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ハードナッツ13 影使い

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ハードナッツ13 影使い

地下カフェは相変わらずだった

注文さえ届ければ後は放置 追加注文したければカウンターまで客が行かなければならない

その代わり 客が寝ていようが騒ごうが放置だ

そう 調教プレイをしていようが

昔 ご主人様が座ったといっていた奥の観葉植物の陰の席に座った

それで?国岡さんの気にしているのは何かしら?

お嬢さん

と 皺の深い顔を綻ばせた

来られた時は色々 お聞かせ願いたかったんですが 理事長のお導きでしょうかね

と私の顔を見た

この理事長はお祖父様の事だ

何?

柳さんにお世話になっている

そうよ

それはようございました

何度か理事長が 惜しい と仰ってましたから

何の事かしら?

お嬢さんの事件と保安室の大騒動の顛末

退職した泊からも聞いています

柳さんの立ち回りも

国岡さん

はい?

言わぬが花 よ

存じております

でもそうね

国岡さんの言う通り

私の事は安心して貰っていいわ

柳さんに言わせると私は柳さんの責任下にあるらしいから

国岡さんは何も言わずにニッコリした

お昼も摂らずに事務所に帰る

途中 テイクアウトのサンドイッチと珈琲を買って帰った

ただ今戻りました

とドアを開けると誠さん1人がお昼を食べながら電話番をしていた

あ お帰りなさい美香さん

お昼は?

手に提げた袋を持ち上げる

お茶 入れますね

いえ 珈琲も買って来たからいいわ

テーブルで食べますね

あ 執務室の方 使って下さい

ご主人様 居るんで

あら どうしたの?

梓から仕事溜めたの 叱られて頑張ってます

かなめも梓もご主人様の奢りで外に食べに行きました

誠さんは?良かったの?

ふふ 貸しです

結構 溜まってます

あらあら 怖い女が此処にも居た

ふふふ

ただ今

あ〜

とご主人様は顔も上げずに呻き声で答えた

溜めた書類の大半は領収書で しかも他の調査員は承認印待ち ご主人様本人の分が乱暴に箱に突っ込んである

珍しくご主人様が苦しむさまを見ながら食事を済ませて領収書を取り上げ 手早く月別に分け 内容で選り分けた

役所への報告書や届はパソコンを開くと梓さんが関連書類を纏めて一覧表がある

梓さんとかなめさんが帰って来た頃にはご主人様は誠さんに買いに行かせたハンバーガーを食べて珈琲で流し込んでいた