正餐
正餐
お前らが食べたいものを提供すれば
目当てのものを 手に入れられるというルールを知っていた
お菓子なら 好きな味を選びたいし 飲み物なら 紅茶がいい
あの子みたいに 先に選んでいいよなんて言えなかった
選ばれたいなら 先に絶品を渡さなければならない
残ったものにしがみつかなくていい
好きなことをするために生きていて 私の武器は私だけ
ずっと選び続けられるぐらいのメインになっても 冷めちゃえば 手はつけないでしょう
私には それを叶える才能があって
なんとなくだけどこの才能を制御出来ることは分かってた
これでお前らを守りたかったのに 言うことを聞いてくれないことが腹立たしかった
あの言葉の奥に隠された心理とか些細な変化に気づくには 私は子供過ぎたな
私から遠ざける方法なんて幾つもあって
自分の力で誰かを守ることが間違いだったことを気づいた時には遅かった
醜く実ったお前らが選べるものなんて 何も無かったな
たったの一度も手を付けないで 私の人生を貫けば良かった
本当に馬鹿だな
泣いてるお前らも それを慰める私も
「存分に、味わえよ」