一日目
一日目
⚠️注意⚠️
・オリキャラが出てくるよ!
・ハデス夢小説だよ!
・口調崩壊とキャラ崩壊があるかも!
・捏造設定あり!
いい人はどうぞ!
【増えた仕事】
「………なんだコイツ」
ハデスの目線の先には1人の行き倒れている天使がいた。だがその天使の羽は黒く、天界にいる天使とは大違いだった。
「堕天使か…」
しゃがみ込んでハデスはその倒れ込んでいる堕天使の顔を見る。
「見たことないな…最近堕ちてきたばっかりか?」
いろんな考えが浮かんでは消え、浮かんでは消えを脳内で繰り返しながらハデスはそのまま顔をまじまじと見つめる。頭をポリポリと掻きながら上と周りを見る。外傷はあまり見当たらないし、そのままでも死なないだろう。
(放っておくか)
スッと立ち上がって去ろうとすると、堕天使がぼそっと何かを言う。
「神よ、愚かな私をお許し下さい…お願いします…」
よく聞いてみるとそれは神に縋るような言葉の数々だった。同情心が湧いたのか、ハデスはこの堕天使を雇おうと考えていた。堕天使だとしても、元は天使だ。上手く使えれば仕事も効率的になるかもしれない。そして深いため息をつきながら呟いた。
「連れていくか……」
【寝室での契約】
「……?」
目を覚ますとそこは見知らぬベッドだった。ベッドの近くに吊るしてあったランプの中の青白い光がゆらゆらと揺らめいている。それをしばらく眺めていると扉から誰かが入ってくる。
「あ、起きた!!!!」
様子を見に来たペインとパニックが目を覚ましたベッドにいる堕天使を見て叫ぶ。数秒もしない内に部屋を飛び出して何処かに行ってしまった。好奇心でベッドから降りてその2人についていく。するとさっきベッドの近くで見た青白い光がたくさんある階段にたどり着いた。下から話し声が聞こえるのをうっすらと感じて階段をゆっくり降りていく。裸足で降りるひたひたという音が階段に静かに鳴り響く。
「うおっ、」
足元を見ながら降りていると前に何か大きい「ナニカ」があることに気がついた。見るとそこには髪が青い炎のガタイのいい男がいた。ハデスだ。ハデスは階段を降りる堕天使に気がついていなかったようだった。
「ここ通るから、ほら戻った戻った」
手で戻れというジェスチャーをしながら階段を登っていく。ベッドのあった部屋につくとハデスは近くにあった椅子に座って話しかけ始める。
「俺は冥界の王ハデスだ。君は天界から落とされたのか?」
少し躊躇った顔を見せた堕天使はゆっくり答えた。
「わっ私は、神に無礼を働き、ここに落とされました……」
「ふーん、何したの?」
「………神の命令を聞かず、自らの意思で動きました。」
「へぇ?」
その堕天使は神の意思に逆らい、自分の意思で物事を決めたようだ。堕天使になる理由に十分当てはまる。頬杖をつきながらハデスは言う。
「大分やっちゃったな。このままじゃ冥界を彷徨い続けることになるぞ。」
俯き続けるその堕天使を見ながら話し続ける。
「それが嫌ならこの冥界で働け。年中無休だけどな?」
薄ら笑いを浮かべながらハデスは天使を見る。だが、堕天使はハデスの思惑と違く、キラキラとした目でこちらを見つめていた。
「私をここで働かせていただけるのですか?」
思ってたのと違う反応に少し言葉を詰まらせながらも頷くハデス。すると堕天使は大きめな声で言う。
「働かせてください!」
「あ〜、いいよ」
軽くOKを出すと、嬉しそうに堕天使は言った。
「ありがとうございます。私の神よ……」
こんなに崇拝されることは久しぶり…いや、初めてかもしれない。咳払いをしてハデスは言った。
「んじゃ、頑張れよ〜」
ハデスは手を振りながら部屋を出た。
【契約のその後】
ハデスが出ていくと、堕天使はベッドの上で祈る。
「私にまたチャンスを下さり、ありがとうございます。もう、失態は犯しません………」
独り言のように呟いていた。
一方その頃、自室で書類の判子を押して職務をこなしていたハデスはため息混じりに独り言を言う。
「なーんか調子狂うな。ま、ちゃんと働いてくれれば文句ないけど。」
しばらくして書類に判子を押す手がピタッと止まる。
「あ、名前聞くの忘れた………後ででいっか」