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【第5話】中世ヨーロッパの男娼館での営みを妄想シテみる(6)

【Bl】隣りの2人がイチャついている! — fujossy.jp · All chapters

【第5話】中世ヨーロッパの男娼館での営みを妄想シテみる(6)

「アリカはそんな頭悪いメスブタみたいな喋り方はしないの!」「メスブ…!? わ、悪かったな。どうせアタマ……」 文句をぶつけようと開いた口を、幾ヶ瀬の唇が覆う。「ううんっ……」 上唇と下唇の間を丹念に舐められ、有夏の肩から力が抜けるのが分かった。 幾ヶ瀬は唇を離そうとはしない。 舌先を使って有夏の上顎を内から撫で、それから彼の舌を自らの口中に引き入れると軽く歯をあてた。 抱き寄せた有夏の腰が震えているのを確認し、ようやく幾ヶ瀬は顔を離す。 目の前に見える耳が真っ赤だ。「アリカ、可愛い……」 耳たぶに指先を這わすと、たちまち双眸が潤みだす。「幾ヶ瀬ぇ……」「幾ヶ瀬じゃないよ。お客さ……うぅん、イクセさんでいいか。呼んでみて」 有夏の頭を抱き寄せるように近付けて、その耳元で繰り返す。「ほら、呼んで」「ヤだよ」「悪い子だね、客の望みを聞かないなんて」 言いながら幾ヶ瀬……いや、イクセの唇はニヤリと笑みを形作る。「有夏、ちょっとした遊びだって。言うこと聞いてくれたら、好きな物なんでも買ってあげるから、ね」 悪戯の相談でもするかのように小声で。有夏がチラリと彼を見やる。「ホントに何でも? すっごい高いやつでも……?」 背筋を這う快楽に押されたのか、それとも何でも買ってあげるに乗ったのか。「イクセさんっ!」 有夏、否──アリカの両の指が幾ヶ瀬の髪をかき回し、その耳元に唇を寄せる。「イクセさん、来てくれて嬉しい」 ふぅっと耳の穴に息を吹き込まれ、幾ヶ瀬がギュッと目を瞑る。 口元がだらしなく崩れていた。