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第10話

Kiss My Instep 4 — fujossy.jp · All chapters

第10話

「送る」大きくなった頭をわしゃわしゃと掻き乱し、名残惜しさを隠す。明後日からは職場でも会える。一人占めさせてもらうのだから、せめて格好くらいつけたい。「ありがとうございます」随分素直な返答だ。それもその筈。キスが出来たことが三条の中で大きいのだろう。今日はやけに無防備だ。それに、いつもに増してふにゃふにゃしている。「その前に、もっかい」ちゅっと額にキスをする。すると、三条がそっと頬に触れた。「俺も…」頬に触れそうな唇。それを、顔の位置をわざとずらし唇で受ける。「っ!」「やっぱり、口だろ」「正宗さんが先におでこにしたのに…」「じゃあ、ほら」唇をくっ付けるだけの、だけどとても嬉しいキスをする。「今日は、沢山しますね…」「出来なかった分だけしとかねぇと」顎に触れ、またちゅっと唇のやわらかさを感じる。「そうだ。キスマークつけても良いか?」「え、…はい」手首にキスをしつつ、服を捲り上げ、胸─心臓の上─に吸い付いた。「これくらいならすぐに消えるだろ」「すぐに…消えても良いんですか…?」「返したくなくなること言うなよ。消える前に、また付けてやる」どうせ月曜日にはつけるだろう。