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第1008話 〈ライジェル〉周回してガンガンレベル上げ!

ゲーム世界転生〈ダン活〉~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を 〈はじめから〉プレイする~ — kakuyomu.jp · All chapters

第1008話 〈ライジェル〉周回してガンガンレベル上げ!

〈ライジェル〉の初撃破に成功。宝箱は〈銀箱〉だった。1個だ。うむ。

おかしい、先ほどからエリアボスとフィールドボスの宝箱で〈金箱〉が来ない。

だがそろそろ来るだろう。来るだろうと思う。

やはりタンクのトモヨのLVが甘いな。ここでもうちょっと育てないとこれ以上奥に進むのは厳しいだろう。

「ここでレベル上げをしよう!」

〈ライジェル〉で周回だ。

俺が取りだした〈フルート〉を見て女性陣がざわめく。

「〈フルート〉の出番だね!」

「〈フルート〉綺麗なのです!」

「はい。とても綺麗です。これだけでも芸術品として価値があると思います」

「美しいわね」

トモヨ、ルル、シェリア、タバサ先輩が〈フルート〉を見て絶賛する。

いや、見た目じゃなくて性能な。性能を絶賛してほしい俺氏です。

「誰が吹く? 吹いてみたい人~」

この〈フルート〉の効果はすでにみんなに伝えてある。

誰が吹いても良しだ。

「あい! ルル、吹いてみたいのです!」

「ルルが吹くのでしたら私も」

「ん!」

「私も興味あるわね」

「私も是非お願いします」

「私も私も!」

「では僕も便乗するよ」

立候補はルル、シェリア、カルア、タバサ先輩、アイギス、トモヨ、ニーコから上がった。

「って多いな!」

「またクジ引きなのです?」

「ふっふっふ、そこは安心してほしい。もう1本ある」

「すごいのです!? さすがゼフィルスお兄様なのです!」

ふはははは!

左手に1本、そして右手にももう1本取り出すと、ルルのお目々がまん丸になった。

そして次に尊敬するキラキラした目になる。俺はすごく気持ちが良くなった。

「これ1本で5回まで使えるぞ」

「10回吹けるのだから1人1回ずつ、と言いたいけれど、そういうわけにもいかないわね……」

「あ~、男子が2人いるしな」

シエラから提案が上がるが、まあ〈笛〉だからな。デリケートな問題だ。

〈フルート〉が2本しかないので男子陣は辞退。

ということで女子が1回ずつ吹くことになり。

残り2回はルルとニーコが吹くことになった。

早速吹いてボスを呼んでみる。

「では一番、ルル。行くのです! すぅ――ピーーー!」

「ああ、癒されました」

「和んだな」

ルルが元気良く〈フルート〉を吹くシーンでシェリアと一緒に和んだ。

うむ。良き。

ちなみにこの〈フルート〉、素人でもちゃんと音は鳴るが、ホイッスル音しか流れない仕様だ。なぜこの仕様になったのかは不明。

ボスは。お、ちゃんと出たな。偉い偉い。

少し離れた地面に円形のエフェクトが現れると、レアボスと同じようにエリアボスがポップした。

ということで周回開始だ!

「ギャアア!?」

そして終了。

断末魔を叫んでエフェクトに沈む〈ライジェル〉。

宝箱は? 〈木箱〉? 次行ってみよ~!

また〈フルート〉を吹くと〈ライジェル〉が呼び出される。

そして倒す。

「レベルがまた上がったよ!?」

「やったなトモヨ! この調子でどんどんレベル上げだ!」

「うん!」

その後も順調に〈ライジェル〉を撃破していき、追加で7回の〈ライジェル〉をリポップ。撃破に成功した。残念ながら希少ボスこそリポップしなかったものの、希少ボスは〈ライジェル〉より経験値が少ないので喜ぶべきかは悩ましい所である。

ちなみに外れたのはニーコが2回、シェリアが1回。

「邪念でも入ったか?」

「し、失礼だよ勇者君? 僕は曇り無きまっさらな心で吹いたさ。リポップしなかったのは所詮確率の問題だよ」

「そうです。邪念なんてありませんよ?」

2人はこのように供述していたが、真実かは定かでは無い。

そしてLVだが、トモヨが7まで上がった。

おお、早い!

セレスタンもLVは7だ。タバサ先輩やニーコなんて18まで上がったそうではしゃいでいたな。

この調子でドンドン行こうと思う。

今日はこの辺にして〈転移水晶〉×2個で帰還する。

俺はその足で〈爆師〉ギルドのレンカ先輩を訪ねた。

目的はもちろん〈フルート〉の回復だ。

「というわけで早速持って来ました!」

「早っ! ゼフィルス君早っ! これ昨日回復したばっかりなんだけど?」

「いつも通りだからね。仕方なかったんだ」

「いったい何をやってんのさ」

そうぼやきつつ、レンカ先輩は『上級魔具回数回復』を使うとたくさん経験値がもらえるのでテキパキやる。

もちろん素材はこっち持ちだ。この日のためにたくさん用意したぜ?

「あ、そうだ。他のギルドからも早速依頼が来たんだけど、ゼフィルス君宣伝とかした?」

「いんや? だが噂は広まるものだろ? そっちのギルドメンバーが宣伝とかしたんじゃないか?」

「そうかな? そうかも。うん。それで依頼が来たんだよ。上級アイテムの回数回復の依頼が」

「おお~それはめでたい。おめでとう!」

「ありがとね。でもそうじゃなくてね? このままだとさうちのギルド、本当にアイテムの回数回復のお店と認識されちゃいそうなんだよね。うちのギルド、〈爆師〉ギルドなのに!」

「あ、回数回復に使う素材、ここにおいとくな~」

「そこ、スルーしない!」

それは仕方ないことなのだよ、うむ。

〈上級転職チケット〉の対価として受け入れてほしい。

まあレベルが上がるまでの辛抱だな。

その後にも色々レンカ先輩と楽しいコミュニケーションを取りつつ〈フルート〉2本を回復してもらい、帰路に着いたのだった。

ちなみに期待していた〈ライジェル〉の恐竜肉は、普通に美味かった。〈お肉ブラスター〉で焼いただけで普通に美味しい恐竜肉だ。

〈丘陵の恐竜ダンジョン〉の恐竜肉と比べても遜色ない。

……だから中級の恐竜肉と値段が変わらなかったのかな?

あと、皮膜もそこそこドロップした。

これ、そういえばあの上級ぬいぐるみレシピで使う素材だった気がする。

皮膜は持って行かれてしまった。

翌日。

今日も朝から楽しいレベル上げだ。

昨日の続きなのでメンバーも同じ。

〈転移水晶〉で昨日登録しておいた43層の地点に転移して、早速エリアボス探しをする。

ユーリ先輩に追いつく前に仲間のレベルは上げておきたいからな。

「ん! ゼフィルス、発見した」

「お! ずいぶん早かったな。運が良い。じゃ、始めようか」

自然リポップの〈ライジェル〉を探そうとしたら、2個目の〈霧払い玉〉を使ったところでカルアが察知してきた。

運が良いぜ。

ということで狩った。むっちゃ狩った。

〈フルート〉を吹いて8回呼び出しに成功して狩った。今日は運が良いぜ。

ちなみに今日の2回を外したのは、ニーコとシェリアだった。

どういうことだろう? やはり邪念か? 2人は否定していたが。

結局昨日と合わせて17回狩れた。〈木箱〉は7回、〈銀箱〉が5回、〈金箱〉が5回という中々の成果だ。

ふはははは! 〈金箱〉が5個だ! ふははははは!

中身は恐竜肉を使った料理系のレシピ、〈金箱〉産だからむっちゃ効果高いやつが1つ、〈上級料理セット〉が1つ、〈上級転職チケット〉が2枚、そして最後に高級そうな白い手袋がドロップした。

この手袋、あれですね執事なんかが手に着けている感じのあの手袋ですね。

手先が器用になるだけじゃなくなぜか攻撃力がむっちゃ高いあれですよ。

その名も〈高級 軍拳 ( いくさのこぶし ) 手袋 ( てぶくろ ) 〉という。名前がやや物騒な手袋だ。これはセレスタンに渡しておいた。今後もボス戦で活躍してほしい。

「ありがとうございますゼフィルス様。使わせていただきます」

「おう。遠慮無く使ってくれ」

すぐにその場で装備を換装するセレスタン。でも変わったのかよく分からない見た目だなぁ。そういえばセレスタンの執事服もいつの間にか上級装備になっていたが、下級の時の執事服と見た目の違いが分からない。いつチェンジしたんだろうか?

「これでより一層の活躍ができます」

こうしてセレスタンがパワーアップ(?)した。

LVもトモヨとセレスタンは11に上がった。早い早い。

狩りも終わったのでアイギスに〈イブキ〉を取りだしてもらい先へと進むと。

53層を通過し、54層で霧が晴れているところを発見。

ユーリ先輩が近いな。

そのまま〈イブキ〉で探索していると。

「ん。居たかも」

「ああ。こっちも『直感』に来たぜ。こりゃ徘徊型と戦ってるな」

カルアと俺の『直感』にビビッと来た。

〈キングアブソリュート〉発見。