LNCrawler

POD〈プリントオンデマンド出版〉って何?

【コミカライズ化!】リンドバーグの救済 Lindbergh’S Salvation — novelba.com · All chapters

POD〈プリントオンデマンド出版〉って何?

前回のご報告にて「POD」についてザックリ説明しました。

Print On Demand プリントオンデマンドの略称です。

最近の出版物やグッズは「オンデマンド」が段々と増えてきているのをご存じでしょうか? 注文のあった時に、注文のあった数だけ「物をつくる」サービスです。

「Disc On Demand」などは【DOD】と略されます「DVDディスク」をつくる。ディスクオンデマンドです。

ブルーレイ・ディスク・オンデマンドの場合は【BOD】となります。

プリントオンデマンド、略して【POD】は注文があった時に、注文があった数だけ本を刷るというシステムです。

最近は、絶版になった本、打ち切りになった本なども、ここから出されています。なぜそれが可能なのかというと「注文があった時に本を刷る」ので在庫を持たなくて良いからです。例えば私のように「コミカライズは商業化した」けど「小説は自分に著作権・出版権がある」という場合などにも、もってこいの制度です。

本を構成する〈文章データと表紙データ〉を印刷所となる「Amazon」に納品すれば、読者様がAmazonから書籍購入ボタンを押すだけで、本を手に入れられます。

1 ■ 著者が「本文データ」と「表紙データ」をAmazonに納品する。

2 ■ 読者様が「購入」ボタンを押す

2 ■ Amazonが自社印刷機で本を刷ってくださる

3 ■ できたてほやほや新品の本が、読者様に届けられる。

〈紙本POD〉は〈電書Kindle〉と同時に出版を行うことができます。

〈紙本〉と〈電書〉を同じ販売ページ内にて「リンク」で繋げることが可能です。

普通の商業本と変わらない形で、著者自らが出版できます。 凄 すご い時代になりました。

リンドバーグの救済の販売ページリンクをご覧いただければ「紙本」と「電書」がリンクされて、同じページで販売されていることがお分かりになると思います。

★注意★ PODは【予約販売】ができません。【Kindle電書 と リンクが繋がった状態】で商品ページが公開されるのは【出版日当日】です。当日、商品ページが公開されたら、その時に改めてお知らせを致します。

★お知らせ★ Kindleは【予約販売】ができるので、すでに「商品ページ」がAmazonに公開されております。

紙本も電書も手続き料は「0円」です。

著者の負担額は「校正刷り・自分用・配本用」にかかる費用です。どれ1つも作らないという選択肢もありますが、せめて「校正刷り」は行った方が絶対に良いです。

販売後の「自分用・配本用」を作るのなら、昨年から始まった「著者用コピー」のサービスを利用するのがお勧めです。著者用コピーが始まったことで、負担額がかなりお安くなりました。

POD出版サービスで1つだけ「物足りない」と感じることがあるとしたら「ソフトカバー」がつけられないことです。Amazonの海外基準に合わせて「ペーパーバック」というカバーがない本の形式での出版になります。

書店で「洋書コーナー」をのぞいてみると、ソフトカバーのない本が多いことにお気づきでしょうか。海外はカバーのない本【ペーパーバック形式】が一般的なのです。英国で売られていた初期のハリーポッターもペーパーバックでした。

ちなみにAmazonには〈ハードカバー本〉のPOD出版システムがあるのですが、まだ日本では始まっておりません。海外のAmazonシステムでは〈ハードカバー本〉の販売もできるようです。もしもハードカバーが始まったら、すぐにでも着手したいと考えています。

★ Amazon以外のPOD出版 ★

例えば、まだ「本の販売」などは考えていない作品の場合、私は「製本直送さん」という印刷所のPODサービスを利用します。製本直送さんは1冊から製本が可能で、サイトの料金シュミレーターを使ってみると分かりますが、かなりお安いです。

以前、私は「出来上がったばかりの原稿」を校正する際、自宅のプリンターで印刷したり、コンビニの10円コピーで製本したりしていました。プリントアウトしないと分からない誤字・脱字があるからです。

しかし「自宅プリンター」も「コンビニプリンター」もインク代をはじめコストがかかるのがネックでした。

今から三年前【POD】のことを調べている際に【製本直送さん】に出会い「推敲用・自分用」を「本の形」にして発注した方が、ずっとコスパが良いと気付きました。それ以来「とりあえず作品が完成したら、製本直送さんに発注する」ようにしています。

今現在は出版を考えていないけれど、とりあえず1冊だけ自分用を作ってみたい、ソフトカバーもつけてみたいかも、という方には「製本直送さん」がオススメです。

実は製本直送さんはPOD本にソフトカバーをつけることができます。「どこでも出版」システムを使えば、それをネット上で販売もできます。私は「どこでも出版」は利用していませんが「ソフトカバー付きで本を販売したい!」という人にはオススメです。

★印税について★

Amazonで直接データ入稿を行った場合、PODの印税(ロイヤリティ)は60%です。

Amazonのヘルプページに【印刷コストおよびロイヤリティ】計算ツールがあるのでそこからシュミレーションします。ただしこの計算ツールは「税抜き価格」で計算するので、実際の販売価格と異なる点だけ注意です。

Kindleの電子書籍について。Kindleには「Unlimited(アンリミテッド)」という制度があります。このアンリミテッドは「読まれたページ分だけの印税が入ってくる」という制度です。

アンリミテッドを登録した電子書籍は、印税を70%いただけます。ただし登録しない電子書籍は35%の半分です。

この違いは何かというと「WEB上に販売物と同一の作品があるか否か」です。つまりWEBサイトに同じ内容の小説があると「70%」の印税ではなく「35%」で登録するほかなく「Unlimited(アンリミテッド)」にも登録できません。

私は「ポリス・ラ・ポール」を販売する時に〈WEB公開分〉を全て【非公開】にしました。出版の際には「70%の印税」を選択し「Unlimited(アンリミテッド)」にも登録したのです。

今回の出版にあたり「リンドバーグの救済」の「WEB公開分」を「非公開」にはいたしません。電子書籍の印税は「35%」になりますが、それよりもかけがえのない宝物が、この作品ページに残っているからです。皆様からいただいたご感想を今も定期的に読み返しています。どれだけこのサイトに助けられたか分かりません。

読者の皆様に重ねて感謝申し上げます。

皆様の励ましあって、ここまで連載を続けることができました。

何度御礼を申し上げても足りません。

PODとKindleについて駆け足で語りましたが、いかがでしたでしょうか?

以前の私は「商業出版したい」「絶対返り咲いてやる」と「商業化の獣」の如くなっていました。というのもデビュー作でお世話になった出版社が永久休業してしまったからです。それからいくつか「商業化」のご縁をいただきましたが、企画が頓挫したり立ち消えたりと、残念なことが続きました。

以前は「認められたい」という自己顕示欲が強かったのですが、読者様の存在を強く意識するようになり「読みやすさ」「分かりやすさ」を追及することができたのは本当に良かったです。

「ご縁があれば商業化したい」けれど「商業化のご縁がなくても自分の本を世に残すことができるので、それで幸せじゃい」と心持ちが変わっていきました。

リンドバーグの救済のコミカライズを了承した時も「文字として物語の諸権利は自分にある」ことを確認した上で「小説は自分で出版できる」と気持ちを大きく持つことができたのです。

PODは、データ作成で頭を悩ませる御方も多いそうです。個人出版に纏わるノウハウは〈note〉のブログ記事でも解説しています。興味ある御方は是非ご覧くださいませ。

以上、ここまで旭山リサがお送りいたしました!

小説の発売日になりましたら、またこちらに舞い戻って参ります!

旭山リサ