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世界に向けてダイマを叫ぶ

シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜 — ncode.syosetu.com · All chapters

世界に向けてダイマを叫ぶ

さらばレダメ、征竜の頃からずっと思ってたけどお前しぶと過ぎんだよ……そしてサンボルの兄貴お勤めご苦労様です! 兄貴がお勤めしてる間、エクストラデッキは随分とカラフルになりやした……

とか考えてたらウィッチクラフトゴーレム・アルル!? エッッッッッッッッ!!!!!!(元ネフィリム返しておじさん)(ミドラーシュ最推し)(シャドールクラフト作成決定)(ガラテアは中身が羽虫だったのでノーセンキュー)

素直に更新です

◆

目を覚ませば、チェアー型VRシステムの天蓋。

脱力した身体に力を込めて這い出せば苦笑いしたカッツォの面が目に入る。

「やぁ、大金星おめでとう」

「後半殆ど運ゲーだったけどな」

良いも悪いも、その殆どがトライアングル・トリニティというルールに助けられたって感じだ。少なくともタイマンだったらここまで大激闘は出来なかった。

「骨董品の伝説なんて持ち込んじゃってさ、コメント欄が地獄絵図だったんだよ?」

「舐めプとは言ってくれるなよ? 夢とロマン、あとカフェインが俺の原動力なんだからよ」

いや舐めプと言われたら否定できないだけなんだが、それでも浪漫が生み出す爆発力がなければ勝利は掴めなかった。

と、笹……原? 倉? どっちだか忘れたけどエイト氏が俺の方へと近づいてきた。げ、もしかして……いや当たり前か、ボス戦かよ逃げれねぇ!

「お疲れ様です! 凄まじい試合でしたが感想をお聞きしても?」

「お、おっす」

俺はシャイで控えめなのでカメラの前でウェーイ! とか出来ないタイプだぞ……い、いやしかし自分で選んでここに立っているのだからやるしかねぇ!

「最後の決め手、あれは全て作戦の内だったんですか?」

「あー……いえ、別に舐めプしてたって訳じゃないですけど……俺が望んでた展開はビルの上から落ちるまでです。それ以降は全部運が良かっただけです、あそこで「戦乙女」を取り込めなかったら、NPCの少女がゼノセルグスを硬直させなかったら順当に俺が負けてました、はい」

これは混じりっけない本心からの言葉だ。最終的にテンションが上がって勝ちを狙いに行ったが、元々は例の「星天」を決める事をモチベーションにしていた。

いや、まぁ成功率がクソゴミ過ぎたのでいろいろ妥協案も考えていたが……いやはや、土壇場のテンションとはわからないものだ。

「そう! あの技ですよ! コメント欄が凄い事になってたんですよ? 「 統天 《 マスタースカイ 》 再現マジかよ!」って……」

「驚かせられたなら嬉しいです。目測でビル厳選したりタイミング測ったりで地味に面倒な事が多いので……」

「苦労するとこそこなの?」

そこなんだよカッツォ、「星天」の場合最後の 投げ踵落とし ( ユニバース・テイル ) はその性質上、どうしても落ちながらやる事になる。だから距離を見誤ると投げた後に着地してしまい、徒歩で地面を走って蹴りに行くという情けない事にもなりうる。

というか「墜天」部分は見た目全振りで全部クリーンヒットしたとしても一割二割しか削れないからなぁ……見た目の割にカスダメ、それがGH:C版「星天」なのだ。

ただ小怯みで動きを封じ続けるから自前の凡ミスさえなければ確実に割合ダメージを食らわせる、それがGH:C版「星天」。

お、なんか目の前にウィンドウが出てきた。あ、これいわゆるカンペってやつ? 無駄にハイテクだ……何々? エイトが般若さんにインタビューしてる間、別枠カメラでコメントに返信お願いします?

「………(アルファベットからハングル、なんかもう読めない言語に混じった日本語がスロットマシーンの如く流れていく光景を見つつ)」

えー…………はいストップ! 英語? いや違うな国際的煽りチャットの経験がフランス語だと俺に伝えてくる。あ、翻訳された。

「えーと、じゃあコメントになんか返事しますね………「貴方は一日に何時間充電する必要があるのですか?」……あ、はいそうですね。基本的に太陽光発電しつつ新鮮な有機燃料で稼働してます」

「カフェインは?」

「外付けのニトロ」

ハイ次、翻訳完了。

「えーと? 「貴方はプロゲーマーですか?」……傭兵ですね、雇われました」

「うん、雇いました」

合いの手ありがてぇ、いっそ代わってくれ。ハイ次日本語!

「あー………「慧きゅんとはプライベートなお付き合いの関係なんですか? どこまで進んでいるんですか?」と。魔境の者からですねこれ、どうした笑えよ魚臣」

「……君も巻き込まれてるんだけどね」

「上っ面が コレ ( ジャック ) だから無敵モードなんだよなぁ……」

「化けの皮剥がれた時覚悟しとけよ〜?」

「まぁこんな関係です、ウオミロイド動画好き」

「……あ゛」

自分から素材提供してちゃ世話ねーわな、次! ハングル! 読めん!!

「あと二つくらいで質問受け付け閉めます、「貴方はマスタースカイですか?」いいえ違いまーす、頑張って練習しました野良で実験台にした人ごめんねー」

やたら香ばしいカスプリ使いとミラーになった時は楽しかった、ダメージ実況というか何というか……正直イラッとしたりもしたが、なんだかんだ楽しかった。はいラストぉ!!

「じゃあ最後に……「貴方の好きなゲームはなんですか」か………」

「あっ…………」

ちら、とカッツォからアイコンタクトが飛んでくる。いやいや……俺だってそこらへんは弁えてるさ………

全国どころか全世界規模で視聴者が注目している中でクソゲーのレビューをする勇気はない。

そう、例えば何をトチ狂ったのか 飼い主 ( NPC ) に飼育される 犬 《 プレイヤー 》 という疑問符しか浮かばない関係性で電柱にマーキングすることをチュートリアルで要求される人としての尊厳破壊ゲー「ドッグライフ」を勧めたりなんてとてもとても……個人的な感想を言えばゴリライオンラインで人としての尊厳を捨ててる俺は普通に楽しめた、闘犬ルートと警察犬ルートがなかなか楽しいんだこれが。

まぁ流石にDLCで飼われるカブトムシ体験ゲームとか出てきた時はアレ以下を作れるのかとかそもそも犬から乖離し過ぎてないかとか驚愕したものだ……飽き性の小学生ルートが完全に拷問とか苦行の類っつーね、いきなり極限脱出ゲーになるのは笑う。

「GH:Cは当然として……ネ、ネフィリムホロウですかねー、ほら来秋発売の続編はGH:Cと同じでシャンフロシステム搭載世代ですから。自由度は保証されたようなものでしょうし」

なお初代の操作難易度は考えないものとする。

正直にっこり笑顔で幕末勧めたい欲もあったが、なんかネフホロ勧める以上に速攻で身バレしそうな恐怖があったので当たり障りなくネフホロにしておこう。

ネフホロもネフホロでちょっと前まで過疎ってたからあんまり話しすぎると特定されそうで怖いけど。

と、何故かヒーヒー言いながら身体を震わせているシルヴ、ァー仮面と

「では 顔隠し ( ノーフェイス ) さん! なんかもう怖くなって数えるのやめたんですけど十分前時点で二千万突破してた視聴者の皆さんに一言!!」

何故君は前振りで全力フルスイングを俺に叩きつけてくるの???

一介の高校生が全世界に向けて何を叫べってんですか!? えー、あー、えー……あー……うー…………

すっ……(リボルブランタンの空き缶を見せつつ)

「ライオットブラッド・リボルブランタンのお陰でここまで来ました!」

「深夜帯のテレビショッピングかな?」

「※効果には個人差があります、ってか」

「あの、ダイレクトマーケティングはちょっと………え? ガトリングドラムはスポンサーだから大丈夫?」

大丈夫なんですってよ。

「なぁカッ……ケッ……依頼主殿、尺とか大丈夫なん?」

「テレビ放送の方はあと少しで終わるけどネット配信の方は続行だってさ」

「……悪いがそろそろエンストするぞ俺」

「ハイこれ飲んで 顔 ( No ) 隠し ( Face ) 」

お、どうもどうも…………

「エナドリやんけ……」

ライオットブラッドじゃないな、まだカレーライスの作り方は覚えているし……これ「エナジーカイザー」か? ライオットブラッドの足元にも及ばぬパンピー用ジュースさ……

「……あの?」

「YES! Next Fight!!」

いやいやシルバー仮面さん嘘でしょ?

嘘でしょ?

アメリ……もとい般若の方のコメント返信

Q. アミィが負けるなんて信じられない!!

A. おうこいつ(シルバー仮面)が隣にいるのにそれ言うのか、あと私は般若だ

Q. アミィ、また写真集出して❤︎

A. (シルバー仮面を指差して)こいつがポルノに引っかからなくなったらコラボで考えてやるよ、あと私は般若だ

Q. アミィ、手ェ抜いてた? いつもより戦い方がマイルドだったね

A.まぁチャンピオンシップの時よりはプライベートなメンタルで戦ってた、あと私は(ry

Q. どうやったら大きくなれますか?

A. 毎日コーンフレークと肉を食え