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皐月2 影使い

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皐月2 影使い

夜はラウンジを営業する店の昼営業なので普段は使わない奥のラウンジシートに無理言って通して貰う

軽食にはかなりムーディな店の雰囲気に呑まれて皐月さんは最初の勢いを無くしている

向かいのシートに並んで座るとなるほど似ている

注文が運ばれて来ると先に食事を勧めて食後の珈琲や紅茶に手を伸ばす

さて 皐月さんの聞きたかったのは美香さんとの関係でしたよね?

はい

ん〜 学生の頃 私たちは付き合ってたんです

ええ〜!でもママとは歳が

13歳差だったよね?確か

でも 美人だったんだよ 君のママ

皐月さんは 母 から ママ呼びに戻っていたのに気づいて顔を赤くした

でも でも…

それが君のひいお祖父様にバレてね

あの頃の理事長はまだまだ怖い人で さ

部下にも怖い人が多くて…

皐月さんも聞いた事があったらしく真面目な顔になった

暫く付き合うのはいいが結婚は家の問題だから許されない って

別れたんですか?

いや お世話係だって言ったでしょ?

ひいお祖父様の命令でお母さんが転勤になるまで虫除けをしてろってさ

どうしともって言うなら愛人なら良いって言われたよ

ホントなの?ママ

ホントよ

パパもひいお祖父様から柳さんの件は聞かされたわ

さすがに愛人は断って最後は別れたけどね

お付き合いはしてたのね

そうだね

じゃあ パパ…父とは?

別れてからは連絡 取って無かったんだよ

でもホスピスを始めるにあたって堀のおばあさまにお世話になった関係で私がホスピスをやっているのを知っていた黒川さんが週末医療を希望されて転院されて来たんだ

でも来られるまで知らなかったよ

パパの希望だったの

最後に柳さんに頼みたい事があるからって

…何だったの?

柳さんにママの事 頼むって

ええ!どう言う事?

ああ 黒川さんは若い頃の2人の関係を知っていて 何なら黒川さんと結婚しても私が望んだら私の子どもを産んでくれる約束をしたと言う話も美香さんは黒川さんにしたらしいです

!

美香を皐月さんは見つめて 美香は黙って頷いた

勿論 会いもしないんだから子どもを作れる筈も無いですよ?

皐月さんが心配しているのがその事なら

と俺は笑って言った

皐月さんは顔を赤くした

それで男児最後の願いだから勿論 既婚者であるのは知っているが妻を託したい って迫られて 分かったって言ったら言い方が軽く聞こえたらしくて 冗談じゃなかぞ!男児最後の願いじゃ!愛人だからと軽い扱いをしたらただでは済まん!

て 怒鳴られて さ

…パパらしい…

と 涙ぐんだ

まあ そんな訳で黒川さんから美香さん ママを預かった訳です

…ママは愛人なんですか?

いや 妻 ですね

ええ?

出身が田舎の旧家でね

武家ではなかったんですけど昔から側室を取るような家系なんです

所謂 第二夫人第三夫人と言う…

まあ 今の法律では戸籍には入らないんですけど 愛人と言う関係では無いですね

…と言う事は勿論 母とセックスも

ああ 勿論です

大切にして居ますよ

身体だけの関係では無いですからね

皐月さんももう経験はお有りのようだし

皐月 あなた⁈

皐月さんは顔を伏せたが キッと目を上げた

経験くらい あるわ!

でも 思ったより相手が子どもだったんだね?

?何故?

君のママも最初の相手はそうだったらしいよ

陽司さん!

ママ?

君くらいの年齢なら2つ3つ歳上でも男なんて自分勝手な性欲に負ける子どもだからね

思い当たるフシのある2人は顔を赤らめた