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待望の味

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待望の味

私の青い春には 君だけが鮮明で

君の言葉だけが 呪いのように響いていて

君の才能だけが ずっと燃えている

君と違って 私に優しい誰かと その才能の全てを比べさせる

君のようには誰も出来ないと 私が一番分かっているはずなのに

本当に殺意が沸くほど 勝手な話だろう

離れてからも ずっと君を恨んでいたよ

一生に一度ぐらい そんな理由で人を殺したっていいとさえ思った

煮ても焼いても腐って食べられなかった

だから逃げたんだよな 君も 私も

だからさ 本当に 目の前に現れるなんて 夢にも思わなかった

殺したいほど憎んだ君が 逃げ回る私を捕まえに来るなんて

でも それが例え 目の前に立つのが違う誰かだったとしても

私は 君を選んでしまうんだろう

結局これは 君の天才から逃げられなかっただけの 哀れで惨めで滑稽な物語だ

永遠なんてなくてよかった 君が天才でよかった

私が君を好きだと言えない 臆病者でよかった

「死んでも、飲見込めないって訳じゃなかった」