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かずは8 影使い

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かずは8 影使い

誠さんが帰って来たのは明日の撮影機材を残してすっかり片付いた後だった

時刻は5時40分だった

お風呂で温まったかずはさんは温かそうな頬に戻っていた

お帰り〜

双葉 お帰り ママ返すぞ

はい 返してもらいます

ははは じゃあママとお風呂 入っておいで

ご飯の用意しておくから

わ〜い ママ お風呂!おじさんも入ろ!誠も一緒に!

おいおい…ご主人様 やっときますから

行ってらっしゃい

梓…

ふふふ

と 笑って放置すると

かずはさんも

人妻がお嫌でしたら 結構ですよ?

と 追い討ちする

誠さんも目を逸らして 助けは来ない

分かった 競争だぞ!

キャアキャア 賑やかなお風呂場の声がして それでも10分もたずにご主人様が逃げて来た

風邪ひきますよ ご主人様

浴衣に丹前を着て赤い顔をしたご主人様はのぼせたような顔ではあったけど

双葉に溶ける と言って出てきたんだ

織田の嫌味が今から聞こえるよ

何て言ってます?

"妻と娘がお世話になりました"

ホントに言う奴だぞ?エミリの時でも執拗に責められたんだからな

あははは

誠さんも浴衣に丹前を羽織って出て来て その後ろから親娘お揃いの浴衣と丹前でかずはさん達が着いてきた

こんなの いつの間に?

それは織田が見繕ってことずかったんだ

"妻と娘を宜しく"って

と 顰めた顔をわたしに向けた

あははは

何 可笑しいの お姉ちゃん?

双葉ちゃんが聞いて来るので

その浴衣 織田パパが買ってくれたんだって

そうなの?織田パパも来たら良かったのに

今度 3人で来たらいいさ

友達のおじさんの家なんだからな

と ご主人様が偉そうな素ぶりをわざとしてまた笑いを取った

かずはさんはいい顔をして笑っていた

あ かずはさん 明日 朝食食べたらもうワンカットだけお願いします

後は 双葉ちゃんにお返ししますから

はい いいですよ

双葉 明日 お姉さんとお仕事 済ませたら今度はママと遊びに行こう

柳くん 何時に戻ればいいかな?

何時でもいいぞ?

双葉が家で眠れるくらいの時間に帰れるなら

まあ 織田に迎えに来させるなら寝ててもいいか

そんなに遅くならないわ

じゃあ そんな感じね

賑やかに片付けてわたしは写真データの整理をするのにひと部屋貰い かずはさん親娘とご主人様誠さんのふた部屋に別れた

ご主人様は俺は寝るぞ!と誰にともなく宣言して 誠さんは笑った