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詩織13 影使い

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詩織13 影使い

わたしが訴えるとしたら 修太さんがわたしを捨てた時です!

わたしは思わず叫んだ

けれども修太さんも伽奈さんも驚くでなく怒るでなく顔を見合わせて笑った

だそうよ?修太さん

どうするの?

先輩の気持ちが今になって分かった気がするよ

…羨ましかったんだけど そうか責任ってこんな感じなんだな

そうよ でも たかが2人なら ね?

それでもだよ

まあ!わたしが来た時も2人だったでしょう?

思い出したよ

碧に随分としごかれてひと息ついたら君にもしごかれた

当然よ!あなた 碧さんに甘えすぎだったもの

すみません…

あの?

と ふたりの力関係を見て毒気を抜かれてしまった

ああ ごめん

君がいいなら 捨てたりしないよ

退会しても今まで通りで

…いいんですか?

あの 伽奈さんも?

いいわよ?わたしは

でも この人 時々 ぬけてるから怒らないといつかまたご飯抜きにされるわよ

それは済まないって…

詩織さんに謝りなさい

すみませんでした

それはいいですけど…

あの?

詩織さんは自分の身に起こった特別な体験だって思ってると思うけど…長い話になるけど いい?

と 前置きして伽奈さんの体験を話してくれた

…と言う訳でこの人の事は碧さんから頼まれているのよ

…家事の事 含めてね

…あの碧さんと言うのは修太さんの前の奥さんで その先輩と言う人が伽奈さんとペット交換して碧さんを…持って帰った と

と言う事に世間的にはなってるんだけど あの先輩がそんから下手な真似をするとは思えないんだよね〜

と 伽奈さんを見る

碧さんがわたしを修太さんに斡旋したのよ?覚えてる?

と 伽奈さんが返す

それと 先輩って人は10人もMペットを持ってて…

みんな 妻 だったわよ?

わたしはまだ妻にはして貰って無かったけど

妻?

そう 入籍した妻は1人だけど 全員 妻として大切にされていたわ

…ペットとして可愛がって欲しい人だけ プレイしてた

わたしは頭がクラクラした

そう 当然 意思に反して相手を無理やり調教する人間が居る事は考えられる

それは犯罪だけど 性犯罪の被害者として考えれば 倶楽部の運営が世間を気にするのはこう言う趣味のコミュニティを護る側としては当然の配慮だと思い至る

それって…そんなにいっぱい女の人を 囲ってて周囲にはバレないものなんですか?

ん〜 囲われては居なかったわね?

皆んな社会人として仕事をしてたし 関わり合って当然の関係を作っていたから

でも 何か昔からの知り合いは全部知っているって言っていたわね

僕も知ってたしね

…羨ましいなんて思ってたのは 謝ります

ペットとして飼ってた訳じゃ…

詩織さんだって そんなふうにずっと飼われたい訳じゃないよね?

と 修太さんが聞いて来る

あ〜 すみません

倶楽部を退会したら 歯止めが無くなって って思ってて…そこまで考えてませんでした

うわ!リアル性奴隷が居たよ!正義くんに貸し出したのは間違いだったか?

ほら やっぱり普通の人は倶楽部規約だったりコミュニティルールってプレイの幻想が必要なのよ

…だよな

あ〜 わたしを変態女みたいに言わないで下さい

ちょっと勘違いしただけじゃないですかぁ

皆で笑ったので一応 場は和んだ

それで…

と 今聞かないと今後 会えなくなるかも と勇気を振り絞って聞いた

今まで通りって言うのは 一体 どうすれば?

う〜ん 倶楽部を通さずに大人としての自己責任でのお付き合い?

と言う感じかな?

どうだろう?

と 伽奈さんに話を振る

ええ いいんじゃない

詩織さんさえそれで良ければ?

わたしの連絡先はコレね

と名刺を頂き 修太さんも

僕はコレね

と名刺を頂いた

え?伽奈さん 看護師?

修太さん …企画部長!

で 詩織さんには連絡 どうすれば?

あ あ 済みません

慌ててポーチを探って名刺を渡した

アパレル会社の総務事務ね

それじゃ正義さんも同じ会社の?

はい 営業部です

まあ 正義くんとは今まで通りでいいんじゃないかな?

正義くんはリアル性奴隷妻が持てる訳だし 倶楽部退会で詩織さんは他の会員との交流は無くなる訳だし

わたしはそこにはホッとした

いいのかな?

いいんじゃないの?

他人に迷惑かけなければ