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第11話 試合登録メンバー

やはり俺のスカウト人生は間違っている。 — www.pixiv.net · All chapters

第11話 試合登録メンバー

作戦会議を終えた選手たちは、それぞれの練習へ向かっていた。

グラウンドへ出る直前。

マルコ・ベッルーニ監督が選手たちを呼び止める。

「待て。」

全員の足が止まる。

監督は一枚の用紙を手にしていた。

「明日の試合登録メンバーを発表する。」

空気が少しだけ張り詰める。

スタメンは先ほどのミーティングで伝えられている。

残るはベンチメンバーだった。

「ゴールキーパー。」

「**No.21 玉縄幸三。**」

「はい。」

玉縄は短く返事をする。

三十四歳の守護神・郷田京を支える副GK。

出番は限られている。

それでも、いつ何時でも出場できる準備は怠らない。

監督は続けた。

「ミッドフィールダー。」

「**No.20 戸部翔。**」

「はい。」

戸部は力強く返事をした。

ダニエル加入によってスタメンの座は譲った。

だが、その表情に落胆はない。

八幡の言葉が頭に残っていた。

――試合を変えるのは、お前かもしれない。

その役割を受け入れた今、戸部の視線はすでに明日の試合へ向いていた。

「ディフェンダー。」

「**No.24 高山俊記。**」

「はい。」

高山が一歩前へ出る。

二十四歳。

一月二十一日生まれ。

左サイドバック。

攻撃参加よりも守備を武器とする選手。

派手なプレーは少ない。

だが、一対一の粘り強さと状況判断を買われ、終盤の守備固めでは監督から高い信頼を得ていた。

マルコ監督は高山を見る。

「終盤、リードしている展開なら、お前を使う可能性が高い。」

「はい。」

「その時に必要なのは派手さじゃない。」

「失点しないことだ。」

「任せてください。」

高山は迷いなく答えた。

その様子を見ていた八幡は静かに口を開く。

「高山。」

「はい。」

「風間のようなタイプじゃない。」

「だから比較する必要はない。」

「お前はお前の武器で勝負しろ。」

「……はい。」

その一言に、高山の表情が少しだけ和らいだ。

監督は登録メンバー全員を見渡す。

「スタメン。」

「ベンチ。」

「立場は違う。」

「だが、勝つためには全員が必要だ。」

「九十分で終わる試合ばかりじゃない。」

「途中から入った選手が勝敗を決めることもある。」

選手たちは真剣な眼差しで監督を見つめる。

「全員、明日に備えろ。」

「コンディションを整えろ。」

「必ず勝つ。」

「「はい!」」

力強い返事がクラブハウスに響いた。

その声を聞きながら、八幡は静かに登録メンバー表へ目を落とす。

スタメン十一人。

そして、ベンチメンバー。

誰がピッチに立っても、同じサッカーができるように準備してきた。

あとは――結果で証明するだけだった。

エストレヤ千葉(J2)

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# クラブ情報

## クラブ名

**エストレヤ千葉**

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## 所属

**J2リーグ**

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## クラブスローガン

**「千葉から世界へ」**

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## 今シーズン目標

**J2優勝**

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# ホームスタジアム

## エストレヤスタジアム

* 収容人数:**40,000人**

* サッカー専用スタジアム

* 全席からピッチが見やすい設計

* バリアフリー設備が充実

* 車椅子席・エレベーター・多目的トイレを完備

* 男子トイレも十分な数を備える一方、女性サポーターが多いことを考慮し、女子トイレをより多く設置

* 売店は4店舗あり、試合日は千葉名物やスタジアムグルメを販売

ホームゲームでは毎試合、多くのサポーターが集まり、スタジアム全体がネイビーとゴールドに染まる。

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# 練習場

## エストレヤ千葉トレーニングセンター

トップチームが日々トレーニングを行うクラブの拠点。

### 主な施設

* 天然芝グラウンド

* 室内練習場

* ミーティングルーム

* クラブ食堂

* ジム室

* 医務室

* 監督室

* スタッフルーム

* 選手ロッカールーム

* リカバリールーム

* クラブ寮

クラブ寮は、加入したばかりで住居が決まっていない新加入選手や若手選手が生活できる環境となっている。

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# クラブカラー

* ネイビー

* ゴールド

* ホワイト

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# エンブレム

盾型のエンブレム。

中央にはクラブ名の由来でもある**金色の一番星**が描かれ、その周囲を勝利と栄光を象徴する**月桂樹**が囲むデザインとなっている。

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# マスコット

## ラピス

ウサギをモチーフにしたクラブマスコット。

ネイビーとゴールドのユニフォームを身にまとい、子どもから大人まで幅広い人気を誇る。

ホームゲームではスタジアムを盛り上げ、地域イベントにも積極的に参加している。

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# 比企谷八幡 分析室

エストレヤ千葉トレーニングセンター内に設置された、強化部国際スカウト兼分析官・**比企谷八幡**専用の分析室。

クラブで最も情報が集まる場所であり、戦術分析・スカウティング・補強会議の中心となっている。

## 設備

* 世界各国リーグの試合映像データベース

* 国内外選手データ棚

* 戦術用ホワイトボード

* 高性能分析用PC

* コーヒーメーカー

* 試合用タブレット

* 外国語のサッカー専門書

* 選手能力データファイル

部屋の照明は深夜になっても消えることが少ない。

監督やGM、強化部長が訪れることも多く、試合前にはここで最終分析が行われる。

クラブスタッフからは、

**「クラブの心臓」**

と呼ばれている。

この形なら、クラブ紹介資料や小説の巻頭設定資料としてそのまま使える内容になっています。