第41話
第41話
タイムスリップしてから、十日が過ぎようとしていた。僕は、植物の知識のお陰でお城の人々から認めてもらえるようになり、講義を頼まれたり、山に一緒に入って、薬や食料になりそうなものを探す手伝いをしたりするようになっていた。そして、大磯守様とは、出会った日からずっと、毎晩共に過ごしていた。いつかは、お別れしなければならない。それなのに、僕は大磯守様のことをどんどん好きになっていた。僕以外の人のところには、行ってほしくない。そんな気持ちまで、抱くようになっていた。夜になり、食事とお風呂を済ませた後の二人きりの部屋。行灯の灯りが揺れる中、大磯守様は布団の上に胡坐をかいて僕を見ていた。 薄い着物姿のまま、すでに下だけは解放されていらっしゃる。「真雪。こちらに来い」「は、はい……」呼ばれて進み出ると、大磯守様は僕の髪を優しく、しかし逃がさないように撫でた。「……今夜はまず、口で奉仕せよ」「はい……」顔が熱くなる。 少し前に教えられるようになったこと。自分から進んでするのも、こうして求められるのも、恥ずかしい。「臆するな。膝をついて、わしの前に座れ」言われるままに大磯守様の足の間に膝をつく。 目の前には、すでに熱を帯びて堅くなったものが、そそり立っていた。 先端からはもう透明なものが滲み、甘い匂いが立ち上っている。「もっと近くに来い」「は、はい……」「こうするのは嫌か?」「い、嫌では……ないです……」顔を近づけ、恐る恐る鼻先を寄せる。 雄々しい、熱を帯びた匂いが深く肺に入ってきて、思わず目を伏せてしまった。「ふふ……良い顔だ。では、舌を出せ」言われるままに舌を出し、先端をぺろりと舐め上げる。 塩気のある味が広がると同時に、大磯守様の吐息が少し低くなった。