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第2080話 第二回戦ではドラマが多発!?ダイジェスト!

ゲーム世界転生〈ダン活〉~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を 〈はじめから〉プレイする~ — kakuyomu.jp · All chapters

第2080話 第二回戦ではドラマが多発!?ダイジェスト!

「いやー第二回戦も楽しかった!」

「燃える展開だったわね!」

第二回戦が終わったのに、超が付くほど心がアゲアゲ状態になったまま戻らない。

それほど第二回戦は楽しかったんだ。

驚いたのは〈201組〉〈219組〉〈223組〉、なんと200組台が3クラスも勝ち上がってきていることだった。

学園が巻き起こした、コスト大増加とレイドボスの合わせ技は確実にクラスの戦力差を埋めていると実感したね。

組数が大きいクラスにもチャンスはある!

この結果を見て、学園中の学生たちが燃えているのが手に取るように分かったよ。

〈201組〉〈219組〉〈223組〉、おそらく手ごわい相手になるだろう。

そんなことを肌で感じ取っていた俺は、まず〈1組〉拠点の近くにある〈219組〉の拠点へ狙いを定めたんだ。

結果から言えば、圧勝だった。

〈219組〉が最初に選んだのは〈フェアリークイーン〉。

それで防衛を強化し、まずはフィールドに落ちている召喚盤を確保して召喚できるレイドボスを増やそうという作戦だったのだろう。拠点の周りに飛ぶ300体ものフェアリーたちを見たらなかなか拠点凸したいとは思わないだろうからな。普通はな!

そこへ〈1組〉がドーンとまっすぐ〈219組〉の拠点へ突っ込んだのだ。

第一回戦を見て、レイドボス単体が相手であれば、10人居れば倒せるという計算の下、ロゼッタに〈スプールルート〉を出撃してもらって一気に突っ込んだんだよ。

第二回戦のフィールドは第一回戦のヘカトン小山のような防衛に適した拠点では無かったので、守りが手薄なところにドーン。

そしたら〈フェアリークイーン〉を狩る前になんと拠点が落っこちてしまったんだ。

俺たちもあれには焦ったよ。

『城特効』があるとはいえびっくりするくらい簡単に拠点が落ちてしまったからな。

〈フェアリークイーン〉のポイントを取り損ねたんだ。なんてことだ……!

そこから〈1組〉は例の〈 猫 ( ニャウ ) ジング〉を使い召喚盤を集めた。

さすがの〈1組〉もレイドボスがそう何体も使われたらどうなるか分からないからな。万全を期したんだ。

途中〈33組〉と〈54組〉が落ちている召喚盤を取り合ってバトルしているところ見つけたので、「俺も入れてー!」と突っ込んだりもした。

そしたらなんか召喚盤をどうぞどうぞして蜘蛛の子を散らすように逃げていってな、あっさり召喚盤をゲット。そこで終わればよかったのかもしれないんだが、その時はラナが一緒でな。

「ここは任せてゼフィルス! ゼフィルス流に言うのなら、聖女からは逃げられないのよ! 『大聖光の無限宝剣』!」

と逃げる背中にドーンしちゃったんだよ。

〈33組〉が2名ほどぎりぎりのところで防いだり耐えたりしたが、〈54組〉は全滅してた。なお、その後生き残った2名も『神の天誅』で――。あれは悲しい事件だった。

あとラナ「聖女からは逃げられない」なんて言葉は無いからな? 逃げられなかったけどさ。

その後、〈1組〉が〈33組〉と〈54組〉の拠点を強襲して陥落しているうちに他でも動きがあり、なんと〈201組〉と〈223組〉のコンビが〈159組〉を陥落させて召喚盤を奪ったというのだから素晴らしい。

〈201組〉と〈223組〉は力を増し、なんとレイドボスを計6体も揃えてきたのだ。

3体ずつだな。

そしてこれに戦慄した〈18組〉は共闘を持ち掛けたんだ。俺たち〈1組〉に!

これが実は結構嬉しかったりした。なにせ、2年生の時とか、全くそういうことなくてみんな敵だったもんね。

まさかの共闘の打診だよ。リーナとセレスタンにも相談し、〈1組〉はこれを受諾。なんと〈1組〉〈18組〉VS〈201組〉〈223組〉という、去年まではあり得ないほどの戦力差の図式が完成したんだ!

レイドボスという切り札が無ければ成立していたかも怪しいね。

ちなみに〈18組〉は六段階目ツリー開放者の学生がいない代わりにコスト2500持ちで、どんなレイドボスでも1体までなら召喚できたはずだったのだが、他に上級ボス、〈音速ロック鳥〉を2体召喚していてコストを300支払い2200持ち。なのに手に入れた召喚盤が2250の〈 熾天使 ( してんし ) ・セラフィム〉のみだったのだから救われない。

そう、〈18組〉はレイドボスを召喚できていなかったのだ。

最終的に〈18組〉の〈 熾天使 ( してんし ) ・セラフィムの召喚盤〉と、〈1組〉が持つコスト2150〈座天使・ソロネ〉の召喚盤とチェンジしてあげて、〈18組〉も無事レイドボスを召喚。

〈1組〉と協力して一気に〈201組〉拠点へ攻めに出たのだ。

共闘。

長らく〈1組〉が体験してなかった、なんとも新鮮な響き!

これは中々熱い展開じゃなかろうか!?

〈201組〉はレイドボスを3体出して抵抗してきた。

すぐに〈223組〉もレイドボス3体を全出撃させて援護してくる。

レイドボスが7体も絡む、すさまじい展開に発展したんだ!

まずやられたのは〈18組〉の〈ソロネ〉。

あれには「え?」ってなった。

おそらく〈201組〉と〈223組〉は、レイドボスさえ倒せば勝ち筋はある。そう考えていたのだと思われる。すごくクールだ。

なんで〈200組台〉に所属しているんだろう? こういう人材の発掘こそ、クラス対抗戦の目的だな。

これに慌てたのは〈18組〉。

なにせ、自分たちの切り札と思っていたレイドボスが、他のレイドボス6体に囲まれてボコられ、簡単にやられてしまったのだから無理もない。

〈1組〉も〈18組〉の歩調に合わせていたのがいけなかったな。久しぶりの共闘で、少しはしゃぎすぎてしまったんだ。〈1組〉が本気で動けば、〈18組〉も追いついてこられないだろうから共闘にならないと思っていたのかもしれない。

ここからは〈1組〉も声を出し、というか〈18組〉にもじゃんじゃん指示を送って当たった。

〈18組〉は全てのクラスメイトが上級職。さらに〈音速ロック鳥〉を2体も所持しているんだ。確かにレイドボスが6体は脅威だが、術者を狙えば全然勝てる。

シエラとフィナ、ラクリッテとリカのタンク組がレイドボスたちを抑えると、術者を狙って〈18組〉が〈音速ロック鳥〉を操って襲撃し、見事に拠点の屋上から指示を出していた〈201組〉の術者を1人撃破したのだからなかなかやる。

上級モンスターでも、上手く操ればレイドボス撃破の 立役者 ( たてやくしゃ ) にできると広く知らしめることに成功したんだ。

これで〈18組〉も自信が付いたみたいで、一気に攻勢をかけた。

〈201組〉も〈223組〉も、上級職が1人も居ないクラスなので、さすがに本気になった〈18組〉を止めるにはアシストモンスターがいないと不可能だ。

ここで上級ボスの〈カマクラ〉や〈クジャ〉が出てきた。ちなみに〈クジャ〉は 上級下位 ( ジョーカー ) ランク1の最奥ボスだ。風起こしの怪獣である。

〈159組〉のレンタル召喚盤を奪ったらしいからな。あとは自前のものかな?

正直、かなり楽しかったよ。

コストが潤沢にある〈200組台〉だからこそできる戦法だな。

そこを〈1組〉が正面から戦ったんだ。がっつり楽しみながら1体、また1体と倒し、タンクの回復を密にしながら時間を掛けてレイドボスも3体倒した。上級ボスは10体以上だ。

大勢は決したかに思われたが、ここで〈223組〉が最後の賭けに出たんだ。

自身が持つ最後のレイドボス、〈バトルウルフ(最終形態)〉を操り、なんと〈18組〉拠点を目指したのである。

試合を通過するのは2クラス。

〈18組〉を陥落できれば、〈201組〉か〈223組〉、どちらかが二回戦を通過できるだろう。そして、現在攻められているのは〈201組〉。

もし〈18組〉を陥落できれば、〈223組〉が通過できる可能性は大いにあった。マジクール。

〈18組〉もそれに気が付き、〈音速ロック鳥〉を使って一気に拠点へと戻って対峙したのだ。

共闘はほぼ解かれ、

〈1組〉VS〈201組〉

〈18組〉VS〈223組〉

の流れになる。

〈201組〉は時間稼ぎを目指しているようだった。20分が経ってクールタイムさえ明ければまたレイドボスを召喚できるからな。もちろん20分も保つはずがなく、最初に陥落したのは〈201組〉だった。

〈1組〉の勝利。回復魔法を密にしたおかげで戦闘不能者はゼロ。パナイ。

ここから〈1組〉がどう動くかが問題。

一応〈18組〉とは共闘した仲なので〈223組〉拠点へと向かうことに決定。

〈223組〉が〈18組〉の拠点を落とすのが先か、〈1組〉が〈223組〉の拠点を落とすのが先かの展開になったのだが。

なんと予想外。なんと〈18組〉は多くの被害を出しながらも レイドボス ( バトルウルフ ) に勝利してしまったのだ。しかも術者を倒さずにである。

「すっげーーー!」

「〈18組〉やるじゃないの!」

「〈223組〉も作戦自体は見事だったわ」

これには俺たちもテンション大爆発。いくら俺たちとバトったあとで〈バトルウルフ〉のHPがかなり減っていたとはいえ、レイドボスを倒すとは!!

あの展開は熱かった!

最後は〈1組〉が〈223組〉を陥落させて決着し、第二回戦、第一試合の勝者は〈1組〉と〈18組〉に決まったのだった。

「いやぁ、改めて思い返してみてもパナイ! 素晴らしい! 今回のクラス対抗戦、ドラマがありすぎるよ!」

「いくらレイドボス補正が無いとは言え〈バトルウルフ〉を倒すなんてね!」

「戦術面に関しては拙いところもあったけれど、後半はみんな、目が変わっていたわ」

「最高で五段階目ツリーしか使えなくても、防衛メンバーを含む20人と上級モンスターが合わさればレイドボスも倒せる。これを証明したのは素晴らしい大成果ですわ」

これが俺たちの〈18組〉への評価だ。

最後は第三回戦も頑張ろうぜ! と拳を出し合ってごっつんして別れたんだよ。

これこれ、この青春っぽいの、こういうのを俺は待っていた!

さあ、第二回戦も終わって、次はいよいよ第三回戦だ! 準決勝戦だな!