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連載2 影使い

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連載2 影使い

キャットウーマンだ

パッと見はそのものだ

黒革の膝上ロングブーツ

黒革のブラはハードタイプでコルセットと同一意匠だがセパレート出来るらしい

肘までのシープスキンの黒の長手袋

身長は誠の方が少し高い筈だがブーツのヒールを調整して同じにするらしい

プロポーションもウエストも背中についた数本のゴツいベルトで締めて同じ見た目になる と

両サイドが大きくスリットの開いた黒革キュロットから見える太腿には皮のTバックの紐パンだから下着は見当たらない

黒のハーフマスクの下に覗く口紅は黒のグロス仕上げ

ハードかつクール

いいじゃないか じゃ頑張れ 事務所の方で待ってる

あれ 見てかないんですか? と 誠

今日は 素人さんと一緒だろ?俺がいちゃ マズい 美和の意図通り リードしてやって?

はーい

若狭が素人モデルをピンで撮影して 美和が2人をフレーミングする同時進行で指示は若狭が出して動かす作戦らしい

俺が出て行くタイミングでフィットルームから着付けしたモデル嬢と若狭が出て来た

あれ?先輩 見ていかないんですか?

背中越しに手を振ってスタジオを出た

勝手知ったる事務所で珈琲を飲んでいると ひかりがスタジオからバタバタやって来て何か手に取り

あれ?見学しないんですか?

と 出て行った

ナチュラルに俺がヌード撮影に立ち会う事を不思議に思わないらしい

2時間くらいして誠が私服に着替えてやって来た

お待たせしました〜

後ろから 若狭と件の梨沢嬢

ほい お疲れ

どうだ?うまくやれたか?

期待された分は働きましたよ?それ以上かどうかは 聞いてみないと

あ 先輩 時間あるなら この後 一緒に って美和から伝言です 誠ちゃんも一緒で

俺は誠の目を見た

また なんか企んでるんじゃないよな?

何 言ってるんですか そんな訳ないでしょ

そんな事が続いたから勘繰っているんだ

無きゃいい

あ いいよ 時間ならある

じゃ 応接室で

と スタジオの隅の応接セットじゃなくて 資料や機材の収納室のある本当の応接室に連れて行かれた

カウチに俺と誠が並び向かいに若狭と梨沢嬢が座った

角に美和だ

お疲れ 狙い通りに撮れたか? と 美和に聞くと

タブレットを俺に渡して来た

ズラッと 未整理のセムネイルが並んでいる

アメコミヒーローに見えるそっくりの2人が並んでポーズを撮っている

さーっと画像を滑らせると動画のように2人が動いて時々 シーンが変わりポーズが飛ぶ

どう指示して動かせばそうなるのか 長手袋を噛んで脱ぎ捨て紐パンを解いて取り去りロングブーツを脱いで

当然 最終シーンはハーフマスクとコルセットヌードだ

誠 また 魔法にかかったのか?

分かっててもかかりますね さすがに2度目なんで途中で我に返りましたけど

で どうです? と 美和

うん?俺に聞くの?

いや いいんじゃ無いのか?企画と希望の両方 入ってるし

美和がジーッと俺を見る

本当ですか?

え?連載のコンセプトモデルとしては いいんじゃないか?

作品としてなら 二番煎じ感は否めないけど

は〜っと 美和と若狭が溜め息をついた

ですよねぇ…

おいおい 誠はともかく モデルさん横に置いて言う感想じゃないぞ?

いえ 失礼ですけど 私が言ったんです

と 梨沢嬢

先生の写真見て いいな って思ってお願いしたけど なんかやっぱり私でやる意味 あったかなって

それもあって先生は双子キャラ設定で モデルさんもう1人呼んでくれたんでしょうけど

あの黒のcatsの写真 何処が良かったの? と 俺は聞いて見る

あの雰囲気です なんか溶かされているような感じの

あれはモデルさんの容姿も関係するんでしょうか?

それは容姿を誉めてくれてる訳だ ありがとう 妻に言っとく

もう1人は私の姉さんですよ ありがとう

え? と 目を丸くした梨沢嬢は

先生の作品にクレジット入ってないから噂ですけど 後からデビューして有名になったキトゥンズテイルスのモデルさんじゃ無いかって…

あの時はまだキトゥンズテイルスはプロジェクト名で事務所 立ち上げて無かったからな

若狭が シレッと私たちの先輩で そのキトゥンズの社長だよ この人