【幸せな星】幸福とは
【幸せな星】幸福とは
冬の夜空には たくさんの星が輝いている。 そのどれもが 星と呼ぶにふさわしい 大きさを持っていると 僕は思っている。 月も そんなに大きくはないが ひとつの星と 僕には感じられる。 地球儀ぐらいの大きさなら 僕はそれを 星だとは感じないだろう。 ▼△▼△▼《 幸せの感覚 》 ある冬の夜 ある少年が森の中を歩いていた。 深い森だったので 道に迷っていたのかもしれない。 少年は夜空を見上げる。 たくさんの星が輝いている。 迷いながら歩いていた。 そして何かにつまずいた。 足もとをみると そこには地球儀があった。 …なぜこんなところに 少年はそれを拾い上げる。 …何かが違う 地球のそれと海の形が違っている。 当然だが、陸地の形も違っていた。 そして とても精巧にできている。 よく見ると 都市の明かりまでみえる。 よく聞くと その星の 神と民の 声も聞こえる。 少年は耳を澄ませた。 --- 神様 君たちの願いを叶えよう! 民A 私は幸せになりたいです。 民B 私も幸せになりたいです。 民C 私も幸せになりたいです。 民D みなが幸せを願っています。 民E 全ての民に幸せを! 神様 できるにはできるのだが… 民E お願いします! 神様 でも君たちは… ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 神様 比べるからなぁ… --- 少年は「それ」を足もとに戻した。 誰がつまづくために。 そして、歩きはじめた、自分の道を。 その歩みに迷いは感じられなかった。