこと考えてたわよね」

「何の話しだ?」

「何の話だじゃねぇよ! さっきの話忘れたのかお前!」

「鷗が架畑に向かって『架畑、何をそんなに剣に求めているんだよ』って言ってたじゃない」

「言ってたっけ?」

「言ってただろうが!」

言ってないというのは所詮記憶喪失のバカ中のバカだろう。それか、厨二病患者。俺は普通に訊いてみた。

「鷗、お前って記憶喪失のバカ中のバカか厨二病患者、どっちだ」

「どっちでもねえよ」

「で、鷗。話に戻るけど、あんた、『変なこと』考えてたわよね? 白状しなさい。白状しないと冠上神先輩に言いつけるわよ」

「なんでここで冠上神先輩が出てくんの!?」

「鷗、立場逆転だな笑笑」

「架畑あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

読者の皆さん。主人公は俺、幻光架畑です。鷗は赤の他人ですね笑笑笑笑。

と、そこへ剣がやってくる。先生の話よりも鷗が気になったようだ。

「厄災、何をそんなに騒いでるの?」

「そもそもの原因はお前だろ!!」

「厄災っぽいね」

「厄災厄災言うな俺のことを!!」

このような言い争い(?)で1日が終わった。