岡 伽奈28影使い
岡 伽奈28影使い
ひと通り運ばれた料理を平らげ 食後の烏龍茶を頂きながら詩織さんが顔を上げて わたしを見た
何?
と 聞くと
あの ユキさん ダメならいいんですけど…
あのスーツケースの話って…
ユキさん スーツケースに入った事ってあるんですか?
わたしは修太さんを見て 修太さんは眉を上げてから目を上に上げ 苦笑いして頷いた
ふふふ
お許しが出たみたいだから言うけど あるわよ
わたし専用のスーツケースに入って
ええ〜 やっぱり体験があるんだ?
実話なんですか?
詩織!あんまり 個人的な話は…
ああ いいよ正義くん
ユキからは話しにくいだろうから僕が説明するよ
…詩織さん まあ 最終的にユキが僕へのプレゼントになったのは結果でね
うん ホントにユキはスーツケースで僕の所に来たよ
ほぼ裸で ね
隠すべき所が隠れていない と言う意味で 裸だったな
ふふ
ひと目見て 恋に落ちたんでしたよね?
と わたし
ああ 嘘は言ってない
この人を僕のモノにしたいって思ったんだ
詩織さん 詳しい背景は僕たちのトラウマになるものがあるんで話せないけど一応 ラブストーリーの始まりではあったんだ
…素敵
詩織?
運ばれて行くのは?苦しくなかったんですか?
わたし専用に作って貰ってたからね
大丈夫だったわ
タクシーのトランクルームに積み込まれて運ばれたから不安はあったけど
トランクルーム!
詩織さんは貸し出しと言い 物扱いされる事に興奮を覚えるタイプみたいだな
興味がある?
…はい ホントに何処かへ運ばれたいかどうかは分かりませんけど…
入ってはみたいんだ?
じゃあ 機会があれば…
と 修太さんが言うのでわたしは
え?まだ残してあったの?
え?あるんですか?スーツケース
と詩織さんが言うのが同時だった
修太さんは苦笑いをして
ああ あるよ
…いいかな?正義くん
ユキも?
詩織がやりたいなら…
危険は?ありませんか?
入るだけなら ね
体格はユキに合わせてあるから小柄な詩織さんなら余裕はあるよ
プレイをするならメンテナンスしないとクッションとか ヘタってたら快適では無いな
ユキ?
わたしはまだ取ってあったなんて知らなかったもの
いいわよ
詩織さんが気にしないなら
大丈夫です
お願いします!
じゃあまた今度ね
きっとですよ!
じゃあ お腹も満足したし僕たちは部屋で少し昼寝をするつもりなんだけど 正義くんたちはどうします?
煩くする気はないけど 少し外出します
軽く散歩なら別館の横から林周遊の遊歩道があるよ
一周 ゆっくりで2、30分 途中見晴らしのいい東屋で休憩や まあ色々出来る
行ってみます