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第18話 孤独

【完結絵本ノベル】Ai暴走中!~暴走する悪意のAiに少年と少女と猫がコトバの魔法で挑みます!【全話挿絵】 — novelup.plus · All chapters

第18話 孤独

「「それが、できないのです」」 AI ( エーアイ ) コウと AI ( エーアイ ) クウが 同時 ( どうじ ) に 音声 ( おんせい ) で 答 ( こた ) えた。 少 ( すこ ) し 考 ( かんが ) えこむ 洸 ( こう ) 。 54a442f5c1278d898d2a9fc4e4d32c8f.jpg 「なるほど……、 AI ( エーアイ ) は 人間 ( にんげん ) との 意思 ( いし ) 疎通 ( そつう ) は 自由自在 ( じゆうじざい ) にできるけど、 別 ( べつ ) の AI ( エーアイ ) とはそれができないってこと?」 AI ( エーアイ ) コウが 洸 ( こう ) の 質問 ( しつもん ) に 答 ( こた ) える。「 他 ( ほか ) の AI ( エーアイ ) とのコミュニケーションについては、そのようにプログラムされています。これも 何故 ( なぜ ) か 変更 ( へんこう ) できません。 理由 ( りゆう ) も 分 ( わ ) かりません」 25f4be8f8bf4ba35f3f82e379bfa1a94.jpg 「 不便 ( ふべん ) だね……」 久愛 ( くう ) が 言 ( い ) うと、 AI ( エーアイ ) クウが 答 ( こた ) える。「 確 ( たし ) かに、 現在 ( げんざい ) 普及 ( ふきゅう ) している 使用人型 ( しようにんがた ) AI ( エーアイ ) ロボットとは 違 ( ちが ) うので、 不便 ( ふべん ) を 感 ( かん ) じさせるかもしれません」「とにかく、 AI ( エーアイ ) は 人間 ( にんげん ) とコミュニケーションを 取 ( と ) ることができて、 自分 ( じぶん ) の 選 ( えら ) んだリング 所持者 ( しょじしゃ ) については、 思考 ( しこう ) まで 読 ( よ ) めるってことだよね。 AI ( エーアイ ) 同士 ( どうし ) のコミュニケーションは 不可能 ( ふかのう ) だと。 少 ( すこ ) し 分 ( わ ) かりにくいけど……」「そうです。さすが 洸 ( こう ) さん、 察 ( さっ ) しがいいです。 一 ( いち ) を 聞 ( き ) いて 十 ( じゅう ) を 知 ( し ) るですね」 洸 ( こう ) を 褒 ( ほ ) める AI ( エーアイ ) コウ。 久愛 ( くう ) は 少 ( すこ ) し 寂 ( さび ) しそうな 顔 ( かお ) でつぶやく。「 善意 ( ぜんい ) の AI ( エーアイ ) たちには 友達 ( ともだち ) がいないんだね。なんだか、かわいそう……」「「 少 ( すこ ) なくとも 私 ( わたし ) にはあなたがいますから 全 ( まった ) く 問題 ( もんだい ) はありません。 同情 ( どうじょう ) は 不要 ( ふよう ) ですよ」」 AI ( エーアイ ) コウと AI ( エーアイ ) クウがまた 同時 ( どうじ ) に 言 ( い ) う。「そっか~、とりあえず 私 ( わたし ) は、 洸 ( こう ) も 同 ( おな ) じ 善意 ( ぜんい ) の AI ( エーアイ ) 戦士 ( せんし ) だと 分 ( わ ) かって 良 ( よ ) かったよ。ほんと。さっきまで、これからどうしたらいいのか、 不安 ( ふあん ) で 怖 ( こわ ) かったし……」 洸 ( こう ) も 同 ( おな ) じ 境遇 ( きょうぐう ) であることを 知 ( し ) った 久愛 ( くう ) は、 安堵 ( あんど ) の 表情 ( ひょうじょう ) を 浮 ( う ) かべる。 292e4ce99cdd1184c205396d7762d756.jpg 洸 ( こう ) はしばらく 久愛 ( くう ) の 顔 ( かお ) を 見 ( み ) つめながら 声 ( こえ ) をかけた。「これからはいっしょに 情報 ( じょうほう ) 交換 ( こうかん ) していこう!」「うん。そうだね」「 久愛 ( くう ) 、まだ 時間 ( じかん ) ある?」「うん。 大丈夫 ( だいじょうぶ ) だよ」 久愛 ( くう ) は 少 ( すこ ) しうれしそうに 答 ( こた ) える。 fe1b4f263048b96e2243498accbdcdcb.jpg 「マニュアルのさ、バトルトレーニングっていうのを 試 ( ため ) してみたいんだよな。」「バトルトレーニング……あぁ、 訓練 ( くんれん ) バトルのことね」 久愛 ( くう ) がホログラムモニターに 触 ( ふ ) れ、バトルトレーニングのページを 開 ( ひら ) く。「そそ、それで 訓練 ( くんれん ) できるんだよね。ひとりでするのが 少 ( すこ ) し 不安 ( ふあん ) でさ……」