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第百九話 羽根つき餃子

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第百九話 羽根つき餃子

レビュー頂きました。ありがとうございます!

今日は109話と110話更新です。

飯は簡単にかつサンドにした。

作り置きしてたとんかつ、チーズINチキンカツ、メンチカツを使って3種のサンドを作る。

パンにバターを塗って千切りキャベツをたっぷり載せてマヨネーズをかける。

そこにとんかつを載せて、とんかつソースをたっぷりかけてバターを塗ったパンで挟み込んでと。

そしたら半分に切って出来上がりだ。

今回はとんかつサンドにだけ、少しだけからしを入れたからしマヨネーズを使ってみた。

『できたぞー』

3種のサンドが載った皿をフェルとスイに出す。

『うむ、美味いな。特にこれがちょっとピリっとして美味い』

フェルはからしマヨネーズを使ったとんかつサンドが気に入ったみたいだ。

この前のはからしマヨネーズ使ってないからね。

フェルはけっこう辛めの味もいけるみたいだな。

『スイはこの白いトロッとしたのが入ってるのが好きー』

チーズINチキンカツサンドだね。

スイはチーズ好きだねぇ。

『『おかわり』』

フェルにはからしマヨネーズを使ったとんかつサンドを多めに作ってやって、スイにはチーズINチキンカツサンドとチーズINメンチカツサンドを作ってやった。

俺も食い始める。

俺が食うのはからしをちょい多めに入れたからしマヨネーズを使ったとんかつサンドだ。

ガブリ。

うむ、美味い。

からしマヨネーズがよく合う。

アイテムボックスからペットボトル入りの冷えたお茶を出して、ゴクリ。

口の中をさっぱりさせてから、またかつサンドをガブリ。

『あるじー、スイにも飲み物ちょうだい』

『我にもだ。あのシュワシュワするのがいいぞ』

「はいはい」

俺はネットスーパーでコーラを買って2人に出してやった。

食事が終わっても日が暮れるまでには時間がある。

「まだ時間ありそうだから、ちょっとここで作業していくから2人は昼寝でもしててよ」

『分かったー。スイお昼寝してるね』

そう言うとスイはお気に入りの鞄の中に入っていった。

『何だ、何かするのか?』

「まあね。食事の仕込みだよ。ちょっと食いたい物があってね」

『む、それは美味いのか?』

「もちろん美味い」

『それは楽しみだな』

「そういうことだから、その辺でゆっくりしててくれよ」

『うむ。分かった』

さてと、俺が作りたいのはズバリ餃子だ。

挽き肉ができたからな。

これ作らないとダメだろう。

餃子は好きでよく食いにも行ったし、家には常に冷凍餃子ストックしてたくらいだしな。

ってことで、餃子作っていこうと思う。

作り置きしておきたいから多めに作ろうと思ってる。

肉が少ないとフェルが文句垂れるだろうから、肉多めの餃子にする。

あとはしっかり味を付けてたれなしでも食えるようにしようと思う。

足りない材料をネットスーパーで調達しないとな。

キャベツ、ニラ、おろししょうがとおろしニンニクはチューブ入のがあったな、醤油と酒もあるし、鶏がらスープの素はないから買って、あとはごま油に大事な餃子の皮だな。

まずはキャベツをみじん切りにして塩もみしたあと軽く絞る。

キャベツにするか白菜にするか分かれるところだけど、俺は自分で餃子作るときはキャベツ派だから今回もキャベツにしたぜ。

それからニラも細かくみじん切りに。

ボウルにオークジェネラルの挽き肉を入れておろししょうが、おろしニンニク、醤油、酒、鶏がらスープの素、ごま油、塩胡椒を加えてよく混ぜる。

そこに塩もみしたキャベツ、ニラを入れてしっかり粘り気が出るまで混ぜる。

餃子の餡ができたら、皮で包んでいく。

包んで包んで作り置きの分まで大量に作ったぜ。

少し残しておいた餃子の餡に野菜を加えて、俺用に野菜多めの餃子も作ってみた。

「あとは焼けば出来上がりだけど、このままにして食うとき焼いた方が出来立てって感じだし美味いか」

グゥゥゥ。

腹の音か?

おそるおそる後ろを振り返ると、涎を垂らしたフェルが座って待っていた。

は~。

だいぶ日も傾いてきてるし、ここで飯食っててもいいか。

「ここで、飯食っていくか」

『うむ、そうしてくれ』

今回はパリっとした羽根つき餃子でいこうと思う。

フライパンを2つ使ってフェルとスイの分を焼いていく。

フライパンに油をひいて餃子を並べる。

少し焼き色がついたら小麦粉を水で溶いたものを入れてフタをする。

水分がなくなってパチパチ音が鳴ったら周りにごま油を回しかけて羽に焼き色が付いたら完成だ。

フライパンに皿を裏返しに載せて、フライパンをひっくり返せば皿一杯に並んだ餃子の出来上がり。

「出来たぞ」

スイも起きてるみたいだね。

『うむ』

『ご飯、ご飯』

しっかり味付けしてあるからつけダレなしでそのままでOKだ。

フェルはいっきに5個くらい頬張っている。

『おお、肉の汁があふれ出て美味いな』

『ホントだー。お野菜も入ってるけど、お肉の汁がジュワって出て美味しいよ。この外側のパリッとしてるのも美味しい』

良かった、餃子は2人とも気に入ったみたいだ。

オークジェネラルの挽き肉は脂身多めだったから、キャベツは塩もみして正解だったよ。

生だと少し水っぽくなってたかもしれない。

『おかわりだ』

『スイもおかわりー』

フェルとスイの分のおかわりの餃子をどんどん焼いていく。

俺は2人が食い終わってからゆっくりいただくことにするぜ。

フェルとスイの食事も終わり、自分の分の野菜多めの餃子を焼いた。

餃子のお供といえばやっぱりコレだな。

アイテムボックスから炊いてあった白米とプレミアムなビールを取り出した。

野菜多めに入れたことで味は薄くなってるから、つけダレに付けて食う。

つけダレは醤油、酢、ラー油だ。

パクリ。

餃子、うめーッ。

パリッとした羽が店で食う餃子ぽくていい感じ。

羽根つきにして良かった。

それにしても白米と合うなぁ。

白米を食い終わったあとの残りの餃子を肴にビールを飲む。

やっぱり餃子とビールは合うわ~。

しみじみとそんなことを思いながら餃子を口の中に放り込もうとすると、耳元でパタパタという音が聞こえる。

何だと思って横を向くと……。

………………は?

そこにはちっさいドラゴンが飛んでいた。