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偶像

リリカルポエム — novelba.com · All chapters

偶像

何百回歌って 好きで嫌いな曲になった

この歌を唄う度に思い出す

犠牲にしたものと 大切に出来なかったもの

このステージに立つことが出来たのは 貴方たちのおかげで

その声援に応える為に 必死で走ってきた

与えてもらったものを返せるように 必死に貴方たちだけを指差した

望むような何かになることは苦じゃなかった

与えた分だけ 返してもらえることを知っていた

だから 機嫌を定めていた

私が綺麗に終われる内に 私を演じられている内に

私は私を殺したかった

貴方たちから見て 私はどうだった

始めた時から決めていたラストシーン

特別だから許してあげるだなんて 安い殺し文句だ

死体の私が君を見ている

あの頃の私と同じステージに立とうとしている

君が目指す場所は此処にはないと開かない口は言う

君もいつの日か 選ばないといけない日が来る

私が立っていたステージの下には 同じ夢を語った仲間の死骸が埋まっていて

お前と釣り合う人なんているのかな なんて恨言を残した

あの子のフレーズを唄うんだ

「まだ、一緒にアイドルやろう」