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16-51.守護竜

デスマーチからはじまる異世界狂想曲( Web版 ) — ncode.syosetu.com · All chapters

16-51.守護竜

※2018/6/10 誤字修正しました。

※2018/6/11 一部修正しました。

サトゥーです。地球の神話だと、竜は神と同列に語られたり、神を殺す存在として語られたりする事が多いようです。たんなるモンスターとして「美味しい獲物」扱いされるようになったのは、やはり家庭用RPGが普及してからなのでしょうか?

◇

「山脈を越えたら熱帯だった」

都市核に気候が制御されるこの世界としては普通なんだけど、なんというか 不思議 ( ファンタジー ) な感じだ。

吸血鬼に半壊させられたトキスォーク王国を出発したオレ達は、南北に細長い魔物の領域を越えて、ドラグ王国へとやってきていた。

亜熱帯のような植生の、妙に暑い国だ。

「美味しそうな肉が多い良い国ですね」

「もうちょい強かったら面白いのに」

「甲板ももう少し広い方がいいよな」

さっきから飛空艇を襲う飛行型の魔物達を倒していたリザ、ルスス、フィフィが微妙にベクトルの違う感想を呟く。

「サトゥー様、一時の方角から騎獣が来ます」

操縦席からの伝声管から声がした。

オレ達を迎撃に来たかもしれないが、いきなり攻撃してくる事はないだろう。

オレは一時の方角に目をこらす。

――極彩色のオウム?

AR表示によると 古老鸚鵡 ( エルダー・パロット ) という幻獣の一種らしい。

その上に人が乗っている事から、接近するのはこの国の 鸚鵡騎士 ( パロット・ライダー ) だと分かった。

「ドラグ王国の出迎えだよ」

オレは伝声管にそう答えながら、オウムに乗る騎士に手を振る。

騎士は一見人族に見えるが、リザのような蜥蜴系の尻尾が伸びていた。

たぶん、鱗の色からして青鱗族の青年だろう。

マップで確認したところ、この国の人種分布は過半数が鱗族だと分かった。人族は相変わらず多いものの、人口の三割弱しかいない。

鸚鵡騎士 ( パロット・ライダー ) に導かれて、仮設空港になっている空き地へと向かう。

「あれ? 二隻もいるぞ?」

「メイコ以外にも誰か来てるのか?」

空港にはサガ帝国の紋章を描かれた飛空艇が二隻停泊していた。

中型の巡航艦と、それより少し小型の駆逐艦の二隻だ。

揚がっている旗からして、巡航艦の方がメイコの乗艦らしい。

◇

「――笑えば?」

ふてくされた声で自嘲するのは、勇者メイコだ。

包帯だらけでベッドに横たわる姿は痛々しい。

彼女の従者に聞いた話だと、ドラグ王国の守護竜である緑竜に挑んで返り討ちにあったそうだ。

なんでも、接近する前に土魔法で空に打ち上げられて、そのまま空中で拡散ブレスの面攻撃を受けてボロボロになったらしい。

見た感じ、シガ王国から旅立った時よりは、かなり回復しているようだ。

オレの見立てだと、魂の器の損傷も回復しつつあるようだし、きっとパリオン神あたりが癒やしてくれたのだろう。

「笑わないって」

ルススとフィフィが首を横に振る。

「単独で 竜 ( ドラゴン ) に挑んで生きてるってだけですごいから」

「あんたは嫌いだけど、そういう戦闘馬鹿な所は好きだ」

あけすけな笑顔で、メイコの頭をぐりぐり撫でて嫌がられている。

「まったく、戦わないと言うから守護竜殿への面会を許したのに……」

そう愚痴をこぼしたのは、垂れ目の文官だった。

彼女は勇者メイコの従者らしい。

他にも数人の武人系従者がいるが、いずれも見覚えがない。

以前のメンバーは天罰事件で壊滅してしまったか、刷新されてしまったのだろう。

青鱗族の竜神官も同室しているが、彼女は勇者の従者ではなくこの国の人のようだ。

整った顔立ちの女性だが、綺麗というよりは凜々しいという表現が似合う。

「あたしも戦ってみたいぜ」

「死にそうな戦いってたまんないよね」

ルススとフィフィの戦闘狂な発言に、少し頭が痛くなる。

「戦いたいのなら連れていきましょう」

竜神官がさらりと許可を出す。

「では私も」

「あなたはダメです。そちらの方もご遠慮ください」

リザがそれに乗っかるが、竜神官はオレの方を見つつ首を横に振った。

「どうしてサトゥー達はダメなのさ?」

「勘です」

ルススの問いに竜神官が答える。

「こちらの二人と戦うと、竜様が自重を忘れそうなので」

魔王との戦闘に夢中になって、竜大陸の多くを更地に変えた古竜を例に挙げるまでもなく、彼女の言葉はよく分かる。

黒竜ヘイロンや東方諸国のスィルガ王国の下級竜達も戦うのに熱中すると、我を忘れちゃうからね。

「ところで、彼女を魔法や薬で治さないのは?」

「たまにはお灸を据えた方がいいんです」

小声で勇者メイコの従者の中にいたパリオン神官に尋ねたら、そんな答えが返ってきた。

どうでも良い事だが、サガ帝国には歴代勇者の一人が伝えたお灸文化があるそうだ。

◇

「成竜じゃないか!」

竜神官に導かれてやってきた緑竜の巣に、ルススの悲鳴が木霊する。

緑竜の巣は王都の北側に聳える霊峰の頂上にあった。

戦う気はないが、緑竜には会ってみたかったのでオレとリザも同行している。

「戦わないのですか?」

「さすがに成竜相手に自殺する趣味はないぜ」

「成竜相手だと『死にそうな戦い』ってよりは『死ぬ以外ない戦い』だもんな」

竜神官の問いに、ルススとフィフィがすごい勢いで顔を横に振る。

AR表示によると、緑竜はレベル69の成竜のようだ。

もしかしたら、オレのところに居着いている幼竜の親かもしれない。

腰の引けているルススとフィフィの前に、リザが歩み出た。

「では、私が」

「だから、あなたはダメです」

リザの発言を竜神官が即座に却下する。

珍しくリザが残念そうな困り顔になった。

……リザ、そんなに戦いたかったのか。

ふわりと風が吹く。

緑竜がけだるげに片方のまぶたを少し開けた。

その瞳がオレを見て止まる。

『そこの人族に見えるオス。それと蜥蜴人族の娘。お前達からは黒竜の匂いがする』

緑竜が竜語で呟く。

一緒にいる竜神官は「竜語」スキルを持っているので、迂闊な事は言えない。

『ええ、先日、黒竜山脈の主殿とお会いしたばかりですから』

『そうか。あいつは相変わらず――』

緑竜がオレを正面から見る。

『――戦闘バカか?』

『戦闘はお好きですね。先日も砂漠で楽しそうに戦っておられましたよ』

『そうか。あいつは相変わらず、か』

苦笑しつつ答えたオレの言葉に、緑竜が嬉しそうに目を細める。

緑竜が首をもたげ、見た目に似合わない涼やかな声で歌い出す。

素敵な歌に耳を澄ませていると、さわさわと草が擦れる音が聞こえてきた。

緑竜の周りの草花が急速に伸びていき、様々な希少薬草や綺麗な花々が咲き乱れる。

その中央には泉が生まれ、馥郁たる香りの竜泉酒が湧き出ていた。

「――竜喜歌」

竜神官がうわごとのように呟く。

歌い終わった緑竜が、舌を伸ばして竜泉酒をぐびりと飲む。

『お前達も飲め。古き友の近況を報せてくれた礼だ』

『では、ご相伴に 与 ( あずか ) らせていただきます』

オレはそう言って、ストレージ経由で 格納鞄 ( ガレージ・バッグ ) から取り出したとっておきのグラスで汲んで、緑竜とエア乾杯をしてから口を付けた。

――美味い。

黒竜ヘイロンの竜泉酒よりも甘みがあり、口から鼻へと濃厚な香りが抜ける。

飲みたそうにしていた面々にも、緑竜の許可を貰ってから新しいグラスに汲んで配った。

一番飲みたそうにしていた竜神官だったが、「神殿の宝にします!」と言って、口も付けずに大切そうに胸元に抱きしめていた。

竜泉酒のお礼に、肴は何が良いかと尋ねたら――。

『海産物がいい。活きの良いクラーケンか、弾丸鮪あたりで頼む』

『クラーケンなら良いのがあります。弾丸鮪はないので、クジラあたりでいいですか?』

『クジラ? 北海の大食い魚か? あやつらはブレスまで喰らうし、すぐに海底に逃げて捕まえるのが面倒なのに、よく捕まえたな。あれは一度食べてみたかったのだ。それをくれ』

オレは格納鞄から取り出したクジラやクラーケンの巨大切り身を焼いて緑竜に饗する。

おこぼれに与ったリザ以外の面々が大げさに驚いていたが、竜泉酒と鯨ステーキの組み合わせは鉄板だからさもありなんって感じだ。

オレ達はしばし緑竜と宴を楽しみ、日が傾く前に山を下りた。

なお、ルススとフィフィは下山中に、竜神官から「緑竜に挑んで追い払われた巨大な魔物」の話を聞いて、挑みに行ってしまった。

欲望に素直というか、戦闘民族すぎる娘達だ。

◇

「変わった食材が色々ありますね」

「マスター、変わった果物がたくさんあると告げます」

ルルやナナが屋台や露店を見回しながら言う。

ルススとフィフィもいなくなったので、久々に仲間達と一緒に観光と洒落込んでみた。

こういった亜熱帯系の土地にはあまり連れてきた事がないので、皆楽しそうだ。

「うにゅにゅにゅにゅ~?」

「やっぱ、青いバナナはイマイチ好きになれないわ」

「ぱいなっぷー、は美味しいのですよ?」

このドラグ王国はバナナやパイナップルが名産らしいのだが、黄色くなっていないバナナは仲間達に不評のようだ。

前に南の島で作ったバナナを熟成させるオリジナル魔法で食べ頃にしてやる。

アリサに指摘されるまで、そんな魔法を作った事さえ忘れていた。

即興で作った魔法は多い上に、二度と使わない事が多いからね。

「いくら名産でも、炒め物にまで果物を入れるなんて……」

どうやら、システィーナ王女は酢豚にパイナップルを入れない派らしい。

「美味しい物に罪はありませんわ」

「びみびみ~」

「でりしゃすなのです」

好き嫌いのないカリナ嬢達は、先入観なく味わっている。

それを見て、セーラやゼナさんも味見をしていた。

「果実水はいかがですか?」

「ありがとうございます。サトゥーさん」

「すみません、私が買いに行かないといけないのに」

セーラは普通に礼を言ってカップを受け取ったが、ゼナさんは謝りながらだった。

この辺りの気遣いはなしにしてほしいんだけど、身分差を気にする真面目なゼナさんには難しいようだ。

「サトゥー」

ミーアが身体の前でカラフルな民族衣装を合わせて、オレを見上げる。

「よく似合っているよ、ミーア」

ついでに、他の子達にもドラグ王国の衣装やアクセサリーを買い揃えてみた。

せっかくなので、適当な宿で部屋を借りて、皆で現地の熱帯ファッションに着替える。

もちろん、オレも同じトロピカルな格好だ。

「あ、チョコだ!」

着替え終わってから街を散策していると、アリサがチョコレート・ドリンクを見つけて駆けていく。

「うげっ、にがっ」

一口飲んだアリサが苦そうに顔をしかめた。

屋台の主人がそんなアリサを見て笑いながら、蜂蜜を足すか尋ねてきた。

どうやら、この国では砂糖が高価のようだ。

蜂蜜を足したチョコドリンクというのは初体験だったが、これはこれでアリだと思う。

普通に美味しかった。

「ご主人様、あそこが市場みたいです! ドライフルーツがいっぱい売ってます!」

ルルが楽しそうにはしゃぐ。

シガ王国ではわりと高いドライフルーツも、原産地のこの国では非常に安い。

ルルも「お買い得」には弱いのか、アリサと二人で屋台から屋台へ渡り歩いていた。

ルルの眼鏡に適ったドライフルーツを多めに買って、孤島宮殿のブラウニー達やエチゴヤ商会の面々にも差し入れしよう。

もちろん、コアツーや魔王シズカや元剣魔王の狐っ子にもね。

◇

「――怪しい動きは無いか」

ドラグ王国でひさびさに普通の観光を堪能した後、オレはサガ帝国へとやってきていた。

吸血鬼によって半壊したトキスォーク王国の一件で、怪しい行動をしていた人物がサガ帝国の出身だったからだ。

マーカーを付けてある軍師トウヤと地味顔転生者はアジト近くの都市で、仲睦まじく錬金術店を経営して暮らしていた。

表情を見る限り、軍師トウヤは仮面夫婦としか思えない仏頂面だったが、地味顔転生者の方は新妻感溢れる笑顔で実に幸せそうだった。

ぜひ、このまま余計な野望を抱かずに平和に暮らしてほしい。

彼らの背後にいる黒幕は、相変わらず気配がない。

たぶん、オレを警戒してどこかに潜伏しているのだろう。

念のため、ごま粒サイズの超小型監視用ゴーレムに、軍師トウヤと地味顔転生者の錬金術店を監視させてある。

サガ帝国の新皇帝は新体制への刷新が終わっていないのか、なんだかバタバタした感じで、余所の国へちょっかいを出すような余裕はなさそうだった。

政府関係を調べ終えたオレ達は、帝都の町並みに繰り出していた。

帝都に来たついでに、情報の少ない勇者フウを調べておこうと思ったのだ。

オレのマップ検索では引っかからなかったので、帝都を出立してどこかオレの知らない場所に出征しているんだと思う。

「サトゥー」

一緒に来ていたミーアがぽふんと抱きつく。

「ご主人様、帝都で聞き込みしてみたけど、今代の勇者が四人なのを知っている人は多かったけど、勇者フウを知っている人はいなかったわ」

「むぅ」

ミーアに遅れてやってきたアリサがミーアを押しのけるようにして、オレのお腹に顔を押しつけてきた。

くんかくんかと匂いを嗅ぎ出したアリサを引き剥がし、ミーアから報告を受ける。

「精霊、聞く?」

「ドライアドか……」

魔力を大量に吸われるのは構わないけど、魔力の吸い方に問題があるんだよね。

「まあ、しかたないか」

渋々ドライアドを呼んでみたのだが――。

「わかんないわ。ニンゲンの区別なんてしないもの」

――という言葉が返ってきた。

オレの事は個別認識しているくせに、勇者フウは分からないらしい。

サガ帝国にあるシガ王国の駐在武官や文官に、吸血鬼について詳しい学者を紹介してもらい、彼らの知見を得てきた。

彼らの知識でも水や虫を媒介にした 吸血鬼 ( ヴァンパイア ) の増殖というのはありえないらしい。

まあ、トキスォーク王国で保護した吸血鬼を、セリビーラの迷宮下層に住む吸血鬼の真祖バンに預けに行った時にも、他に吸血鬼になる方法はないとバンやムクロが言っていたから、今回の学者巡りはそれを補完するモノでしかない。

だが、少し興味深い例外があった。

かつて「吸血鬼の魔王」が呪いを媒介に 吸血鬼 ( ヴァンパイア ) を増やしたという記録があるそうだ。

もっとも、魔神由来の「神代の 秘宝 ( アーティファクト ) 」を用いる上に、魔王のユニークスキルが必須の方法だったらしいので、今回の件では考慮に入れなくていいだろう。

彼の話だと、「吸血鬼の魔王」を倒した勇者がその 秘宝 ( アーティファクト ) を破壊したらしいしね。

「不可能って言われると、余計にそれが気になるわね」

「ん、同意」

学者の屋敷をお 暇 ( いとま ) した帰りに、アリサがそんな事を言い出した。

「たとえば、どんな?」

「虫に刺されたって言っていたんでしょ? 吸血鬼になった蚊が媒介者じゃないかしら?」

「ありえる」

真剣な顔で妄言を言い出したアリサの珍説に、ミーアがこくこくと同意する。

普通の病気の感染源ならありえるけど、瘴気視の視界にも怪しげな虫は映っていなかったし、吸血で増える地球の吸血鬼ならともかく、儀式で増えるこの世界の吸血鬼には該当しないだろう。

「あと何人か学者を紹介してもらっているから、一応、一通り回ってみよう」

オレはそう言って二人と一緒に、学者の屋敷から屋敷へと移動した。

残念ながら、全ての学者の意見は一致しており、虫や水を媒介に吸血鬼が感染する事はないという事だった。

一応、学者の一人から、数年に一体の割合でサガ帝国の「血吸い迷宮」から 吸血鬼 ( ヴァンパイア ) が抜け出して、サガ帝国の外へと逃亡する事があると教えてもらえた。

そんな吸血鬼が魔物の領域の奥で集落を築き、密かに数を増やしてトキスォーク王国を襲ったのではないかと言っていた。

今回の件はアリサ達の迷推理よりも、こちらの方が可能性が高い気がする。

サガ帝国の領域内や近隣にある魔物の領域をマップ検索で調べたところ、本当にいくつかの吸血鬼の集落が見つかった。

とりあえず、 上級吸血鬼 ( ヴァンパイア・ロード ) は一人もいない。

引きこもって平和に暮らしている集落はスルーして、盗賊行為を生業にしていた迷惑な集落だけを近所の帝国軍駐屯地に通報しておいた。

「そうだわ! 前に言っていたユニークスキルで世界の秘密を石板に記録している魔王がいるって言っていたじゃない。その石板で犯人が分かるんじゃない?」

「名案」

アリサの思いつきに、ミーアが目を輝かせる。

「無理だと思うぞ?」

大体、それで真犯人が分かるなら、黒幕氏の正体や居場所をとっくに掴めているはずだ。

「どうしてよ?」

「テレビのニュースとかと一緒で、事件が起きて記録者の興味を引いた事しか石板に記述されないんだよ」

あれはトロールの魔王が興味を引いた事しか記録しないので、わりと有益な情報に偏りがあるのだ。

もしかしたら、情報があるかもしれないから、サガ帝国での用事が終わった後で寄ってみた。

「ハズレね」

「ん」

石板をチェックしたがやはり有益な情報は無かった。

上級吸血鬼の残虐さやルススとフィフィの手に汗握る戦闘は300枚くらい刻まれていたが、肝心の「吸血鬼達がどこから来たのか」とか「何の目的で国を襲ったのか」と言った情報は全く見つからなかった。

その上級吸血鬼の前の情報は、勇者ユウキがサニア王国でアンデッド化した陸王を倒した事まで記録が飛んでいたし、上級吸血鬼の後の情報はルススとフィフィが闘技場で活躍する話まで何も刻まれていなかった。

トロールの魔王はルススとフィフィが最近のお気に入りらしい。

あくまでトロールの魔王が興味を引かれた事例しかないようだし、現在進行形の情報を得る為のソースとしては「載っていたらラッキー」くらいの補助的な使い方しかできなさそうだ。

まあ、サガ帝国の調査で、吸血鬼の件が「サガ帝国の闇に潜む黒幕一味の悪巧みではないか?」というオレの懸念は、杞憂だった事がほぼ確定した事だし、試練巡りに戻ってさくさくと進めるとしよう。

トキスォーク王国で死んだサガ帝国皇族の目的調査は、ヒカル経由で事件の顛末を書いたレポートをシガ国王や宰相あたりに提出して、後の調査や対処は彼らに丸投げでいいだろう。

あくまでオレが手を出すのは「現地の人達が手に負えない大災害の対処」だけに絞っておかないと、どんどんする事が増えてデスマーチになっちゃうからね。

さて、次はカリオン神の中央神殿がある都市国家カリスォーク、別名「賢者の塔」へと向かおう。

試練よりも、「賢者の塔」を訪問するのが楽しみなんだよね。

※次回更新は 6/17(日) の予定です。

※コラボカフェ&ゲームコラボが現在開催中です。

詳細は活動報告をご覧下さい。

※2018/6/11 「そうだわ!」以降を色々と追加しました。

※2018/6/11 バナナ熟成魔法を追記しました。