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ティータイム5 影使い

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ティータイム5 影使い

キャンパスの中庭の芝生に座っている柳を見掛けた

女の子が1人 近づいて行って少し話をする様子で見ているうちに小さく柳に手を振って笑顔で離れていく子が樋口さんだった

おい 柳

織田か なんだ

今のは…

ん?樋口さんか?おまえも同じ講義 取ってるだろ?

いや こないだの…

あ?おまえ 分かったのか?鋭いな

次の約束 したとこだよ

あんな 笑顔で?

それはそうだろ

本人の希望に沿ってやるんだから

俺が脅して強制する訳じゃ無し

あ この間は織田くんが側に居たから凄い感じた らしいぞ?

いいのか そんな話…

ああ 樋口さんは俺がおまえをお茶に誘った時点でおまえは信用できるんだ と思ってるんだ

なんだ それ?おまえが信用されてるだけじゃ無いのか!

当たり前だろ?俺があの子に何をしてると思ってるんだ

信用出来ない俺に無防備な自分を預けたりしないだろ?

でも あんな地味で大人しそうな子が

それもあんまり関係ないんだな

派手だとか 色っぽいとか プロポーションが とかは加害者が被害者を選ぶ目線だからな

趣味嗜好は見た目じゃ分からない

まあ 自分の変態性は自覚があるんで趣味嗜好のマッチングで犯罪者にならないように欲望を発散してるんだ

需要と供給 だな

おまえの嗜好って?

あ〜 身動き出来ない女が自分じゃ止められない快感に溺れていくのが な

好きなんだ

それは普通のセックスではダメ なのか?

いや 普通のも好きだけど どっちかと言うとそっちが好き って事だ

だから 嫌がる女に強制するのは 嬉しくない

まぁ デリケートな問題だな

そんな事まで俺に言っていいのか?

う〜ん 何だろうな

おまえには何か似たような匂いを感じるんだ

俺みたいな変態じゃないが マイノリティの な

…まあ 理解出来る範疇の話だな

おまえを罵って排斥する側には居ないのは確かだよ 俺も

ふふ だろ?何人か居るんだ そんな奴が学内にも

あ おまえ 造型の村井って知ってるか?

アイツも俺の変態を責めない奴だ

知らないけど 覚えとく

造型の村井 な

ガタイのいいコワモテがキャンパスで女の子に声を掛けては断られている

キャッチでは無いのは分かる

コワモテの割に断られる度にショゲた大型犬のように肩を落としている

お〜い 村井

話 付けて来たぞ

と 柳が女の子とソイツに近寄って行く

コイツコイツ 話してた造型の村井

イカつい顔だけど人畜無害だから

柳くんの紹介だから信用するわ

モデルすれば良いんでしょ?

でも 柳くん貸しだから 分かってる?

了解 分かってる

樋口さんからもクレーム 出てないだろ?

信用してくれよ

あ〜 でもまあ ヌードってハードル 高いのよね

村井 いいか?

と 柳がソイツに言うと緊張した顔でソイツは小さく頷き 柳は女の子に耳打ちした

え?そうなの?

うん だから いやらしい目では見ない

あくまで造型作家のアーティストの目 だな

腕も確かだよ 具象立体の作品で賞も貰ったんだよな?

卒業制作のモデルで綺麗な身体がずっと残る訳だ

あれ 最優秀賞は学内展示だっけ?

うん 一年間されて寄贈

ほら?コイツなら最優秀賞さ

そうなの?期待するわよ?じゃ 打ち合わせしましょうか?

珈琲 奢ってよね?

おい 俺はいいのか?

いいわよ 柳くんの紹介でしょ

村井くんだっけ?信用してるから アーティスト

村井は女の子に引っ張っていかれた

お 織田

おまえ いつもいいタイミングで会うな

いいタイミングなのか?

あれか?村井

そうさ 自分のコワモテ 自覚してるから余計に引っ込み思案になるんだな

慣れたら良く喋る奴たぜ

また 違う女の子 連れて来てたじゃないか

あれか?あれは樋口さんの友達

って 言うか樋口さんを紹介してきた斉木だ

あの子も かぁ

あのさ 柳 俺も卒業制作で発表ステージで作品着て歩いてくれるモデル 探してるんだが

どんな子だ?

アメコミの女バーバリアンみたいな高身長 外人体型のプロポーションの…