第一章② ボタンってなんだろう
第一章② ボタンってなんだろう
その夜。
俺はいつものようにゲームをピコピコしていた。
・・・・・・・・・・・・
「帰ってきたな、我が故郷『地球』」
「さっきまで地球(別次元)にいたけどね」
そうだったんだ?
・・・・・・・・・・・・
こうやっていつもみたいにピコピコしていると。
(ピコン!)
なんかコントローラーが急に振動した。
次の瞬間ポッケの中に何か入ってることに気づく。
「何だこれ。ボタンか……?」
その物体(機械?)は、マッジでボタンでした。
またまた次の瞬間。
(ピッカ——————ン!!)
「おい何光ってんのおいざk」
「何だここ……?」
俺は目を覚ますと、見知らぬ大地にいた。そして、俺の目線の先には、でっかく
[地球聖剣(EHS)]
と書いてあった。
どゆこと??
不安ながら体を起こす。
目を何回も瞬きさせる。
だが確かに
[地球聖剣(EHS)]
と書かれているのだ。
ポッケにはもちろんと言うばかりにさっきの物体が。
「はああああ(深いため息)。マジで何なんだよ鷗……」
いや待てよ。このボタンを押せば、元の世界に戻れるかもしれない。
俺はボタンを押してみる。
「ぽちっ」
俺は空の上にいた。簡単に言うと、空から落ちていた。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
運悪く、俺が落ちようとしているところに担任が!
「先生助けてええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」
「何!? おっと」
先生のナイスキャッチで俺は助かった。
だが、これで一つわかったことがある。
このボタンを使えば、異世界(ゲーム内)と現実(現実)を行き来することができる、ということだ。
「うえぇ」
「何があったのか聞こうか?」
「いやいいです」
「とりあえず、休もう」
「は、はいゲボッ」
俺は今から作者を恨みます。
で、そのまた翌日のことなんだが……。
「よう架畑」
「俺、今日から作者恨む」
「ナニイッテンノカゼンゼンワカンナーイ」
ふざけてる場合じゃねぇよ。
俺は水筒の水を飲む。
今の気温は35度と非常に暑いので、熱中症には気をつけないとね!
昨日のことなんだが、一応担任には事情を全て話し、内密にしておいてくださいと言う前に「内密にしておくね」と言ってくれたので一応一安心だが、鷗やら剣やら荷笛やら冠上神先輩やら傾斜路先輩やらと情報収集にめっちゃ慣れてる勢に関して要注意だな。
「あ、そう言えば、昨日、お前、空から落ちてきただろ」
「ブ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」
なんで知ってんだよ! 荷笛に含んでいた水をかけてしまったじゃねぇか! どうなるか分かってん
ボコッ
「ゲボッ!?」
「ツンデレちゃんに水をぶっかけるとか失礼ね明日死んでもらうわ」
「俺を殺すな!」
「ドンマイ😉」
「お前が言ったからだろうが!」
それより、自分で自分のことを「ツンデレちゃん」と言う荷笛は初めてだな。昨日まであんなに怒ってたのに。
「荷笛、お前もこいつが空から落ちてくるの見たよな?」
「見たわ。あんなに物騒な人はじめてだから死んでもらった方がいいわね」
「お前の結論は死んでもらう以外ねぇのか!」
先生の他にも、二人目撃者がいたとは。このままでは学校中で噂されて、日本の都市伝説になるかもしれないぞやばいやばい。
「何の話してるの〜?」
お前まで入ってきたら厄介になるからやめろ剣。
「お前もこいつが空から落ちてくるも見たよな?」
「見た!」
見た! じゃねぇよ!
目撃者がもう一人いたとは……。
「なんか厄災より凄かったよ! なんか、『ブゴォォォォォォォォン』って感じだった!」
オノマトペ下手すぎだろコイツ。
帰宅後。
もちろん俺のポッケには、謎のボタン。
俺はボタンを机に置く。
「これ、マジで何だろう」
俺はボタンを回す。すると、後ろに何か書いてあるのに気づく。
「なになに?」
そこにはこう⬇︎書いてあった。
【転送ボタン】
ボタンだったわ。しかも転送だってよ。
俺は何が何だかわからなくなったので、もう寝た。