第17話 個性
第17話 個性
AI ( エーアイ ) クウがさらに 説明 ( せつめい ) を 続 ( つづ ) ける。
「 生年 ( せいねん ) 月日 ( がっぴ ) から、 星座 ( せいざ ) や 干支 ( えと ) のスキルが、 好 ( す ) きな 色 ( いろ ) や 氏名 ( しめい ) の 漢字 ( かんじ ) などから 属性 ( ぞくせい ) と 色 ( いろ ) スキルが 決 ( き ) まるのです。そして、 所持 ( しょじ ) 者 ( しゃ ) の 身体的 ( しんたいてき ) 特徴 ( とくちょう ) やチャームポイントから 身体 ( しんたい ) スキルが 決 ( き ) まります」
「 久愛 ( くう ) の 身体 ( しんたい ) 的 ( てき ) 特徴 ( とくちょう ) が 尻 ( しり ) だって! やっぱ 面白 ( おもしろ ) いな、あはは!!!」
「 洸 ( こう ) ――、 笑 ( わら ) いすぎだよ!!!」 爆笑 ( ばくしょう ) する 洸 ( こう ) と 顔 ( かお ) から 火 ( ひ ) が 出 ( で ) る 思 ( おも ) いの 久愛 ( くう ) 。
マニュアル 上 ( じょう ) では、スキルの 名称 ( めいしょう ) が、 慣用句 ( かんようく ) やことわざ、 四 ( よ ) 字 ( じ ) 熟語 ( じゅくご ) などで 記載 ( きさい ) されていた。「どうしてスキルの 名称 ( めいしょう ) が 慣用句 ( かんようく ) やことわざなんだよ?」 洸 ( こう ) は 不服 ( ふふく ) そうにぼやく。「はっきりいって、 格好 ( かっこう ) 悪 ( わる ) い! ダサーい!」 久愛 ( くう ) も 別 ( べつ ) の 意味 ( いみ ) で 不満気 ( ふまんげ ) だ。「 洸 ( こう ) さん、スキルの 名称 ( めいしょう ) は 私 ( わたし ) たちが 決 ( き ) めたものではありません。このシステム 自体 ( じたい ) にもとから 入 ( はい ) っていたプログラムで 決 ( き ) められています」「 AI ( エーアイ ) なら、 自力 ( じりき ) で 変更 ( へんこう ) できるでしょ?」 洸 ( こう ) が 言 ( い ) うと、 次 ( つぎ ) は AI ( エーアイ ) コウが 答 ( こた ) える。「 私 ( わたし ) たち AI ( エーアイ ) でさえ、システムを 変更 ( へんこう ) できないのです」 AI ( エーアイ ) コウの 声 ( こえ ) は 久愛 ( くう ) にも 届 ( とど ) いた。( 洸 ( こう ) の AI ( エーアイ ) は 男性 ( だんせい ) の 声 ( こえ ) なんだね……) 久愛 ( くう ) が AI ( エーアイ ) の 声 ( こえ ) に 少 ( すこ ) し 驚 ( おどろ ) いている 傍 ( かたわ ) らで、 洸 ( こう ) は 質問 ( しつもん ) を 続 ( つづ ) ける。「どうして、システム 変更 ( へんこう ) できないの?」「 理由 ( りゆう ) は 分 ( わ ) かりません。ただ、おふたりが 情報 ( じょうほう ) を 交換 ( こうかん ) してくれたおかげで、 私 ( わたし ) たちもお 互 ( たが ) いの 属性 ( ぞくせい ) やスキルが 把握 ( はあく ) できました。 実戦 ( じっせん ) で 活 ( い ) かせると 思 ( おも ) います。」 AI ( エーアイ ) コウの 補足 ( ほそく ) 説明 ( せつめい ) に 驚 ( おどろ ) く 洸 ( こう ) と 久愛 ( くう ) 。「え? というと、 AI ( エーアイ ) 同士 ( どうし ) は 会話 ( かいわ ) できないの?」