LNCrawler

サマーバケーション7 影使い

ちょっとHぃショートショート — novelba.com · All chapters

サマーバケーション7 影使い

朝になるとやや落ち着いていてパッドで台風情報を確認するとまだ影響範囲にいるものの暫くは小康状態らしい

まだ 電気は使えないのだがブラインドを上げてランタンを点ければ朝食には充分だ

お風呂 使いたいですねぇ

まあ そうだな

しかし トイレが流れなくなると困るからバスタブの残り湯は流さないからな

はい

と 俺のスマホが震える

はい どした?かなめ

"社長ぉ〜 昨日から停電で怖いんです〜"

朝は?ご飯は食べたのか?

"夜は停電前でしたけど 朝は何も出来ません"

分かった ちょっと待て

…あ〜 タクシーを手配した 10分後にそっちに行くから乗ってウチに来い

そら ウチの住所 送ったから

タクシー代はこっちで精算してるから かなめはエントランスでウチの部屋番号 押したらいい

"ありがとうございます!"

すみません!でも怖くて…

あれ?誠さん?

ああ 誠は昨日から遥の部屋に泊まってるんだ

怜子も遥も非常呼集で病院に詰めてるからな

まあ 座って食べて

と テーブルに並べた朝食を指す

スープ サラダ グラタン クロワッサン オレンジジュース

こんなもんでいいか?

ありがとうございます!

え?スープ 温かい

社長の所は停電して…

あ やっぱり電気 点いてないですよね

まあ 裏技でレトルトを温めてるんだ

食べて?

あ はい

食べたら少し落ち着いたらしいかなめに

昨日はお風呂は入れたのか?

と聞いたが顔が曇った

いえ…

だと 思った

じゃあ コレ

と パックを2つ渡す

何ですか?

温めたウェットタオル

災害時用の使い捨てタオルだよ

冷たいと嫌だろうから温めておいた

さっき誠も使ったんだ

誠 かなめをバスルームに連れて行ってあげて

はい さ かなめ行こ