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詩織30 影使い

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詩織30 影使い

昼休みの食堂

向かい合わせで楓と座る

楓はこの2、3日 油断するとスイッチが切れてどこかへ頭の中身が行ってしまう

あら?また 今村?

と 先輩が通り掛かりに声を掛けて行った

そうみたいですね

今村 どうしたの?

喧嘩?

別の先輩も聞いて来る

さあ?喧嘩する方がノーマルですけど

あはは 確かに

楓のロストバージンが上書きされた夜…と言うかまだ午後8時だったけど伽奈さんが帰って来てバタバタと帰り支度して2人で帰ったのだ

どうしたの?わたしが食べてる間 お茶でもしたら?

と 伽奈さんは言ってくれたけど 楓がプチパニックみたいに支離滅裂だったので回収して楓の部屋に帰った

電車は無理なのでタクシー呼んだ

修太さん 説明お願いしますね〜

と 丸投げして部屋を出たのは失礼だったかも

キミは乙女だったんだね〜ボルゾイ

と 呆けている楓に言う

誰がボルゾイよ!チワワ

我に返って楓があれからお約束になった返しを言う

お!お帰りなさい

また?

顔を赤くした楓が

何よ 悪い?

…大体 あなたがわたしをハメたんでしょ!

え〜 下品

ハメたのは修太さんだよ?

わたしはあなたに乗っかってただけ

!下品なのは あなたじゃない!分かってて態とそんなふうに!

食堂で大声で言う事じゃないからよ

静かになさい ボルゾイ

下唇を噛んで楓は静かになった

でも不思議

気をつけなさいよ?楓

何よ!

と まだ喧嘩腰だった

わたしは流し目で楓を見つめて

男子が騒いでるから

何に?

あなたに

休み明けから今村は変わって…可愛いって

嘘ばっかり!

…

何よ?その目

…先輩たちに聞いてみなよ

わたし 先輩に聞かれたんだから

何を?

今村変わったけど何かあったのかって

小声にして

楓は男とヤッて 乙女になりました って…

嘘!信じられない あなた…

なんて 言ってないよ…まだ

ボルゾイ乙女はいいようにわたしに揶揄われた

週末 慌ただしく修太さんの所から楓の部屋まで連れ帰り そのまま置いて帰るのも心配だったからお茶を淹れて(楓は役立たずだった)付いていた

詩織 どうしよう…

と 後から楓が後悔する事になる弱音を吐く

何?どうしたの?

わたし 男の人としちゃった…

わたしとも だけどね

でも…でも気持ち 良かった…

(聞いちゃいない…)

それは良かったね

わたし どうしよう…

何を?

これからどうしたらいいのかって

これから って2人で修太さんとペットプレイの相手をするんでしょ?

そう言う約束で…

ええ…わたし あの人とあんな格好のまま…

何を乙女みたいに

あなたはボルゾイでわたしはチワワのペットプレイよ?

! 誰がボルゾイよ!

あなたのチワワは動かないけど!

あ〜 わたしのテクニックで鳴いてた癖に!

鳴いて ない!

可愛くおねだりしてました!