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【5.5万年前】僕はどこから?

徒然なるままに — novelup.plus · All chapters

【5.5万年前】僕はどこから?

僕たちの遺伝子の2%は ネアンデルタール人から 受け継いだものであるらしい。 だから 僕の身体のどこかには ネアンデルタール人が息づいている と言うことができるのかもしれない。 どこを受け継いだのか… 手なのか、足なのか、顔なのか 僕には分からない。 それが脳ならば 「僕」という意識の2%は ネアンデルタール人から 受け継いだものとなるのだろうか… 残りの98%だけが 純粋に「僕」の意識である そんなことになるのだろうか…。 いったい 「僕」の意識はどこから…? そんな話しである。 ◇◇◇ 《 僕が居たところ 》 ある少年がいた。 「僕」の意識はどこから来たのか? そんな疑問を持った少年である。 少年は ある女性に会うために山に入った。 その女性は ただひとり山で暮らしている。 そして、その答えを知っている と噂されていた。 少年はその女性を見つけた。 そして聞いた 「僕」の意識はどこから来たのか?と その女性は答えることはなかった。 ただ、そっと僕の額に手をかざした。 すると 僕の身体を形づくる ひとつひとつの粒子が その絆を弱めていった。 そして 僕の身体は薄れていった。 正確に言えば 世界に溶け出し もどっていった。 そして 僕は世界と一つになった… ただ、その時には もう「僕」はいなかった。 ・ ・ ・ それから少しして その女性は世界に何かをした。 すると 世界に広がっていた 僕の粒子が集まって 「僕」という現象が 立ちあらわれた。