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第2079話 2回戦からはルール変更!実況席も盛り上がる!

ゲーム世界転生〈ダン活〉~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を 〈はじめから〉プレイする~ — kakuyomu.jp · All chapters

第2079話 2回戦からはルール変更!実況席も盛り上がる!

とても楽しい時間というものは瞬く間に過ぎていくもので、もうクラス対抗戦も3日目だ。

この2日間、どこも白熱していて楽しかったよ!

俺も新しいクラス対抗戦に夢中で、第一試合の後はずっと朝から晩まで試合を見てた。

フェンラたち1年生の試合を見に第五アリーナにも行ったんだ。

うちの〈エースシャングリラ〉のメンバーは最上級ダンジョンに入ダンするところまでは行ったんだが、レイドボス戦の経験はない。

果たしてどうなるか心配だったが、フェンラたちはしっかり術者に狙いを定め、無事撃破していたよ。

2年生のノーアたちの試合ももちろん見に行ったぞ。

だが、そこはもうなんというか、すさまじかった。

俺たち3年生もそうだが、2年生も〈1組〉はレイドボスを召喚できるコストが無い。

故にレイドボスの召喚盤集め自体を放棄して、いきなり拠点攻めに繰り出したんだ。近場にあった拠点のクラスはドンマイである。

そうしてレイドボスが召喚される前に2クラスが陥落、その後レイドボスを召喚されるも、術者ごとレイドボスを倒して3拠点を追加で陥落させて試合終了した。

ちなみに1拠点は別のクラスが討ち取っていた。

それでも試合時間は30分ほど。かなりの早いペースで撃破していたな。

他のクラスの試合も、後半になればなるほど練り込まれて、2日目の夜に行なわれた第一回戦なんか、かなり洗練されてたよ。術者をどう隠すのか、どう守るのかを念頭に作戦が組まれている感じだったな。

「さあ、そしていよいよ今日から第二回戦だ! もうわくわくが止まらねぇぜ!」

「ちょっと止まりなさいゼフィルス。それとも、強制的に止めようかしら?」

「シエラ、それだけはご勘弁を……!」

はしゃいでアリーナに駆けだしそうになる俺の脇腹をシエラが指を向け狙いを定めていたんだ。それだけでちょっと落ち着いてくる俺。なんかシエラに訓練されてない??

「第二回戦からは少しルール変更があるのよね?」

「はい。第一回戦の結果を踏まえ、微調整が組まれているとのことですよ」

ラナが振れば、にこやかに頷いたエステルが同意する。

「1年生の試合はレイドボスの召喚盤を設置しないようにするみたいですわよ。上級ボスの召喚盤までがレンタルできる、とのことですわ」

「そして、その余ったレイドボスの召喚盤は3年生の試合に使われると聞いたわ。つまり第一試合の倍の数になるということよね?」

「だな。フィールドに置かれた召喚盤の数は実に18個! 第一試合の時のように最初に召喚盤集めをするか、それとも2年生の試合のように最初から速攻を繰り出すか、悩ましいところだな!」

そう、第二回戦からはルールが微修正されて3年生のレイドボスの召喚盤が倍に増えることになっている。

俺たちがしたみたいに、探知持ちがレイドボスの召喚盤を見つけて独占するという手が最も有効になってしまうためだ。

いくらコストを大量に持っていても、召喚盤が無くては戦力になりえないからな。

これだけのレイドボスの召喚盤がばらまかれていれば、探知を持たなくても1つどころか2つ3つレイドボスの召喚盤を持つクラスも出てくる。

レイドボスは最大で5体までしか出せないため、探知使いとも拮抗できるという考えなのだろう。

複数のレイドボスが運用できれば、作戦の幅がグッと広くなるからな。

とはいえ、複数召喚できるかはコストと運次第だが。

それともう1つ。

「加えて、5日目に用意されている対抗戦も非常に楽しみなところだ」

「ハンディが見直されたことで実現した―― 学年 ( ・・ ) 対抗戦ですわね」

そう、学年対抗戦。

つまり1年生対2年生対3年生の対戦だ。

これが5日目、各試合で勝利して登ってきた4クラスずつ、計12クラスの学年対抗戦が予定されているのだ。

リーナの言った通り、今までは3年生と1年生で実力に差がありすぎて実現できなかったが、今年はコストが見直され、レイドボスという3年生でも手こずること間違い無しのイレギュラーが存在する。

しかも、その時にフィールドにばらまかれるレイドボスの召喚盤の数は――64個フル!

まず間違いなく怪獣大決戦が想定されている。

1年生はレイドボスをどれだけ駆使できるかが肝だな。

そして、3年生はそんなレイドボスを打ち破れるのかが焦点になるだろう。

2年生はLV100持ちもいるしレイドボスまで召喚できるのだからマジ厄介。

そんな学年対抗戦が、今年から開催されることが決まったのだからマジ凄い。

絶対上位4位に、否! 上位1位に君臨して3年生代表の座を掴んでやるぜ!

ふはははははは!

「見て見てフィナちゃん。ご主人様が燃えてるよ!」

「はい。燃え燃えですね」

「私たちもやるよ! ご主人様に良いところを見せるのよ!」

「おおー」

◇

「さあ、始まります第二回戦! 第一試合! 今回も出場クラスには、最強無敵の3年生、〈1組〉が出場しているぞーーーー!!」

――――わああああああああ!!

「果たして今回はどんな試合になるのか、注目したいところですね」

ここは実況席。

相変わらずの大熱狂の中、キャスとスティーブン、そしてゲストのユミキが3日連続で第一アリーナの試合をお届けしていた。

「〈1組〉の1位抜けね」

「だからユミキさん、それ最初に言っちゃダメだってーーーー!?」

「もうユミキさんの持ちネタになってますね。助かってます」

「では話を進めるけれど、第二回戦からは少しルールの仕様が変わるわ」

「ちょっと待って! ゲストさんがメインキャスター務めちゃダメーー!? それ私の仕事ーーーー!!」

「ユミキさん、今日は朝から絶好調のご様子ですね」

キャス、メインキャスターの座を奪われる悲劇。

ユミキがマイペースでルールを解説していた。

おかげで3年生の試合はレイドボスの召喚盤が倍になるという話が浸透する。

「さて、場が温まってきたところで、そろそろ試合開始の時間ね」

「奪われる! 私のお仕事が全部奪われちゃうよスティーブン君!?」

「頑張ってくださいキャスさん。はい、こちらが資料ですよ」

「さっすがスティーブン君! それじゃあ第二回戦、第一試合の出場者を改めて発表するよー! 今回の出場者はこれだー! 〈1組〉〈18組〉〈33組〉〈54組〉〈159組〉〈201組〉〈219組〉〈223組〉ーー! なんと〈200組台〉が3クラスも第二回戦に進出しているよーーーー!!」

―――――おおおおおおおおおお!

「あら、流れが変わったわね」

「これぞ学園が起こしたコストハンディの成果! 〈200組台〉でもクラス対抗戦では生き残ること、勝ち進むことは十分可能だと証明されたようなものだーー!」

―――――うおおおおおおおおおお!!!!

「会場は熱狂に包まれていますね。レイドボスの召喚盤と高いコストが与えられた〈200組台〉がこうして生き残っているのはすごいことですよ」

「せっかくだから、それぞれの戦果も見ていこうかしら。まず〈201組〉と〈223組〉だけど、ここは第一回戦の第四 試合 ( ブロック ) 通過者ね。お互いが組んで堂々の1位2位通過を決めたクラスよ」

「すごい!」

「はい、とてもすごいですね。〈200組台〉は最初からレイドボスの召喚盤が1つレンタルできます。ですが1つでは防衛と攻勢、どちらかしかできず、やられてしまったクラスは多かったです」

「でもここは、2クラスがお互いをカバーすることで、攻めと守りを両立。最終的にはレイドボスの召喚盤を3枚ずつ所持して圧倒的大差で勝ったクラスよ」

「こういう勝ち方もあるというのが夢いっぱいだよね! この新ルールにどこよりも早く適応したクラスとして今大注目されているよ!」

「そして〈219組〉は、第一回戦、第一 試合 ( ブロック ) から通過してきたクラスよ。他のクラスをほとんど〈1組〉が蹂躙して生き残っての通過ね。ちなみに試合終了時の点数は、8点よ」

「ま、まあそういうこともあるよ!」

「はい。強いところから狙われないというのも立派な戦術です。〈219組〉は今回も最初からレイドボスの召喚盤をレンタルできますからね。しかも落ちている召喚盤は〈200組台〉が持つ3個を除いて15個です。十分2体以上のレイドボスを召喚できる可能性があります」

「そこからが本番ね。そしてやはり大注目は――〈1組〉よ」

「第一回戦の点数は驚異の13,533点! レイドボスも3体倒しての堂々の1位通過を果たしているよ!」

「点数も学年で最も高かったですからね。今年のレコードも狙っているのでしょうか?」

「あら、フィールドが変わって各クラス拠点に転移したわね。カウントダウンの始まりよ」

上空スクリーンにはカウントダウンが開始され、少し慌ただしくも学生たちが準備する様子が各種モニターに映しだされる。

準備完了。

カウントダウンがゼロになり、ブザーがなると、第二回戦が始まった。

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あとがき失礼いたします。お知らせです。

コミカライズが昨日更新されました!

31話は〈バトルウルフ(第二形態)〉戦の後半戦! 1ページ目はカラーですよ!

そして周回されてしまったバルフはついに……。

あの勇ましくかっこよかったバルフがクゥーンするまでを、どうか読んでみてください。

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