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第19話 図書館

無限の巡力で人類最強!? ハイパワーロボットでステルスダンジョン攻略!! — novel land.com · All chapters

第19話 図書館

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ゲートのせいだ。柊木さんの巡力をできる限り残しつつ、あのゲートを通過できるような装備……というか車椅子ロボットを作るには……。必死で考えるうちに図書館が見えてくる。図書館の前にはたくさんの人が飲み込まれてしまっているのか……。よほど発生時のゲートが大きかったのか、それとも拡大速度が予想以上に速かったのか。中にいる人が多い分、俺達がうろついても怪しまれることはなさそうだ。家が丸ごと無事なところも多いし、外に出てきている人の数だけではダンジョン内の人数は予測できない。まだ室内に残っている人も相当いるだろうしな……。「すごい数の人ですね……」隣を走る柊木さんがそう呟く。「過去最大規模のゲートだろうね」今頃ニュースでも、そう伝えられているだろう。問題はモンスターがどこから、どのくらいの数現れるか、だろうな。もちろんモンスターの強さもあるが、こう大きなゲートだと、モンスターも相当数出てくるんじゃないかと思えてしまう。「柊木さん、巡力の残りはどう?」「えーと……四分の三くらい残ってます」「そうか」「す、少ないですよね、ごめんなさい」「いや、そんな事はないよ。把握しておきたかっただけだから」俺はダンジョンの出入口であるゲートを見上げる。ゲートは俺達の遥か頭上にあった。あんな高いとこから出てきたのに、俺達や建物にダメージがないのはダンジョンの不思議なところだな……。これも、モンスターが生きたまま人の巡力を奪いたいゆえの仕組みなんだろうか。出現型は地面付近にゲートがあることが多いので、出入り自体は簡単だが、待機型はこれが厄介なんだよな……。待機型のゲートでは、救助の際もダンジョン攻略の際にも必ず操作系のコンカーが参加するのは、この、まず人の手が届かないような場所にあるゲートのせいだ。柊木さんの巡力をできる限り残しつつ、あのゲートを通過できるような装備……というか車椅子ロボットを作るには……。必死で考えるうちに図書館が見えてくる。図書館の前にはたくさんの人が集まっていた。叔父さんは……、叔父さんはいないか……?「啓くんっ!?」横からの声に振り向くと、小さな女の子の手を引く叔父さんの姿があった。「聡史さんっ、無事でよかった……」叔父さんの顔を見た途端、涙が出そうになる。まだホッとするには早すぎるだろ。モンスターが来る前に、急いでここを出ないと。グッと涙を堪えた俺の肩に、叔父さんが手を乗せて……、ぐっと握られる。あ、まずい。これは、普段温厚な叔父さんが、本気で怒ろうとしてるやつだ。「啓くん? どうしてこんなとこにいるのかな?」質問形式ではあるが、これは俺が自主的に来たって分かってるな。「そっ、それよりその女の子は?」俺の言葉に、叔父さんと手を繋いでいた女の子が叔父さんの後ろに隠れた。叔父さんは女の子を気遣うように、いつもの優しい声で答える。「この子は親とはぐれてしまったようで、一緒に探していたんだよ。啓くんこそ、その子はお友達かい?」叔父さんに視線を向けられて、俺の隣で柊木さんがぺこりと頭を下げた。「あ、私は……」と自己紹介を始めそうな柊木さんを遮って、俺は言う。「それなら、図書館から放送を流してもらえないか聞いてみようか」「放送……?」「うん、図書館には放送設備があるからね。その子の名前は?」俺が聞くと、叔父さんは女の子に優しく尋ねた。「お兄ちゃんに名前が言えるかい?」「まきもと……みのり……です」小学校に上がるかどうかくらいの 見る、やはり圏外か……。「今回はたまたま明るいとこみたいだね。もっと真っ暗な場所に出る事もあるよ」答えながら、俺は車椅子を漕ぐ。「ひとまず図書館を目指してみよう」「はいっ」ここからでも住宅の山の向こうに大きな図書館の屋根が見える。確かあの図書館の入り口には緊急時の一時避難所の印が揚げられていたはずだ。叔父さんもまだあそこにいるかもしれない。***図書館に近づくにつれて人が増えてきた。こんなにたくさんの人が飲み込まれてしまっているのか……。よほど発生時のゲートが大きかったのか、それとも拡大速度が予想以上に速かったのか。中にいる人が多い分、俺達がうろついても怪しまれることはなさそうだ。家が丸ごと無事なところも多いし、外に出てきている人の数だけではダンジョン内の人数は予測できない。まだ室内に残っている人も相当いるだろうしな……。「すごい数の人ですね……」隣を走る柊木さんがそう呟く。「過去最大規模のゲートだろうね」今頃ニュースでも、そう伝えられているだろう。問題はモンスターがどこから、どのくらいの数現れるか、だろうな。もちろんモンスターの強さもあるが、こう大きなゲートだと、モンスターも相当数出てくるんじゃないかと思えてしまう。「柊木さん、巡力の残りはどう?」「えーと……四分の三くらい残ってます」「そうか」「す、少ないですよね、ごめんなさい」「いや、そんな事はないよ。把握しておきたかっただけだから」俺はダンジョンの出入口であるゲートを見上げる。ゲートは俺達の遥か頭上にあった。あんな高いとこから出てきたのに、俺達や建物にダメージがないのはダンジョンの不思議なところだな……。これも、モンスターが生きたまま人の巡力を奪いたいゆえの仕組みなんだろうか。出現型は地面付近にゲートがあることが多いので、出入り自体は簡単だが、待機型はこれが厄介なんだよな……。待機型のゲートでは、救助の際もダンジョン攻略の際にも必ず操作系のコンカーが参加するのは、この、まず人の手が届かないような場所にあるゲートのせいだ。柊木さんの巡力をできる限り残しつつ、あのゲートを通過できるような装備……というか車椅子ロボットを作るには……。必死で考えるうちに図書館が見えてくる。図書館の前にはたくさんの人が集まっていた。叔父さんは……、叔父さんはいないか……?「啓くんっ!?」横からの声に振り向くと、小さな女の子の手を引く叔父さんの姿があった。「聡史さんっ、無事でよかった……」叔父さんの顔を見た途端、涙が出そうになる。まだホッとするには早すぎるだろ。モンスターが来る前に、急いでここを出ないと。グッと涙を堪えた俺の肩に、叔父さんが手を乗せて……、ぐっと握られる。あ、まずい。これは、普段温厚な叔父さんが、本気で怒ろうとしてるやつだ。「啓くん? どうしてこんなとこにいるのかな?」質問形式ではあるが、これは俺が自主的に来たって分かってるな。「そっ、それよりその女の子は?」俺の言葉に、叔父さんと手を繋いでいた女の子が叔父さんの後ろに隠れた。叔父さんは女の子を気遣うように、いつもの優しい声で答える。「この子は親とはぐれてしまったようで、一緒に探していたんだよ。啓くんこそ、その子はお友達かい?」叔父さんに視線を向けられて、俺の隣で柊木さんがぺこりと頭を下げた。「あ、私は……」と自己紹介を始めそうな

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