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閑話 ど・れ・に・し・よ・う・か・のう~

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閑話 ど・れ・に・し・よ・う・か・のう~

忠犬ハム公様の投稿を見て、そうだったと思い出しました。

なので59話のフェルのセリフを少し変えてあります。

レビュー4つ目いただきました。ありがとうございます!

今日は60話と閑話の更新です。

閑話があと2つ続く予定で、明日UPの予定です。

風の女神ニンリルは、いつものように水鏡で下界というかとある一行を覗いていた。

「遅いのじゃ、遅いのじゃ、遅いのじゃー」

異世界人め、なかなか妾に供えと祈りをささげんのじゃ。

待ちくたびれていると、異世界人がフェンリルに怒られておった。

いいぞ、フェンリル。

さすが妾が加護を授けただけはあるのじゃ。

しかし、妾に供えと祈りをささげん理由が忘れていただと?

妾に供え祈りをささげる神聖な儀式を忘れるとは、本当に愚か者じゃ。

ようやく異世界人が供え祈りをささげ始めた。

「おおっ、ようやくかっ。まったくいつまで待たせるのじゃ」

異世界人が「こちらもいろいろと立て込んでおりまして」などと言い出しおった。

それは嘘じゃな。

妾はすべてお見通しなのじゃぞっ。

異世界人は謝っておったが、妾も鬼ではない。

「今回だけは許すが二度とこのようなことがないようにするのじゃ。あまりに遅いから何度神託を下そうと思うたかわからんのじゃ。しかしながら、妾の方も諸事情ががあってそれができんかったのじゃ……」

本当に何度神託を下そうと思ったことか。

じゃがのう、例の女神仲間や戦神や鍛冶神のことがあるからのう。

特に女神仲間は何か感付いたのか、妾のもとに神出鬼没で現れるしのう。

下手に神託など下せば感付かれる恐れもあるのじゃ。

妾も細心の注意を払わねばならんのじゃ。

まだまだ他の神に知られるわけにはいかんからのう。

異世界人がいろいろ取り揃えたというので、供えに目を通す。

「むほーッ!こ、これはッ!!」

色とりどりの甘味がたくさんあるではないかっ。

しかも全て違う種類の甘味のようじゃ。

良いではないか、良いではないかっ。

なぬ、異世界人め少し多過ぎかと思ったじゃと?

「な、何を言うかッ。多過ぎなどではないぞ。これでいいのじゃ。次回もコレくらい供えるのじゃ。命令なのじゃ」

そうなのじゃ。

多過ぎるということはないのじゃ。

異世界人が言うには、これらの菓子は生菓子と言って冷蔵保存して遅くても明日中に食べろということじゃった。

ふふん、じゃが妾にそんなことは問題ではないのじゃ。

「分かったのじゃ。でも、妾は神じゃから冷蔵保存も時間経過なしの保存も問題ない。毎日1個ずつ楽しむのじゃ、むふふ~」

むふふ~むふふ~むふふ~、楽しみがあるというのは良いもんじゃのう。

はっ、異世界人にこれだけは伝えておかねばいかん。

「それでは次回もこれくらいの量で頼むのじゃ。くれぐれも忘れるでないぞ」

ふははは、これだけ甘味が揃うのは見事じゃのう。

さて、早速いただこうか。

ど・れ・に・し・よ・う・か・のう~。

よし、これなのじゃ。

赤い果実らしきものが載った白くて三角の“すとろべりーしょーとけーき”という菓子じゃ。

どれどれ、パクリ。

むっはー、こ、これはものすごく美味しいのじゃーッ!

中のふかふかと周りの白いのがすっごく合うのじゃ。

この赤い果実も甘酸っぱくて実に良いのう。

パクパクパクパク。

はっ、もうないのじゃ。

ちょっと食べ足りない気がするから、もう一ついただくのじゃ。

次はー、これじゃ。

丸くて柔らかい”しゅーくりーむ”というやつじゃ。

どれどれ、パクリ。

むはーッ、周りのふんわりしたものの中の黄みがかった甘~いのがたまらんのう。

これは良いっ、美味いのじゃ。

パクパクパクパク。

はっ、もうないのじゃ。

まだ食べ足りない気がするから、もう一つだけいただくのじゃ。

これじゃな。

何だか変わった姿の”もんぶらん”という菓子じゃ。

うねうねと黄色っぽい細長いのがたくさんかかっておるのう。

その上に何か木の実なのか?が載っているの。

どれどれ、パクリ。

むほーッ、黄色っぽい細長いのまったりした甘さが美味いではないかっ。

上に載った木の実らしきものもクドくない甘さで実に良い。

パクパクパクパク。

はっ、もうないのじゃ。

い、いいいいいいかんのじゃッ。

ちょっとずつ食べて楽しもうと思うておったのに、3つも食べてしもうた。

が、我慢じゃ。

明日の楽しみがなくなってしまうのじゃ。

また明日、明日なのじゃー。