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新しい季節5 影使い

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新しい季節5 影使い

ひっそりと隠れ暮らすだけなら今 直ぐにだって引き篭もれるんだ

俺の裸の胸に両側から怜子と遥が顔を寄せている

もう候補地の廃れた温泉宿と源泉を買収してあるし周りの山林も二束三文で確保してある

…俺に芸術的な才能が無いってなった時に それなら何が出来るか と考えて怜子達のような女達が救われるような場所を作れないか 考えてたんだ

2人は口を挟まない

医療施設はハードルが高かった

まあ 村の診療所があるんだが買い取って給料を払ってそのまま診察を続けて貰ってる

ヒトの良い年寄りの医者が1人と看護師の奥さんだよ

経営に気を揉む必要がなくなった と言って笑っているよ

国や県とのパイプが必要だったから美香から二代目の理事長に繋いで貰ってコネクションを使わして貰った

美香さん?

と 遥

遥には話して無かったけど学生時代に関わりがあって伝授まで済ませて別れたペットだよ

…俺より10は年上だけどまだ二十代後半で通るんじゃ無いかな?

先代の理事長は美香の祖父で現理事長は母親だ

美香も美希の毒牙に掛かった口で な

初代は政治家から反社にまで通じてる怖い爺さんだったけど俺と同好だったんだ

…色々 押し付けられたり可愛がって貰って…

まあ なんだかんだあって別れたんだけど

別れたっきり?

ああ 家の為に結婚したからな

…まあ 俺が必要なら子どもを産んでくれる約束にはなっているけど

ま!

と 遥は 本当に?と言うように怜子を見て 怜子は頷く

いずれにせよ 美香も歳を取って3代目の理事長職を退いたら里に来たい とさ

それまでにはキチンと成立させとかないとな

その時 わたし達はいくつかしら?

と怜子は笑った

まあ ひ孫は無理でも孫はいるな

産む気なら自分でも産めるし

娘と一緒に子育てが出来るぞ?

ふふふ と3人で笑い合った