第十一話 食事は水中と世界樹の管理者ユグドラシルラスト!
第十一話 食事は水中と世界樹の管理者ユグドラシルラスト!
ルーティの街の近くには砂浜のビーチと近くに海の家がある、よく観光客がここの砂浜で泳ぎに来ることもあるらしい。もうルーティの街は夕陽色に染まり、僕達は市場で夕食を堪能していた。「うーん美味しい!」セレナはテーブルに置いてある料理を食べていた、【フィシャーシェルライス】一口食べると香辛料の香りが口の中に広がる。ちなみにこれは日本で言う【パエリア】の味に近い。「不思議ですねレン様今私達が食事している場所が」 「海の中で食事している。なんてね」 ここ市場には海の中で食事をする場所があり、水の防御壁で作った。水中レストランの様な感じだった。僕達は食事をしているけどレムとクロエラは食事ではなく防御壁の外で泳ぐクジラやウミガメなどに夢中だ。「たくさん。お魚泳いでいる♪」「レム、あの魚七色に光っているぞ!?」「本当だ!?」レムの瞳がキラキラと輝きクロエラは泳ぐ魚を目で追いかけている、またお腹が空いたら帰って来るだろう。「ここの街の依頼で来た時にロゼちゃんと一緒に入ったの」「ここはとても落ち着く、水中ボールの個室になっているから秘密厳守のおしゃべりではここを使うんだ」「もう!?堅苦しい仕事の話しはいいよ、ロゼちゃん!」アヤメはテーブルに置いてある料理を美味しそうに食べる、僕も置いてある料理を食べまた拠点に帰った時に作ってみよう。するとレムとクロエラは鑑賞を終えて席に帰ってくる。「レムちゃんお魚楽しかった?」「うん!ホノカお姉ちゃんサカナすごく大きかったよ」「レムちゃん。このままギルドに持ち帰りたい!」「駄目だよホノカ、ほら、隣に座っているクロエラが顔を膨らませている」「ムー!!」セレナがレムを抱き寄せホノカも負けずにレムに引っ付くレムは二人に挟まれた。「済まんな、でもまた君達の拠点に伺っても良いか?レンが所属しているギルドどんなのか興味がある」「それは嬉しいです、セレナやアンジュも、喜びます」「アンジュ?その人は?」 今ギルドにいるアンジュ達の話しランディ達の話しをロゼやホノカ、セレナ達と話しながら夕食を楽しみ。その後アーガマの宿に帰り、早めに就寝して明日の円卓会議に備えた。 番外編 世界樹の管理者雲一つもない青空がみえた。ボクはライと一緒に草原で朝の鍛錬をしていた。「はぁ!」「レン殿、剣を重心に入れ過ぎでゴザル!」マグナをソード形態で斬ろうとしたが一瞬でライに避けられ、ライの木刀が飛んできたが、空いた手でライの目の前で風魔法を発動させた。「ッ!?」「遅い!」風魔法を発動させて後ろに逃げようとしたが、ライに動きを読まれてライは地面を蹴り、前進して胸を木刀で突かれた。「やられた」「ふぅ、今日はここまでにしようでゴザル、マスター殿」「ライ!?」ボクは慌ててしまう。ライはボクが呼んだ聖獣と呼ばれる召喚獣でセレナ達には獣人族のライとして認識している。「シー!?セレナ達にバレたらどうするの!?」「あはは!済まぬでゴザル。つい契約を交わしていると自然と出るでゴザル」そうライが言うと近くから精霊の気配を感じた。ボクは振り向くと整理された街道を歩く。四人組をみつけた。「おはようございます、尋ねたいことがあるのですが近くにギルドの建物はありませんでしょうか?」教会の服を着たシスターの女性はそう尋ねてきた。気配はヒト族ではない感じ。隣の笑顔の青年が話しかけてきた。「ワイらギルド=アズマて言う拠点を探してるんやが、まえに依頼でお世話になったからそのお礼品持ってきたんや!」関西弁みたいな喋り方をする青年。するともう二人のシスターの女性がペコリと挨拶した。「それはかたじけないでゴザル!拙者達がギルド=アズマの冒険家でゴザル」「なんや、そうやったんかいな!?よかったな、リース」「これでヤキイモをたくさん食べ…おほん!」ん?シスターの女性はリースって名前なんだ、でもヨダレがいまでていたような。「もしよろしければ一緒についてもいいでしょうか」「どうするでゴザル、レン殿」「うん!いいよ」「ありがとうございます。まだ自己紹介まだでしたね、わたしは【 世界樹 ( せかいじゅ ) の管理者】のリース・ユグドラシルラストと言います種族はドライアドです。後ろの二人はわたしの従者です」「世界樹!?」たしかファンタジー小説でよく出てくる人が滅多に観れない里離れたある、でっかい木だったかな。「はい、世界樹を管理しています。ヒト族もあんまり立ち寄れない土地に生えているので、滅多に人は来ません」「ワイはリースのサモンマスターのカイルや!よろしゅうな。ワイも世界樹の守護者として働いているでぇ」髪は金色、瞳は青色。カイルさんの腰にはミドルソードをぶら下げているが、見たことない形をしていた。「カイル、そろそろお腹減った」「すまんすまん!?悪いがギルド案内よろしくお願いします、えーと」「レンです!」「拙者はライと申すでゴザル」ボク達も簡単に自己紹介したあと四人を連れてギルドに案内した。生活拠点にある食堂で彼女と話すことにした。ミュウが淹れてくれたお茶を飲むと今回ギルドに訪問した理由をカイルさんが話してくれた。「ワイらの世界樹から離れた村があるんや、そこで畑を耕していたんだが、急に野菜が育たんくなって村のみんなが焦り始めてな、その時にセレナはんとレムはんが来てくれてな」話しを聞いていくとセレナは畑を調べ、野菜が育たない原因を見つけると、様々な土が混ざった土を畑に入れ替えてみると、育たなかった野菜がまた育つようになったらしい。「原因をみつけて見事に解決、おまけに報酬も世界樹で採れたたくさんの野菜をゲット!ドヤァ!」ドヤァ顔をするセレナ。まさか数日前に大量の野菜を持って帰ってきたのは世界樹に行っていたとは。「ボクも一度行ってみたい」そう考えながら料理を作っていた。サツマイモの味に似た【イエロースイトの実】をを粉々にして世界樹で採れたイモを混ぜて、スイートポテトグラタンを作っていた。「おかわり!」「はい、どうぞリースさん」 空になったお皿をもらい、新しい料理を渡すリースさんは美味しいそうに食べる。「セレナの言うとおり、ハム!イモの食材でこんなハムハム!美味しい料理を作れるとはヒト族も中々やるですハム!」「あのリースさん?食べるか喋るかどっちかに」リースさんは夢中でスイートポテトグラタンを食べる。すると従者達が食べるのストップとリースさんの手を止めていた。「リース、そろそろ例のあれ渡したほうがええちゃうか?」「そうね。村を救っていただきお礼を申し上げます、セレナ」「照れちゃうな」「世界樹の管理者であるわたし達ドライアドはお礼としてこれを用意しました」 リースの後ろに立つ、髪がショートの綺麗な顔したドライアドの女性が小さい木の板を手に持っていた。「【世界樹加護のおまもり】受け取って下さい」「ありがとうございます。リースさん」セレナはドライアドの女性からおまもりを受け取る。スキル〈鑑定〉で調べると効果は幸運が上がる。状態異常耐性と冒険で役にたつ機能が備わっていた。セレナにおまもりを渡した後、リースがまた席に付き食事を始めようとする。「もう、この子たら!?腹八分目にしときなさい!?」「カイルはわたしのお母さんか。私にとってまだ腹の二分目程度だカイル」リースさんとカイルさんはしばらくボクたちと会話してから世界樹に帰っていった。従者のドライアドの二人がリースの食事を止めてくれたおかげでギルドの拠点の食材が尽きそうになったが無事に止めてくれた。(トホホ。またあとで森に行って食材集めよう、もう冷蔵庫の中がからっぽになりそう!?)「レンの料理とても美味しく。そして味わったことないものが多くまた食べ物を持ってきて…コホン!レン、またお邪魔してもよろしいですか」「はい!またギルドに遊びに来て下さい」リースは残念そうに席から立ち、またギルドに遊びに行こうとカイルさんが伝えると嬉しそうな表情するリースさん。(あはは…ドライアドって大食の精霊が多いのかな)(ドライアドは名前が一緒でも個体によって違うらしいですよ、マスター!)妖精リアラがボクのパーカーの帽子に隠れながらそう言う。「リースさん。おまもり大事にします」セレナはさっき受け取った、おまもりをペンダントにして首にぶらさげる。「それは【世界樹】で作ったおまもりです。それを持っていれば幸運が訪れると言われてます。私達と交友関係の証明にもなりますので大事に持っていて下さいセレナさん」「それじゃあな!転移!」ブーーーンシュタ!!リース達は用事も済ませると転移して姿を消した。世界樹に帰ったのだろう。「それがし。転移魔法でゴザルな」「あれ?転移魔法あるならここに来るときは転移で良かったんじゃん!」セレナはそう言う。転移魔法はこの異世界にもあるが結構な限定的な理由があった。「目的地がわからないと使えない転移魔法がゆえであろう簡単に使える代物ではないのでゴザルな」「そっか、今度わたしも転移魔法の呪文覚えようかな」「ボクもそれ覚えたい。教えてほしいセレナ」そうボクが伝えるとセレナと一緒に魔法の書を読み、数日後、簡単な転移魔法を覚えるとこに成功した。