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第1745話 ベスト16のギルド!第5回戦の組み合わせ発表!

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第1745話 ベスト16のギルド!第5回戦の組み合わせ発表!

ここは第一アリーナ実況席、第4回戦が終わったところでキャスが叫んだ。

「さあーーーついに決まったーー! 180のギルドから選ばれた、第5回戦に出場する16のギルドが、今ここに決定したーーーー!!」

「最後の試合も手に汗握りました。他のアリーナでも試合が終わったところのはずです。いったいどのギルドが勝ち残ってきたのでしょうか」

「私の輪でもさすがに全てのアリーナの結果は分からないわ。とても楽しみね」

〈SSランクギルドカップ〉3日目もユミキは実況席ゲストとして参加中。

第4回戦が終わりを告げたことで会場はもうクライマックスなの? と言わんばかりの熱狂に包まれていた。なにせベスト16が決まった。ここからが本番なのだ。

「! キターーーー!! 今、この実況席に情報が届いたぞーー!」

「各アリーナでの勝者が決まり、モニターに映すそうです。会場のみなさま、どうぞお近くのスクリーンを見てください、表示されますよ――」

「せーの、ドン!」

「なんでゲストのユミキさんが合図しちゃってるのかな!? それ本職の私たちの仕事ーーー!」

「こ、こほん。モニターに出ました。こちらが上位16ギルドです。――おお、これは!」

合図を出すはずのキャスを差し置き、ユミキが「ドン!」するトラブル(?)もあったが、上位16ギルドがモニターに表示された。

モニターには、16の名とギルドエンブレムが連なっていたのだ。

「上から読み上げるわね」

「え!? また私の仕事ーー!?」

「シードから5回戦に出場するのはSランクギルド、〈エデン〉〈ギルバドヨッシャー〉〈千剣フラカル〉〈百鬼夜行〉、Aランクギルド〈ミーティア〉の5ギルド。そして、第4回戦で勝ち上がって来た11のギルド、合計16ギルドが――」

「待ってユミキさん! 私! ここからは私に説明させて! お願いします! お願いしますから!」

「……そうね。いいわよキャスさん」

「ユミキさん……!」

「な、なぜかキャスさんが大きな借りを作ったように見えたのですが、いえ、きっと気のせいでしょう」

「こほん。ではここからは私、キャスが実況させてもらうよーー! 勝ち上がって来た11のギルド――Aランクからは7ギルド! そしてBランクから4ギルドが勝ち上がって来たーーー!! Aランクギルド、意地を見せつけるーーー!! 初戦〈エデン〉と当たり惜しくも敗退してしまった〈サクセスブレーン〉以外、全てのAランクギルドが勝ち上がって来ているーーーー!!」

「〈獣王ガルタイガ〉〈集え・テイマーサモナー〉〈カオスアビス〉〈世界の熊〉〈筋肉は最強だ〉〈氷の城塞〉〈天下一パイレーツ〉。さすがは学園が誇るAランクギルドね」

「続いてはBランクギルド! むしろここが本命?? 無類の強さを誇るSランクギルドやAランクギルドが名を連ねる〈SSランクギルドカップ〉で驚異の5回戦まで勝ち進んだ4つのBランクギルド!」

「いやぁ、凄まじいですね。Cランクギルドは残念ながら全て敗退してしまいましたが、ここまで勝ち上がって来たこの4つのBランクギルドこそ、現在Bランクギルドでトップクラス、もっともAランクギルドに近い存在と言えるでしょう」

「まさに! まずはここ、元Aランクギルドにしてエルフオンリーギルド〈新緑の里〉!」

「1月まではAランクギルドに君臨していましたからね。Bランクギルドの中でも最もAランクギルドに近い力を持っていると言えるでしょう」

「果たして第5回戦の台風の目となるか、ね」

「続いては、まさかこのギルドが勝ち上がってくるとは誰が予想したでしょうか! 別名フードファイターズ! ぽっちゃり系集団のおわす大食漢ギルド――〈中毒メシ満腹中〉ーーーー!!」

「ここは凄いですよ。ついこの間まで〈生徒会〉の副生産隊長であったミリアスさん。あの方の六段階目ツリーで作られた究極料理を食べた『美味い砲』は、多くのギルドを蹴散らしてきました。本人たちはまだ六段階目ツリーに至っていないはずなのに、すでに六段階目ツリー並の力を使っているのです」

「まさに意外なギルドの台頭ね。〈中毒メシ満腹中〉が勝ち上がってくるなんて誰が予想したかしら。ちなみに私は予想していたわ」

「さり気なく自分を持ち上げるユミキさんに脱帽! では続いて3ギルド目! お次はここだ! いくら撃たれてもへこたれない。全てを撃ち返し、打ち勝つ射撃の覇者となるか!? ――〈弓聖手〉だーーー!!」

「〈弓聖手〉と言えば〈 弓聖手 ( きゅうせいしゅ ) に救世主はいない事件〉で一躍有名になったわね」

「あれは思い出させないであげてくれるかな!? 未だにあの試合開始から退場までの 記録 ( レコード ) 、塗り替えられてないんだから!」

「ですが彼女たちは強くなりました。ここまで勝ち上がっていることこそが彼女たちの実力の証左でしょう。どこまで勝ち進めることができるのか、見守りたいですね」

「そして最後! ルーキーギルドがここまで勝ち上がって来た! 今話題の【天使】ギルド! ――〈天使の聖剣〉ギルドだーーー!」

「ここは新進気鋭ですよ。ギルドの半数以上、約20人が【天使】職という、超強力なギルドです。今年の〈転職制度〉を利用したばかりでまだLVに難があるそうですが、Bランクギルドにまで駆け上がっていることからもそのポテンシャルの高さが伺えますね」

「以上16のギルドが第5試合出場よ」

「なんか最後持っていかれたーーーーーー!?」

第5試合出場者を解説し終わった直後、最後を持っていくユミキがさすが。

「しかし、以前Aランクギルドに所属していたこともあった〈ハンマーバトルロイヤル〉が途中敗退したのは意外でした」

「相手が〈エデン〉だったものね。なぜかその前に赤点所持者がいっぱい出てボロボロになってたけれど」

「〈エデン〉って名のあるところにしか当たらないのかな!? 結構波乱の組み合わせだよね!」

「ええ。5回戦の〈エデン〉の対戦相手も、とても気になるところだわ。15分の1よ」

「怖い確率ですね。低くもなく高くもない」

「おっと、ここで組み合わせのシャッフルタイムが行なわれるようです」

この〈SSランクギルドカップ〉の組み合わせはシャッフル式、その試合ごとに組み合わせがシャッフルされて決まる。

スティーブンの台詞のあと、スクリーンでは16のエンブレムがシャッフルされ、組み合わせが早々に決まる。それがこちらだ。

第5回戦、ベスト16の組み合わせ。

〈エデン〉対〈集え・テイマーサモナー〉

〈カオスアビス〉対〈世界の熊〉

〈ミーティア〉対〈氷の城塞〉

〈百鬼夜行〉対〈弓聖手〉

〈ギルバドヨッシャー〉対〈天下一パイレーツ〉

〈千剣フラカル〉対〈新緑の里〉

〈獣王ガルタイガ〉対〈天使の聖剣〉

〈筋肉は最強だ〉対〈中毒メシ満腹中〉

「決まったーーー! 8つの組み合わせが今出揃ったーー!」

「1つ目は――〈エデン〉対〈集え・テイマーサモナー〉! またもかなりの好カードね」

「2つ目の〈カオスアビス〉対〈世界の熊〉も注目です。ここは兄弟ギルド、まさかの展開に観客席にどよめきが広がっております」

「〈天下一パイレーツ〉が〈ギルバドヨッシャー〉と当たってる!? ここって確か先日まで耐久20戦連続〈決闘戦〉をしていた仲な気がしたがーー!? 手の内は知り尽くしているか!? 結果は如何にーーー!?」

「それね。ちなみに20戦連続〈ギルバドヨッシャー〉の勝ちだったそうよ」

「これは勝負の行方が決まってしまったかーーー!?」

「観客席に居る〈天下一パイレーツ〉のみなさんが茫然としています。かなりの衝撃だったようです」

先程までは「優勝狙い、サターンたち居なくても問題無い!」と燃えていた〈天下一パイレーツ〉だったが、今では静かなものだ。

〈天下一パイレーツ〉は以前、〈エデン〉攻略のために〈ギルバドヨッシャー〉へ協力を仰いだことで20戦〈決闘戦〉をすることになった。そして全て負けていた。

〈天下一パイレーツ〉の勢いが失速してむしろマイナスになるまで数秒もかからなかった。

「えー、注目のBランクギルドはいずれもAランクギルド以上と当たってしまったようだーー!」

「これは興味深いカードばかりです。残りのSランクギルド、〈百鬼夜行〉と〈千剣フラカル〉がどこと当たるのかと注目していましたが、〈弓聖手〉と〈新緑の里〉とは……。いずれもかなり強いギルドですが、Bランクギルドです。勝つのは難しいでしょうか」

「残りのBランクギルド、〈天使の聖剣〉と〈中毒メシ満腹中〉は〈獣王ガルタイガ〉と〈筋肉は最強だ〉ね。特に〈筋肉は最強だ〉対〈中毒メシ満腹中〉の試合が注目だわ。どちらもその体格を活かした(?)ギルド。筋肉対ぽっちゃり系、いったいどちらが勝つのか、その戦法でも注目したいわね」

「さあさあ、盛り上がって参りましたーーーー! ここからは第一アリーナから第四アリーナを使い、2試合ずつ対戦が組まれます! ここ第一アリーナでやる組み合わせは―――〈エデン〉対〈集え・テイマーサモナー〉と、〈ギルバドヨッシャー〉対〈天下一パイレーツ〉だーーーーー!」