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第百七十七話 ドランの街を出発

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第百七十七話 ドランの街を出発

なんか、日刊1位になってるのは嬉しいんですが、ポイントがおかしい……。

ここのところ500~600ポイント(あっても700くらい)で推移してたのに、いきなり18000ポイント近いとか。

な、なんじゃこらってびっくりしました。皆さんもびっくりされたと思いますけど。

ジャンル再編成でランキングの表示のされ方とかも変わってるので、バグかなんかだと思いますけど。一応運営にはメールしました。

フェルの背に乗って街道を進む。

今朝、ドランの街を出発した。

なぜか門のところにエルランドさんが待ち構えていて「ドラちゃん~」とか「やっぱり私もついて行きます」ってゴネてたけど、何とか 諌 ( いさ ) めて出てきたよ。

次の街はネイホフだ。

確か焼き物の街で陶器工房がたくさんあるってことだったな。

焼き物か、楽しみだね。

ネイホフの街でいろいろと食器類をそろえるのもいいかもしれないな。

ここはじっくり街を観光したいところだ。

「おーい、そろそろ飯にするか」

『うむ、そうしよう』

太陽が真上に昇り、そろそろ昼飯時だ。

俺たちは街道の脇で一休みすることにした。

『飯だ、飯~』

そう言いながら飛んでいたドラちゃんがフェルの横に着地した。

『ご飯~』

スイも俺が肩から掛けていた革鞄からピョンと飛び出してきた。

さて、何にするか。

うん、あれとあれでひき肉づくしだな。

まずはネットスーパーで海苔と白ごまと卵を購入。

炊いた米を深めの皿に盛ってその上にちぎった海苔をパラパラ振り掛ける。

その上に作り置きしておいた肉そぼろをたっぷりと載せたら真ん中を少しへこませて、そこに卵の黄身を載せて白ごまをパラリとかけたら肉そぼろ丼の出来上がりだ。

みんなの分は多いから黄身は2個載せて崩しておく。

それと、この間作っておいたピーマンの肉詰めを別の皿に盛ってと。

「飯だぞー」

そう言って皿を出してやると、みんな飛びついた。

『おお、これは卵の黄身が絡んでなかなか美味いぞ。こっちのは、この緑の器はいらんな』

そうなんだよ、フェル。

黄身が絡むとまろやかになるよな。

緑の器ってピーマンか。

ピーマンの肉詰めなんだからピーマンなかったらダメじゃん。

『この甘辛い肉に卵の黄身が合うなぁ。この白いツブツブの香ばしさがさらに味を引き立ててるぜ。こっちのも甘辛い味でウメェ』

ごまはアクセントになっていいよな。

ドラちゃん、どっちも甘辛い味になっちゃってごめんな。

いやさ、この味が一番飯に合うからなんか多くなっちゃうんだよねぇ。

ピーマンの肉詰めは焼くだけにしてケチャップで食うようにしても良かったな。

『スイの大好きなお肉と卵~。美味しいよー』

スイちゃんは肉と卵大好きだもんなぁ。

肉そぼろに卵の黄身が絡んで美味いよな、これ。

うんうん、美味そうに食ってくれるとこっちも作り甲斐があるってもんだよ。

みんなの食いっぷりを見ると、なんか達成感があるね。

さて、俺も食うか。

肉そぼろ丼は、うん美味い。

やっぱ卵はいいね。

甘辛い肉そぼろと黄身が絡んでまろやか~。

これが飯に合わないはずがない。

ピーマンの肉詰めも甘辛い味にしたから飯に合うよ。

『『おかわり』』

『俺もこっちのおかわり』

フェルとスイに肉そぼろ丼とピーマンの肉詰めのおかわりを出してやり、ドラちゃんも肉そぼろ丼はおかわりって言うんで出してやる。

フェルとスイはその後も何回かおかわりしていた。

食後は俺はお茶、みんなはサイダーを飲みつつ小休憩。

「さてと、もうそろそろ行くか」

『うむ』

再びフェルの背に乗って、ネイホフに向かって進んでいった。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ドランの街を出発して5日目。

順調に旅は続いていた。

フェルの話だと、明日の夕暮れ前にはネイホフの街に到着するとのことだった。

『今日はこの辺までにするぞ』

「そうだな」

もうすぐ日が暮れるし、今日はこの辺で野営だ。

夕飯の用意をしていると、街道を通っていた護衛の冒険者連れの商隊の馬車が止まった。

そして、街道脇で野営する俺たちの隣に馬車を引き入れると、御者席から人が降りてきた。

「お隣で野営してもいいですかな?」

「どうぞどうぞ」

別に支障はないしかまわないけど、ここんところこういうこと多いなぁ。

何か俺たちが野営してると、何か後から来た商隊が周りで野営始めるんだよね。

昨日なんか商隊2つが両隣で野営してた。

まぁ、ダンジョン都市ドランから続いてる街道だし、人通りは多い方だからこんなこともあるか。

(ムコーダ一行の隣に陣取った商人と冒険者たちの会話)

「従魔連れの冒険者、本当にいましたな」

「ええ。聞いた話によると、ドランのダンジョンを踏破したらしいですよ」

「そうらしいですな。あなたたちを信用していないわけではないんですが、Aランク冒険者が近くにいるのは安心できますからな。あの従魔も相当に強そうですし」

「分かってますって。もちろん俺たちとしても見張りは出しますが、Aランク冒険者が近くにいてくれれば気持ち的にも負担が違ってきますからね。こういう機会があるなら便乗させてもらうのも悪くないと思います」

「耳の早い商人や冒険者の間では従魔連れのAランク冒険者のことは話題ですからな。何があるかわからない旅路が少しでも楽になるならば、便乗しない手はないですしね」

何だかいいように利用されているムコーダ一行です。

しかし、ムコーダさんはまったく気付いてません(笑)