七日目
七日目
⚠️注意⚠️
・オリキャラが出てくるよ!
・捏造設定あり!
・口調崩壊、キャラ崩壊注意!
・いじめ描写あり!
・時系列バラバラ!
いい人はどうぞ!
【生誕祭パーティー】
ある日、書類に判子を押しているハデスに一通の手紙が来た。それはあの憎きゼウスからの物だった。ハデスは嫌そうな顔をしながら手紙を開け、読む。その内容はあのゼウスの息子が産まれたのでパーティーを開くというものだった。ハデスは苛立ちながらパーティーに行く支度をし始める。そこに報告にきたヴァゼル。
「失礼します、ボス。今回の魂管理の件ですが……」
「ん〜?」
ヴァゼルは支度をしているハデスを見る。
「どこか行かれるのですか?」
そうヴァゼルが聞くと、ため息混じりにハデスは答えた。
「うん。ゼウスの息子が産まれたからパーティーだってさ。俺は仕事してるのにアイツらは呑気に………あぁ!想像しただけで腸が煮えくり返る!」
ハデスは頭の炎を赤く燃やし怒りをあらわにする。その様子を見たヴァゼルは言う。
「私も同行します。すぐに戻るでしょうが、王が出かけるとなれば少し体制を変えなければなりません。」
それを聞いたハデスは少し考えた後、それを許可した。
「んじゃ、帰りの船の手配だけお願いね」
「はい、ボス」
そんな会話をしながらハデスとヴァゼルは天界に行った。
【古き仲間】
天界に着くとハデスはすぐに案内された。ヴァゼルは軽く髪を直してハデスに声をかけた。
「私はボスが戻るまでここで待機しています。」
「OK、暇だったら好きに周っていいから」
「はい、ボス」
ハデスが天界の門の向こう側に行くのを見送ってからヴァゼルは軽く周りを見渡した。白色と金色が混じったような雲がプカプカ辺りに浮いている。少し歩くと待機場所のようなところがあり、そこには神の部下が沢山待っていた。天界にいた頃が頭によぎったその時、ある者が声をかけてきた。
「ヤッホー、ヴァゼルちゃーん。元気してた?」
それはヴァゼルが堕天する前に散々罵ってきたあの天使だった。ヴァゼルは黙ってその天使を睨んでいる。それを見た天使はニヤニヤしながら続ける。
「おいおい、そんな怒るなって!お前堕天したんだよな?なんでこんなとこいんの?ここは神とその部下がいるところなんですけど〜!」
天使の煽りにも微動だにせず、ただ後ろで腕を組んでじっと立っているヴァゼルに少し腹を立てた天使は近くのテーブルに置いてあったワインをヴァゼルに勢いよくかけた。ポタポタとヴァゼルの髪と服からワインが滴り落ちる。それを見てゲラゲラと下品に笑う天使。周りは無視かクスクス陰口を叩くだけだった。天から堕ちた堕天使、それに加えて暗くて陰気臭い冥界に仕えるとなればいじめの対象となるのは自然な事だった。耐えていると別の場所で話し声が聞こえる。よく聞き耳をたてて聞いてみるとそれはゼウスとハデスの会話だった。
「誘ってくれて悪いんだけど、俺はオリンポスの皆さんと違って仕事がある。だから、帰る」
そんなハデスの声が聞こえる。すると次はゼウスの声も聞こえてきた。
「そんなに根を詰めると死んでしまうぞ!………神が過労死か!アッハッハッハ!」
それを聞いた他の神も大笑いする。
ドゴンッ!!!
気がつくとヴァゼルは天使の横の壁を思い切り殴っていた。サァッと青い顔をする天使の事は気にも留めずにヴァゼルは自分の怒りを落ち着かせようと必死に深呼吸をする。そして、今すぐにでも自分のボスを笑った神たちを切り刻んでやりたい気持ちを抑えることに成功する。天使は怯えた様子で何か言っているがヴァゼルの耳には入らない。ヴァゼルは壁を殴った手を少し眺めてからその場を離れた。
【お疲れ】
ゼウスと他の神に笑い者にされたハデスは冥界に戻る為、天界の門に向かっていた。門に着くとヴァゼルが待っていた。
「ヴァゼルちゃ〜ん、どうだっ……」
ハデスはヴァゼルを見て固まった。なぜならヴァゼルはワインで髪と服を濡らした状態で立っていたからだ。ハデスは恐る恐るヴァゼルに聞く。
「それ、どったの?」
「……天界にいた頃の同僚に、かけられまして」
それを聞いたハデスは一瞬ものすごく怖い顔をしたが、すぐにいつもの笑顔に戻る。
「ドンマイ!ほら、乾かしてあげるからこいよ」
「いっ、いえ!ボスのお手を煩わせるわけにはいきません!」
「ほら早く」
急かされたヴァゼルは申し訳なさそうに身をハデスに任せる。するとハデスは弱めの炎ですぐに髪と服を乾かした。それをキラキラとした目で見た後、ヴァゼルは感謝の言葉を伝えた。
「ボス!ありがとうございます!」
「いーよー。んじゃ、さっさと帰ろっか」
「はい、ボス!」
ハデスとヴァゼルは天界から姿を消した。