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憑依弾

右腕と秘書 — www.pixiv.net · All chapters

憑依弾

雲雀さんは骸に思いっ切り攻撃をくらわせた。その衝撃で骸の体は地面に叩きつけられる。持っていた三叉の槍もカラカラと転がり、部屋一面に咲いていた桜の景色も消えた。それは骸が意識を手放した何よりの証拠だった。

「桜は幻覚だったんだ!っていうか…これって…」

「おいしいとこ全部持っていきやがって…」

消えた桜を見てハッとするツナ。獄寺は少し悔しそうな顔で舌打ちする。でも、これで…これで全部…。

「遂にやったな」

リボーンのその言葉で実感に変わる。六道骸を…倒せた。これで全部、全部…終わった。

「お…終わったんだ…これでうちに帰れるんだ!!」

「しかしお前、見事に骸戦役に立たなかったな。最初もナマエに庇われてばっかだったしな」

「ほっとけよ!!!」

ちょっと泣きそうな声で喜ぶツナ。でも喜ばせてばかりはくれない家庭教師の先生。ツナは最終戦の功労者である雲雀さんの元に恐る恐る近づいた。

「ひ…雲雀さん、大丈夫ですか…!?」

しかしその声に雲雀さんが答えることはない。雲雀さんの体はぐらりと揺れ、ドサッとその場に倒れて気を失ってしまった。

「こいつ途中から無意識で戦ってたぞ。よほど一度負けたのが悔しかったんだな」

「雲雀さん、すげー…」

リボーンとツナの会話を聞きながら私も立ち上がる。雲雀さん…本当に凄い。この人が味方…って言い方すると雲雀さんは嫌がるだろうけど、こんなに頼もしい人もいないよなと。

それから私は傍に座り込んでいる獄寺に目を向けた。

「獄寺、大丈夫?肩、貸そうか?」

「へっ、いらねーよ。こんなん全然大した事ねーっての」

「って言いながらフラついてますけどね」

獄寺も立ち上がる。でもその体はどうもフラフラしている。雲雀さんに肩借りてた癖に。まあ、いいけど。…これ以上は傷つくことは、もうきっとないから。

「ナマエ!早く皆を病院に連れて行かなきゃ!」

「うん」

ツナの声に頷く。ビアンキさん、フゥ太、雲雀さん、それに外にいる山本やランチアさんも。早くみんなを治療しないと。

「それなら心配ねーぞ。ボンゴレの優秀な医療チームがこっちに向かってる」

リボーンが教えてくれた。ボンゴレの医療チームが既に…。

「良かったっスね」

「獄寺くん、無理しちゃダメだよ!」

「ほんと…。あんたもすぐ見て貰いなよ…」

私と獄寺もツナとリボーンの傍に向かった。どう見てもフラフラの獄寺をツナも心配していた。私も溜め息をつく。でも本当に、無事でよかった。

しかしその時、倒れたはずのあの声がした。

「その医療チームは不要ですよ。なぜなら生存者はいなくなるからです」

…!!!

ハッと振り向く。そこには倒れたはずの骸が上半身だけ起こし、こちらに銃を向けていた。

「てめー!!」

「ご、獄寺くん!!」

「獄寺!!」

獄寺はツナと私を庇う様に前に出た。ちょっ…そんなことしてくれなくていい…!ていうかなんで骸が…もしかして気絶したフリしてたの?

「クフフフ…」

骸は笑う。そして銃を突きつけたのは、自分のこめかみ。……え。

「Arrivederci」

ズガンッ!!!

躊躇うことなく引かれた引き金。どさっと落ちた骸の体。…自分を、撃った。見てしまった、人が死ぬ瞬間。ひっ…と体中から血の気が引くような感覚を覚えた。

「むく、ろ…」

口にしたその名。当然、反応が返ってくるはずもない。こちらに向けて来たあの冷たい微笑みも、もう。

「や…やりやがった…」

「…そんな…なんで…こんなこと」

獄寺とツナも動揺していた。特にツナは信じられないと声を震わせる。

「捕まるぐらいなら死んだ方がマシってやつかもな」

リボーンは冷静に言った。捕まるぐらいなら…。

「やるせないっス…。おい、ナマエ…お前大丈夫か」

「…うん、ちょっと、驚いて…」

こちらに獄寺が振り向いた。…私、変な顔してたかな。

獄寺…ずっと胸を押さえてる。それなのに庇おうとしてくれて。銃を向けられた時、怖くなった。だけどもう、そんな心配も完全になくなったのだという安心もあって…でも、獄寺の言う様に…やるせなくて。

「遂に…骸を倒したのね」

「「「!」」」

背後で女の人の声がした。振り向けばそこにはゆっくりと体を起こそうとするビアンキさん。

「姉貴!」

「ビアンキさん…目、覚めたんですね!」

「よかった!ビアンキの意識が戻った!」

「無理すんなよ」

傷ついた腹部を押さえながら上半身だけ起こしたビアンキさん。よかった…本当に。一時はどうなるかと思ったけど、意識が戻ったならそこまで重傷でもないのかもしれない。勿論、すぐに治療は受けて欲しいけど。

「肩貸してくれない…」

「しょーがねーなー…。きょ、今日だけだからな」

ビアンキさんは獄寺を見上げた。獄寺は一瞬うっ…という顔をしたけど、今回ばかりはと了承した。でも大丈夫かな、獄寺もフラフラなのに。そう思った私は自分が代わると声を掛けた。

「あ、獄寺。それなら私が…」

「構わねーよ、これくらい。お前も疲れてんだろ」

獄寺はそう言ってビアンキさんに近づく。しかしその瞬間、急にツナがそれを強く止めた。

「獄寺くん!!いっちゃだめだ!!」

「え?」

…ツナ?

強い口調だった。獄寺も不思議そうに振り返る。今の、獄寺の傷を心配して止めたと言うより…近づくこと自体を止めているかのような。

「どうかしたの?ツナも肩を貸して…」

「え…!?あ…うん…」

ビアンキさんに見上げられ、ツナ自身も今の自分の発言に戸惑っている様子だった。

「いいっスよ、10代目も。これくらいの怪我、大丈夫っスから」

「すまないわね、隼人」

「ほら、手」

ツナにも自分ひとりで平気だと言って獄寺はビアンキさんに手を差し出した。しかしその瞬間、ビアンキさんは手にした武器で獄寺の頬をピッと傷つけた。え…!?

「な、何しやがんだ!!」

慌てて身を引いた獄寺。頬からは少し血が流れる。ビアンキさんが手にしていたのは先ほど骸が持っていた槍から外れた三叉の刃だった。なんでビアンキさん、骸の…ましてや傷つけたのは自分の弟だ。

「まあ、私ったら…!!」

もしかしてツナは、この異変を感じ取ってた…?するとリボーンがビアンキさんの鼻先をペチッと叩いた。

「何やってんだ、ビアンキ。しっかりしろ、刺したのは弟だぞ」

「私、なんて事を…したのかしら!」

ガッ!!

ビアンキさんはそう言いながらまた武器を振るった。今度はリボーンに向かって。リボーンは攻撃を軽く避け、武器は床へと突き刺さる。そこで全員がおかしいと認識した。だって、ありえない…。ビアンキさんが弟である獄寺に、そして最愛のリボーンに攻撃するなんて…絶対に。

「こいつは厄介だな」

攻撃を避けたリボーンは身軽に着地しながら呟く。

「まさか…マインドコントロール…!?」

「ちげーな。何かに憑かれてるみてーだ」

獄寺が聞くとそれを否定するリボーン。つかれてる?って憑かれてるってこと…?え、幽霊とかそういう…?

「それって呪いっスか?」

「の、呪いってなに…何の。確かにフゥ太のとはちょっと違う気するけど…ねえ、ツナ」

「う、うん…でも、そんなことが…」

「だが、事実だ」

動揺する私たちにきっぱりと言うリボーン。目の前のビアンキさんは穏やかな表情で語りかけてくる。

「何言ってるの、私よ」

そうは言っても、明らかに違和感があるのは事実で。するとツナがぽつりと呟いた。

「……ろくどう…むくろ…?」

骸…?それを聞き私はツナの顔を見る。ツナはハッとした表情をした。その瞬間、聞こえた…少し特徴的な笑い方。

「クフフ…また会えましたね」

ビクッとする。ビアンキさんの声だった。でも見えた、右の瞳に浮かぶ数字。あれって骸の…!?

「ひっ…!!」

「で、でたーー!!」

「祟りだーー!!」

引きつった私。ツナと獄寺は絶叫。いや獄寺、祟りって何!?憑かれてるって骸が幽霊になってビアンキさんに取り憑いてるってこと!?そんな非現実的なことある!?

「そんなバカなことあるわけねーぞ」

祟り発言を否定するリボーン。でも憑かれてるって言ったのはリボーンだよね?見れば骸は間違いなくそこで倒れている。こういう類の話、獄寺は信じてるけど私はと言えば正直半信半疑だ。見たことないものを信じるとも信じてないとも言えない。でも今、目の前ではそれが起きていて…。でも違うならこの現象って一体なんなの?

「クフフ、まだ僕にはやるべきことがありましてね。地獄の底から舞い戻ってきましたよ」

ビアンキさんの体を乗っ取った骸は立ち上がる。本当に、六道骸…!

すると獄寺がバッと前に出た。

「10代目!ここは俺に!!ナマエ!10代目と離れてろ!!」

「え、獄寺!?」

「だけど相手は…!」

まさかビアンキさん相手に戦うつもり!?弟の自分がってこと!?でも獄寺だってその怪我で…!色々心配がよぎった。しかし…。

「臨・兵・闘・者!!!」

え!?そういうー!?

ビシッビシッと手を動かしながら魔除けを始めた獄寺。その姿に私は固まった。なんだっけこれ…九字切りって言うんだっけ?この人イタリア生まれ、イタリア育ちじゃなかったか?どこでこういう知識身につけてくんの…。

しかし、それを見たビアンキさんは苦しみだした。

「…うっ、うう…」

「皆・陣・列!!!」

「きっ、効いてる…!ナマエ、効いてるよ!!」

「えっ、ほ、本当に…?」

やがてビアンキさんはその場にドサッと倒れてしまった。本当に…効果があった?しーん…として動く気配はない。

「び、ビアンキさん…?」

「ど…どーしよう…でも、演技ってことも…」

「わかんねーな」

体はビアンキさんだから心配になる。リボーンもこれが演技かどうかの判断はつかないと。私とツナは恐る恐る近づいて確かめた。

「ビ…ビアンキ…?」

「ビアンキさん…」

ふたりで傍にしゃがみ、声を掛けるも反応はない。骸は消えた…?すると背後に影を感じた。

「俺、やりましょーか?」

ツナと振り向くと立っていた獄寺。獄寺は笑みを向ける。

「獄寺く…っ、骸!!」

「え!?」

獄寺を見て骸だと瞬時に察したツナ。驚く間もなく、獄寺はいつの間にか手にしていたあの三叉の刃でツナを突き刺そうとした。でもすぐに骸だと気付けたことでツナはその攻撃を避けることが出来た。そして外した攻撃はそのまま私にも向く。

「くっ…!」

私も攻撃は避けられた。先にツナが狙われたことで私の反応は間に合った。最初に狙われたのが私だったら駄目だったかもしれない。

「ナマエっ…!ひいい!獄寺くんが!!」

「ほう、まぐれではないようですね。初めてですよ。憑依した僕を一目で見抜いた人間は…つくづく君は面白い」

「獄、寺…」

「秘書の貴女も、良い反射神経をしている」

怯えるツナ。私はじっと獄寺を見つめる。獄寺はこちらに笑みを向けてきた。

獄寺じゃ、ない…。

…声も、姿も、獄寺だ。

だけど、その話し方とか…向けられた笑み…。どれをとっても獄寺じゃない。

何より右の瞳にはビアンキさん同様、数字が浮かび上がっている。

「…獄寺まで、憑かれたの?」

「そんな…どーなってんの~~!?!?」

「間違いねーな。自殺と見せかけて撃ったのはあの弾だな」

私やツナが狼狽える一方で、リボーンは何かを確信したらしい。あの弾…?

「憑依弾は禁弾のはずだぞ。どこで手に入れやがった」

憑依弾…。初めて聞く名前だった。私はちらっとツナの顔を見たけどツナも知らないらしく首を横に振っていた。しかしこの現象はその憑依弾によるもので間違いないらしい。骸もそれは認めた。

「クフフフ、気付きましたか。これが特殊弾による憑依だと」

「え?特殊弾って、死ぬ気弾や嘆き弾のこと…?」

「そうだ。憑依弾はその名の通り、他人の肉体に取り憑いて自在に操る技だぞ」

ツナが確認するとリボーンは憑依弾の詳細を教えてくれた。

憑依弾。それはエストラーネオファミリーが開発した特殊弾。使いこなすには強い精神力と弾との相性が必要とされる。しかし使用法があまりにもむごかった為、マフィア界で禁弾とされ、弾も製造法も葬られたはずだと言う。

「マインドコントロールの比ではありませよ。操るのではなく乗っ取るのです。そして頭のてっぺんから爪先まで支配する。つまりこの体は、僕のものだ」

骸はそう言って笑みを浮かべながら、今支配している獄寺の首に親指の爪を突き刺し、そのままズッ…と横に裂いて傷付けた。

…!!!

それを見た瞬間、私はゾワッと強い恐怖に襲われた。

「嫌ッ!!やめて!!」

「や…やめろ!!!

悲痛な声で叫んでいた。ツナとも声が重なる。傷付けられた獄寺の首から、つー…と赤が流れ出す。

い、いや…っ…獄寺…。

獄寺の体が傷つけられるのを見て、怖くなる。本人が抵抗も出来ず、好き勝手に傷つけられて…。それがどういうことか、想像するのさえ恐ろしくてたまらない。

「ランチアほどの男を前後不覚に陥れたのもその弾だな。だがらなんでそれをお前が持ってんだ?」

「僕のものだから…とだけ言っていきましょう」

リボーンが弾のことを尋ねるも、骸は適当にはぐらかす。まあ…教えてくれるわけもないよね。だけど、そうか。ランチアさんもこれで体を乗っ取られて、知らぬ間に人殺しをさせられていた。その真実に酷く胸糞が悪くなった。

「さあ、次は君に憑依する番ですよ。ボンゴレ10代目」

「なっ…お、俺!?」

「クフフ、秘書の君の体も、手に入れたらなかなか面白いことが出来そうだ」

「…っ」

骸は獄寺の体を使ったまま、ツナと私にそう告げる。

…気分が悪い。獄寺の声なのに、獄寺の姿なのに…だけど違うという、その感覚が。いつもは…いつもはもっと…。いつもの獄寺は…。

「やはり、お前の目的は…」

「クフフフ、目的ではなく乗っ取るのです手段ですよ。若きマフィアのボスを手中に収めてから僕の復讐は始まる」

「な、何言ってんの~!?そんな~っ!俺は…っ、ダメダメで良い事なんかないって!!」

リボーンと骸の会話を聞いて慌て出すツナ。だけど私はちょっと気になることがあった。さっき骸は私に向かって君の体も手に入れたら…と言った。それって私のことは乗っ取れないってこと?同じく1番の目的であるはずのツナに憑依しない事も、何か理由が…?

「ねえ、リボーン。私が憑依されないのって何か理由ある?憑依って何か条件があるの?」

「ああ。お前は心配いらない。今のところはな。奴の剣に気をつけろ。あの剣で傷つけられると憑依を許すことになるぞ」

「…そーゆーこと」

「そ!そんな!!」

成程、納得した。一緒に聞いたツナは怯えていたけど。ビアンキさんはフゥ太に、獄寺はさっきビアンキさんに頬をやられた時に憑依を許すことになってしまった。私やツナは傷つけられていないから憑依出来ないと言うことか。

「よくご存知で」

「っ獄…!」

獄寺は武器をどこかに放り投げ、その瞬間ドサッと倒れ込んだ。受け身を取ることなく倒れこむその姿に心配になる。そんな…用済みみたいに簡単に…。

「その通りです」

そして次に動いたのはビアンキさんだった。獄寺の体を使って放り投げた武器をビアンキさんの体でキャッチする。ビアンキさんの足下に倒れていたのは雲雀さん。ま、まさか…。

「もっとも僕はこの行為を、契約すると言っていますがね」

ビアンキさんの体を使い、三叉の剣で雲雀さんの頬を傷をつける。そしてビアンキさんの体は獄寺と同じようにドサッと倒れ込む。これ、つまり…次は雲雀さんの中に!?

「っツナ!!」

「え!?うわあ!?」

私は急いでツナの元に走った。そして棒を構え、庇うように前に飛び出す。

ガキンッ!!!

重…っ!容赦ない一撃。トンファーと棒がぶつかった衝撃で腕が痺れる。しかしそれ以上、攻撃が来ることはなかった。雲雀さんの体は倒れ込む。でもそれは獄寺やビアンキさんのように体を捨てたからではなく、肉体が限界だったから。

「おや?この体は使い物になりませんね。これで戦っていたとは、恐ろしい男だ。雲雀恭弥…」

倒れ込み、上半身は起こすも立ち上がるまでは叶わない。それだけ呟き、ドサリの捨てられる雲雀さんの体。

「ああっ!骸の気配が消えた!雲雀さん!」

どうやら先程からツナは骸の気配がわかるらしい。理由はよくわからないけど、私たちにとってはプラスの要素だ。

「気をつけろよ。また獄寺かビアンキに憑依するぞ」

「…っまた」

「ひいい!そ…そんな…!!」

また、ふたりのどちらかに…。棒を握り締め、ふたりの姿を視界に入れながら身構える。次に立ち上がったのは、ふたり同時だった。

「ご…獄寺くんに!?え!?ビアンキにも!?」

「ふたり、いっぺん…!?」

でもそれだけじゃなかった。

バタン!

聞こえた扉の音。振り向くとこのフロアに入ってきた城島犬と柿本千種。ふたりの瞳にも数字が浮かんでいた。…つまり。

「んなー!?骸が4人…!?」

「同時に四人憑依するなんて聞いたことねーぞ」

獄寺、ビアンキさん、城島犬、柿本千種。4人を同時に憑依した骸。憑依弾の知識があるリボーンもこんな状況は耳にしたことがなという。

「それだけでは…ありませんよ!」

すると獄寺の体を使い、こちらに何かを放ってきた。獄寺の体で何かを投げるとするなら、そんなのひとつしかない。見上げれば降り注ぐ…ダイナマイト。

「うああああ!!」

「ツナ!頭抱えて逃げて!」

私は爆発する前に降り注ぐダイナマイトを棒で払いのけた。なんとか間に合い、遠くで爆発する。でも…これって2倍ボム?

「憑依した奴の技まで使えんのか」

そう呟いたリボーンにも城島犬や柿本千種が襲い掛かる。鋭い爪や毒針のヨーヨー。獄寺やあの人たちの技を骸は使える…。リボーンは攻撃を身軽に避けてはいたけど…。

「こいつは圧倒的にやべーぞ」

本当に…まずい、かも。

リボーンのその言葉を聞き、私も汗が伝うのを感じた。

To be continued