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鏡面に響け、摩天より吼えろ 其の七

シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜 — ncode.syosetu.com · All chapters

鏡面に響け、摩天より吼えろ 其の七

多分しばらく更新しなくなるので

◇

謎の生配信「オル検証」をミラーで見ながら語る枠

配信者:みしぇる

『えー、という訳で第二戦目は 帝晶双蠍 《 アレクサンド・スコーピオン 》 です』

「というわけで!?」

めなこ:というわけでじゃない

コバルト:という訳で、って何!?

ママス:そんな皆さんご存知みたいな顔で新種出すなや

パペルト:水晶群蠍の色違い?

甘茶:水晶群蠍かな?

雷螺子:水晶群蠍?

ビタミンX:ていうかさっきのエクゾーディナリーの方がよほど気になるんですけお!!

パーフェクトプリマ:フォッシルマイナーズってどっかのクランの名前じゃなかったっけ

ぶちカマス:シャンフロは蠍が強すぎる

大吟城:ビーム!?

パペルト:ビーム撃つの!?

ビートナットゥー:いや待て反射しただろ今

「えぇ………何これ」

ぶちカマス:みしぇるが絶句してるの笑う

勝つドン:いやこれはコメントに困るわ

ジュクのエキのニシの入り口:解説が足りな過ぎるんだよなぁ!?

ブクロ工事:なんで避けられるん……?

甘茶:当たり前のように空を走るな

ビタミンX:バグとかじゃないよな?

ママス:脳味噌にソナーでも埋め込んでるのか

『こいつはあれ、あれだよあれ!』

雷螺子:あ、解説きた

パーフェクトプリマ:アレで分かるか!

『ビーム反射! テリトリーから出たら袋叩き! 尻尾破壊急務! だいたい回避してはいオッケー!!』

大吟城:何もオッケーではない

勝つドン:オッケーじゃねーよ

タジマン:ノーオッケー

苺:ていうかマジで防具縛りなんだ……

「いやそれ、ほんとそれ苺さん。やべぇっスよね、当たり前みたいな顔して防具つけてないんだけど」

コバルト:さっきは装備してたし舐めプだろこれ

ココナッツ:でも実際避けてるし攻撃もしてるけどな

ムスッコ:いや草

ぬか漬け:ツルハシで殴り始めたw

担保ぽ:草

ユカたん半島:草

ビタミンX:草

ぶちカマス:有効打っぽいのが尚更笑える

ブクロ工事:いや盲点過ぎない? そりゃ水晶にツルハシは相性いいかもしらんけど

ママス:いや多分試そうとしたやつはいるんじゃないの? 試す前に死んだだけで

雷螺子:ていうかあの蠍、巨体の割に小回り利きすぎじゃないか? 急制動とか旋回とか

ビタミンX:テリトリー内でしか戦わないとか

ジュクのエキのニシの入り口:範囲外から遠距離で勝てるんじゃね

「いや遠距離砲撃あるから無理でしょ、袋叩きとか言ってたし他のテリトリーに入ったら2vs1でボコされそう……あー、倒した。すげぇなツチノコさん、なんか自分も強くなった気がしてきた」

雷螺子:ユザーパードラゴンに身包み剥がされた奴がなんか言ってる

ムスッコ:みしぇる、そういうのは剣聖になってから言おうね

ビタミンX:みしぇる次大会出場する時は言ってくれ、カモる

甘茶:まだ新大陸に行けてない配信者がいるってマ?

「あーあー聞こえなーい!!!」

◆

なんだかんだで帝晶双蠍は「慣れた相手」枠に入っているのでオルケストラの歌詞誘導がむしろ枷になる程度にはさっくりと撃破。まぁさっくりとは言っても火力問題もあるので数十分はかかったのだが。

蠍系の楽章は課題数が少ない代わりにシンプルに時間がかかるのが難点だな……その点で言えばユニークモンスター系の方が課題数が多い代わりに最速課題達成で戦闘時間を短縮できる。

「さて次は何かな……」

『【サンラクの紡いだ物語】第三楽章……「墓守は憩う」』

「お、ウェザエモンじゃん」

シグモニアからシグモニアに繋がってたのでてっきり今回はシグモニア特用パックなのかと思ってたが、ここに来てユニークモンスター再現来たか。

そういえばこの真ウェザエモンはもう再戦できないんだよな……なんかちょっと解説的なものやっておいた方が【ライブラリ】に好印象与えられるかな? ヘイカモン隕鉄鏡、オート操作でも思考入力で手元に呼べるのは親切心が光ってるぜ。

俺は近くを浮遊する鏡に向かって話しかけつつ、顕現した機巧の武者を見据えて武器を構える。

「あー、ウェザエモンですね。ユニークモンスター墓守のウェザエモン、こいつは再現体だけど」

当時は気合回避だったが、今はスキルも充実してるしこのウェザエモンはレベルダウン結界を使わないから技の脅威度は依然として高いがそこそこの余裕がある。おっと予備動作。

一番確実かつ安全な回避は真界観測眼を使う事だが、アレを使うと微妙に会話能力がディスアドなので今回はステータスの暴力と慣れによる気合回避・改で避ける。

「 断風 ( タチカゼ ) 」

「【ライブラリ】って真理書持ってるんだっけ、取り敢えずこれが例の超速即死抜刀攻撃。首しか狙ってこないし沈み込む感じの予備動作から大体一秒で抜刀してくるのを覚えておけば後は慣れかな」

どうせなら一通りウェザエモンの技を配信で見せるってのもアリかな、オルケストラの再現体と何回か戦ってるのもあるが、やはり墓守のウェザエモン戦は俺の中で今なお鮮明に思い出せる程記憶に焼き付けられている。ぶっちゃけレベルダウンやそれに伴うステータス低下……によって引き起こされる装備制限が無いならちょっとヤバ目の対人戦みたいなもんだし。

「えー、とりあえずウェザエモンの技構成は最後にぶっ放してくる最終奥義を除くと……えーと、断風、大時化、雷鐘、入道雲……「 火砕龍 ( カサイリュウ ) 」あ、今出してきた火砕龍とそれとコンボ発動される「 灰吹雪 ( ハイフブキ ) 」これの……何種類だ?」

地面から噴き上がる火柱と、連続する上空から降り注ぐ灰の包囲網。灰の包囲は必ず時計回りなので一番確実なのは上から落ちてきた灰の本流を回避した後すぐに灰の左側に突っ込むこと。ここらへんは刀関係ないから増殖した色違いウェザエモンも使ってきそうだな。

「どうせ耐久ゲーだし各種対策でもやっときますか!」

ウェザエモン戦の一番ヤバいところは途中から合流する騏驎の対処であって、俺の場合はそっちに殆ど関わっていないからオルケストラが再現するのはウェザエモンだけだ。しかもレベルダウン結界に俺は引っかからなかったからそっちも再現されないっていう。

結論から言うと再現ウェザエモンはヌルゲーなのだ。

「クライマックスにすらなりゃしねぇ、適当に凹ましてやるからかかってこいよ偽エモン」

サンラクは【ライブラリ】しか見ていないと思っているので提示する情報が【ライブラリ】が多分知らないだろうな、って情報だけになっている

なので余計混乱が起きる