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第百四十二話 26階層ボス戦

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第百四十二話 26階層ボス戦

12個目のレビューいただきました。

レビューを書いていただいた皆様本当にありがとうございます。

お読みいただいている皆様にも感謝です。

いよいよこの後は 階層主 ( ボス ) と戦うことになる。

それならば今日の朝飯は……。

「フェル、この後はボスと戦うだろう? だからさ、 ネットスーパー ( 異世界 ) の食材で飯にしようと思うんだけど、どうだ?」

ボスクラスと戦うならば ネットスーパー ( 異世界 ) の食材でステータス値の底上しておいた方が安心だからな。

『異世界の食材を食うと強くなれるというやつか?』

「そうそう。ボスはフェルからみてもそれなりなんだろ? だったら ネットスーパー ( 異世界 ) の食材を食ってもらってさらに強くなってもらったらより安全に倒せるかなと思ってさ」

『うむ。我とドラには戦神の加護もあるし、今のままでも万が一にも負けることはないが、 ネットスーパー ( 異世界 ) の食材を食うというのは良い案だ』

そう言えばヴァハグン様の加護もあったんだったね。

フェルもドラちゃんも元から強いからどこからが加護の力かわかんないぜ。

って、フェルは良い案だとか言ってるけど、 ネットスーパー ( 異世界 ) の食材を食いたいってのもあるよね。

何が出てくるかわからないし、何にしても倒してもらわなきゃならんから(そうじゃないと俺が死ぬからな)強くなってもらうのは全然かまわないんだけどさ。

「それならやっぱり前に食ったステーキがいいかな?」

『ああ、それがいいな』

やっぱり国産和牛ステーキか。

朝からステーキはどうかと思うけど、君たちには何の問題もないもんね。

俺はネットスーパーを開いて、国産和牛肉を大量に購入した。

ネットスーパー ( 異世界 ) の食材だけを使った食事なのに、ステーキだけというのも味気ない気がしたから、みんな大好きな肉中心に他にも少し買ってみた。

まず買ったのは、豚肉の味付き焼き肉の塩レモンとネギ塩だ。

今は味付け済の肉もけっこうあって、あとは焼くだけってのがすごく便利だよな。

それから粗びきウィンナーに鴨の黒胡椒ローストなんていうのもあったから買ってみたぜ。

あとは焼き鳥のももとレバーのタレと塩を大量に購入。

それから俺の朝飯としてサンドイッチもな。

まずは調理済みの焼き鳥を串から外して皿に載せていく。

あとは鴨の黒胡椒ローストを切って並べていく。

鴨のローストをちょこっと味見したけど、鴨の深い味わいに黒胡椒のピリッとした辛味が合って美味かったよ。

「飯だぞー」

フェルとドラちゃんとスイに焼き鳥と鴨のローストを出してやった。

「この後は 階層主 ( ボス ) と戦うことになるから、これ食って力付けてな」

みんなが食っている間に、俺は魔道コンロを出して和牛ステーキと豚肉、それから粗びきソーセージを焼いていく。

『『『おかわり』』』

みんな朝からもりもり食ってるよ。

おかわりは国産和牛ステーキと豚肉を焼いたものと粗びきソーセージを出してやった。

ステーキはまずは塩胡椒で。

豚肉には最初から塩レモンとネギ塩の味が付いてるからな。

ちょっと味見したけどさっぱりして美味かった。

粗びきソーセージも塩胡椒のみだがパリッとジューシィで美味かったぞ。

ドラちゃんはひと通り食ったら満足したけど、フェルとスイは何度もおかわりしたよ。

俺はフェルとスイが食っている間に簡単にサンドイッチとコーヒーで済ませたぜ。

『ふぅ、やはり異世界のものも美味いのう』

『ほー、これ異世界のもんだったのか。なかなか美味いじゃねぇか』

『美味しかったー』

それは良かったね、けど俺にはもっと気になることがあるんだな。

どれくらいステータス値が上がってるかな?

みんなを鑑定していく。

【 名 前 】 フェル

【 年 齢 】 1014

【 種 族 】 フェンリル

【 レベル 】 911

【 体 力 】 9890(+5002)

【 魔 力 】 9534(+4675)

【 攻撃力 】 9118(+4483)

【 防御力 】 9814(+4907)

【 俊敏性 】 9732(+4856)

【 スキル 】 風魔法 火魔法 水魔法 土魔法 氷魔法 雷魔法

神聖魔法 結界魔法 爪斬撃 身体強化 物理攻撃耐性

魔法攻撃耐性 魔力消費軽減 鑑定 戦闘強化

【 加 護 】 風の女神ニンリルの加護  戦神ヴァハグンの加護

【 名 前 】 ドラちゃん

【 年 齢 】 116

【 種 族 】 ピクシードラゴン

【 レベル 】 129

【 体 力 】 915(+459)

【 魔 力 】 2935(+1448)

【 攻撃力 】 2703(+1342)

【 防御力 】 886(+445)

【 俊敏性 】 3345(+1673)

【 スキル 】 火魔法 水魔法 風魔法 土魔法 氷魔法 雷魔法

回復魔法 砲撃 戦闘強化

【 加 護 】 戦神ヴァハグンの加護

【 名 前 】 スイ

【 年 齢 】 2か月

【 種 族 】 ビッグスライム

【 レベル 】 21

【 体 力 】 1079(+538)

【 魔 力 】 1063(+529)

【 攻撃力 】 1058(+533)

【 防御力 】 1061(+525)

【 俊敏性 】 1080(+540)

【 スキル 】 酸弾 回復薬生成 増殖 水魔法 鍛冶

【 加 護 】 水の女神ルサールカの加護  鍛冶神ヘファイストスの加護

あ、フェルもドラちゃんもスイもレベル上がってる。

まぁ、ダンジョンに潜ってからかなり魔物倒してるし、上がっててもおかしくはないか。

でも、ステータス値の上がり具合は…………。

ちょ、ちょっとやり過ぎちゃったかな……あはは…………。

ま、まぁ、これから 階層主 ( ボス ) と戦うんだし、いいよな。

……いいんだよな?

と、とりあえず行きますか。

昨日と同じくエンカウントした魔物を倒しドロップ品を回収しながら進む。

少ししてフェルが止まった。

『 階層主 ( ボス ) だ』

フェルの見つめる先を見ると……。

とぐろを巻いたドデカいコブラがいた。

シューッと威嚇するように細長い舌をピロピロ出している。

「な、何だあれ……」

鑑定してみる。

【 ヴァースキ 】

Sランクの魔物。

え、Sランクかよ……。

ってかさ、あれ体長何十メートルって大きさだよな。

あんなの魔物じゃなくて怪獣じゃねぇかよっ。

しかもなんか口から霧状のものを吐き出してる。

鑑定してみたら【ヴァースキの毒霧】とか出たんですけど。

毒霧って、ま、まぁ俺たちには状態異常無効化あるけどさ、凶悪過ぎんだろ。

『ヴァースキか。珍しい。我でもまだ三度ほどしか戦ったことがないわ』

うちのフェルさんはあれと戦ったことがあるらしいです。

「あ、あんなのと戦ったのかよ……デカいし、毒霧とか吐き出してるぞ、あれ……」

『フンッ、あんなのはな噛み付きと、あの長い胴に締め付けられるのさえ気を付けていれば何ということはない』

そ、そうなのか。

『まぁ、我だけでも始末することはできるが、それではドラもスイも納得せんだろうからな。ドラ、スイ行くぞ』

『あれなら相手にとって不足なしだ。よっしゃ、やってやるぜッ!』

『スイもがんばるよーっ』

みんなあれを見ても怖がるどころかやる気満々ですな。

俺にあの怪獣はちょっと無理だわ。

俺は木の陰に隠れて待ってるからさ、うん、みんなでやっちゃってください。

フェル、ドラちゃん、スイがヴァースキの前に躍り出た。

みんなを見たヴァースキがシューッ、シューッ、シューッと毒霧をまき散らす。

だけど加護があり状態異常無効化のあるみんなは気にもせず次々と攻撃を加えていった。

ドッゴーンッ、バリバリバリバリィィィッ―――。

フェルの雷魔法が炸裂。

ドシュッ、ドシュッ、ドシュッ―――。

火魔法をまとったドラちゃんが、ヴァースキのとぐろを巻いた胴体に風穴を開けていく。

ビュッ、ビュッ、ビュッ―――。

スイの酸弾がヴァースキに命中しジュワジュワとその体を溶かしていく。

「ギュォォォォォォッ」

ドッシーン。

………………oh。

ボロボロになって絶命したヴァースキがみんなの前に横たわってた。

戦闘時間1分もかからなかった。

というか、一方的過ぎて戦闘と言っていいもんなのかもわからんわ。

毒霧まき散らしただけで、あとは何にもやらせてもらえないままフルボッコ。

ヴァースキ、ごめん。

『ヒャッハーッ! やったぜーッ!!』

ドラちゃんが喜びながらアクロバット飛行している。

『ヤッター! 大きい蛇さん倒したーッ!』

スイも嬉しそうにポンポン飛び跳ねている。

『フフン、我らにかかれば当然だな』

フェルはドヤ顔。

俺は木の陰から出てみんなに近寄っていった。

一部は焦げて、穴が開いて、溶かされてボロボロになったヴァースキを見て、魔物ながら哀れ過ぎて涙を誘う。

あー、ヴァースキ、ごめん。

これ、 ネットスーパー ( 異世界 ) の食材食わせる必要まったくなかったわ。

息絶えたヴァースキが消えていく。

ホントごめんな、成仏してください、南無南無~。

まぁドロップ品はきちっと回収させてもらいますけどね。

どれどれ、おおっ艶々の青っぽい蛇皮だ。

それからデカい魔石に、あとは牙だ。

さすがは 階層主 ( ボス ) でしかもSランクだな。

ヴァースキのドロップ品をアイテムボックスにしまった。

「なぁ、 階層主 ( ボス ) を倒したってことは27階層に進めるんだよな? 階段が見当たらないけど、下の階にはどうやって行くんだ?」

『こういう階層の場合はな……』

そう言ってフェルがヴァースキがいた辺りにある岩を調べだした。

『おお、あったぞ』

その声に釣られてフェルの近くに行く。

『この岩に描かれている丸い模様に魔力を流すと下に行けるのだ』

フェルが言った丸い模様というのは魔法陣だった。

これに魔力を流すっていうことは、転移みたいな感じで下の階に行くってことか?

『ただ下に行くものはみなで触れ合ってないと行けぬから注意だぞ』

なるほどね。

「ドラちゃん、スイ、下の階に行くからおいでー」

ドラちゃんとスイに触れてないとダメだと説明すると……。

ビタン。

ドラちゃんが後ろから俺の頭に抱き着いた。

『これでいいだろ?』

ドラちゃん……。

ったく仕方ないな。

俺はフェルに跨り、スイは俺が両腕でしっかり抱き込んだ。

「じゃ、フェルお願い」

フェルが右前脚を魔法陣に当てて魔力を流すと、一瞬エレベーターに乗ったときの浮遊感を感じた。

「ここが27階層みたいだね。26階と同じく森だけど」

『うむ。27階層のようだな。それでは同じように 階層主 ( ボス ) 目指して進むことにするぞ』

それから森の中を進んでったんだけど、もう何て言っていいのやら。

ネットスーパー ( 異世界 ) の食材の効果が続いてて、みんなハッスルしちゃってさ。

蹂躙に次ぐ蹂躙だよ。

魔物さんごめんなさいって感じだった。

そんな感じでまたドロップ品大量ゲット。

しかもみんな元気だから、進むのも早くて、フェルが言うには明日の夕暮れ前には 階層主 ( ボス ) のところに着けるって話だった。

うん、もう明日には 階層主 ( ボス ) だってさ。

今度は ネットスーパー ( 異世界 ) の食材は食わせないよ。

少しは自重しないとね。