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第2087話 実況席から紹介!決勝戦進出クラス発表!

ゲーム世界転生〈ダン活〉~ゲーマーは【ダンジョン就活のススメ】を 〈はじめから〉プレイする~ — kakuyomu.jp · All chapters

第2087話 実況席から紹介!決勝戦進出クラス発表!

クラス対抗戦最終日、本日行われる試合は、1試合しかない。

そんな試合時間が刻一刻と迫る中、実況席は今日も盛り上がっていた。

「さあクラス対抗戦も5日目! 否! 本日からは名を改め、クラス対抗戦で勝ち上がってきた各学年の上位4クラスがまとめて戦うとんでも対抗戦、学年を超えたクラス対抗戦――通称、学年対抗戦が始まろうとしているぞーーー!!」

―――――わあああああああああああああ!!!!

キャスの言葉に大歓声の観客席。

今年から導入された学年対抗戦によって、なんと各学年も合わせた12クラスが最後に鎬を削ってバトルするのである。

これが盛り上がらないはずがない。

「いやはや、すごい盛り上がりですね」

「それもそうだわ。〈勇者〉ゼフィルス君が学園に来てその在り方は大きく変わった。そして彼が最終学年の現在、過去最高の戦力が揃っていると言っていいわ。みんな、今の学園がどう変わってしまったのか見てみたいのよ」

「確かに学園様変わりしすぎ! 私たちが在学していた頃と、大きく変わったどころか、もはや別世界と言われても信じてしまいそうな光景ーー!! 上級職LV100ってなんだーーー!」

―――――うおおおおおおおおお!!!!!!

―――――LV100ってなんだーーー!!!!

キャスの言葉がこの観客席の代弁。

思いっきり同意する声が在校生、OB、OGから一斉に叫ばれていた。

本当にLV100って、なんだろうね?

「ではここで、見事に勝ち進んできた各学年4クラスを発表したいと思います」

「まずは3年のトップから――」

「それ言っちゃダメーーー!! それは最後に残しておいてユミキさん!」

「おおっと、今回のキャスさんは早かったですね。見事に機先を制してユミキさんが言う前に止めましたよ」

「やるわね。なかなか腕を上げてきてるじゃない」

「私はなにを試されているのーーーー!?」

「ではせっかくなので1年生から発表していきましょう。ユミキさん、良いですよね?」

「ええ。キャスさんの初ブロック成功を祝して、進行は任せるわ」

「ユミキさん完全にゲストの自覚ないよね!? 進行役は元から私たちのものだよ!」

「では1年生の発表です。見事クラス対抗戦を勝ち抜き、ここ決勝まで上がってこられたのはこの4クラス、〈1年1組〉〈1年2組〉〈1年3組〉〈1年15組〉です!」

―――おおおおおおおおおお!

タイミングを合わせたかのようにスクリーンには4クラスの学年と組数が表示される。それを見てまた歓声が上がるのだ。

ちなみにスクリーンをいじっているのは実況席組ではなく、現場のムカイ先生である。粋な行ないだ。

「1年生は順当に強いクラスが勝ち残ったわね。〈1組〉から〈3組〉、そして少し数字が離れて〈15組〉」

「〈15組〉はナイスファイトーーー!! この頂上決戦で〈1組〉から〈3組〉までが名を連ねる上位に食い込んできたこと、心から称賛するよーーー!」

「果たしてここは台風の目となるのか、〈1年15組〉には最も多いコスト、12000点が与えられるとのことです」

「12000点はすごいわね。召喚盤の最大コストが2500だもの。〈 悪魔王 ( ア・クマオウ ) 〉を4体召喚しても2000も残るわ」

「とはいえ〈1年生〉には全クラスに10000点以上が与えられることになっている! それほどまでに〈3年1組〉との差は大きいということだーーー!!」

「最強無敵のレイドボス〈 悪魔王 ( ア・クマオウ ) 〉が最低4体いないと互角にもならないという評価。非常に……何というのでしょうか? 震えますね」

「〈1年1組〉から〈1年3組〉までは六段階目ツリーの開放者が在籍しているのに10000点を与えないと〈3年1組〉といい勝負ができないと思われているのよ。ここ、忘れないようにね」

「LV100ってなんだーー!」

――――LV100ってなんだーーーー!!

ユミキの言葉にキャスと観客が一斉に叫んだ。

LV100との差は大きい。

「では続いて2年生です。ここも順当に勝ち上がってきました。発表します、2年生クラス対抗戦を勝ち抜いてきたクラスは――〈2年1組〉〈2年2組〉〈2年5組〉〈2年10組〉です!」

――――うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

「2年生はかなり順調ね。〈5組〉には最上級ダンジョンの入ダン者も居るから〈4組〉よりも強いのよ。順当な結果だったわね。いえ、意外なのは〈10組〉が混ざっていることかしら? まさか勝ち残ってくるとは思わなかったわ」

「〈2組〉と〈10組〉もよくここまで頑張りましたーーー!! よく組数に恥じない順位でここまで残ってきたと、私はこちらの2クラスを称賛するよーー! よくレイドボスに負けなかった! あと〈10組〉は非常に人気の高いクラスという報告が上がってきてるよ! いったいどんなクラスなのかーー!?」

2年生も同じくスクリーンに表示され、観客席からも歓声が上がる。

ついでにどよめきと笑い声も同時に上がる。なぜかは秘密だ。

「では最後、3年生といきましょう。発表します、クラス対抗戦を勝ち抜いてきたのは〈3年1組〉〈3年2組〉〈3年18組〉〈3年50組〉の4クラスです!」

―――――うおおおおおおおおおおおおおおお!!

「〈1組〉〈2組〉は順当に、でも他のクラスは大荒れだったわね」

「勝ち上がってきた〈18組〉と〈50組〉はすごい! よく生き残りここまで勝ち残ってきたーーー! 私はこの2クラスを称賛するよ!」

「3年生は特にすさまじかったですからね。〈3年1組〉の戦力と釣り合わせるために他のクラスは軒並みコスト1000以上が支給され、〈4組〉からはレイドボスが召喚できるほどのコストがばらまかれたために、各クラスレイドボスを召喚していました」

「その点からみると〈3組〉はちょっと不運だったわね、ギリギリ1体もレイドボスを召喚できないコストだったもの。その代わり、六段階目ツリー開放者の転校生が入ってきて人数は31人だったけれど、レイドボスの方が圧倒的に強かったのよね」

「私は涙を禁じ得ないよ! あの強力な〈3組〉が初戦敗退だなんてさ! レイドボスは強力で、なんと準決勝戦までは〈200組台〉まで勝ち残っていたっていうのだからすさまじいよ!」

「まさにキャスさんの言う通り。コストはそれだけすさまじいものです。上手くコストとアシストモンスターを操れば、どんなクラスでも勝ち上がれるのです! 次の試合も、まさにアシストモンスターの扱い方が勝敗を握るでしょう」

「そろそろフィールドも決まるわよ、会場を見て」

「おおっと! 見れば会場も盛り上がっているーーー! 今決めているのはその決勝戦フィールドだーーー! いったいどこが選ばれるのか――ふにゃ?」

「これは―――この何もないフィールドは!」

「いいわね。最後は――〈決戦〉フィールドよ。周りが全て敵のバトルロイヤル。周りには障害物である山や池は無く、拠点の周りにだけある塀のような山が唯一のオブジェクト。フィールドを上手く使うことで勝利するのは難しく、実力と運がものを言う、まさに頂上決戦にはふさわしいフィールドね」

「ああっと初の学年対抗戦で戦うフィールドは、第一アリーナで最も難易度が高いフィールドの1つ! 〈決戦〉フィールドに決まったーーーーー!!」

――――うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!

「しかし〈決戦〉に12クラスを押し込むと、このような形になるのですね」

スティーブンの見る先ではすでにフィールドがスクリーンに表示されていた。

その見た目は、一言で言えば怒りマーク。

俯瞰してフィールドを見ると、拠点の配置で怒りマークが描かれているような形となっており、中心地には4つの拠点が集められていて、それに隣接するように北東に2拠点、北西に2拠点、南東に2拠点、南西に2拠点が配置されている。

拠点の周囲は塀のように囲われており、出入り口は東西南北の4ヵ所だ。

攻め入られるのは4ヵ所に限定されている。とはいえ障害物が無いため、中心地にある4拠点は、周りから囲まれている立地に見えることだろう。容易く落ちそうである。そしてそれは、間違っていない。

「さらに言えば、今回拠点の位置も決まっているみたいね。中央の4拠点は3年生が入ることになっているわ」

「! あの攻め入られやすい中央の4拠点は3年生! これもハンディの一環ってこと!?」

「なるほど、コストだけではないのですね。3年生は周りに囲まれた状態でスタートですか、かなり厳しいですね」

「ついでに言うと、中央の4拠点のうち、北側の2拠点がクラス対抗戦の優勝クラス、南側2拠点が準優勝クラスね。そして、北東と北西にある4拠点には2年生が、南東と南西にある4拠点には、1年生の拠点になるらしいわ。その配置も、優勝クラスが別の学年と隣接するとのことよ」

「え、ええええええ!? 拠点の配置も決められてるの!?」

「それも、有利不利がかなり分かれていますね。今までのようにランダムでは厳しい、という判断なのでしょう」

「配置されるレイドボスの召喚盤は学園が持っている64個全て、最初に配られるレイドボスの召喚盤は無しよ。必ず外に出て獲得しないと召喚できないわ。どれだけ早くレイドボスを召喚できるかで勝機が分かれそうね」

「こ、これは盛り上がってきたーーー!! 未だかつて、ここまで学園側が手を出してきたことがあったかーーー!? いや、なかったはずだー! それくらい学園はこの学年対抗戦でバランスを平均化したい狙いのようだーーー! これはさすがに〈3年1組〉もピンチかーーー!?」

――――LV100ってなんだーーーーー!!

「会場も大きく盛り上がっています。フィールド、変化していきます。この後選手が転移し、試合のカウントダウンが始まるでしょう」

「各クラスがどんな手で決勝戦を盛り上げてくれるのか、とても楽しみね」

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あとがき失礼いたします。

決勝戦〈決戦〉フィールドのイメージ図を作製いたしました!

こちらからどうぞ↓

https://kakuyomu.jp/users/432301/news/2912051605826997558