LNCrawler

第八話 突進

転生したらチートアイテムが弱すぎて詰んでしまいました — novelba.com · All chapters

第八話 突進

何だ?

「ガラルルルーラーーーーーー!」

気がつくと、さっきまで二体だったはずの敵が、ゾロゾロ増えてきて、数えきれないほどになっていた。

「何をするんだ?俺を外に出してくれる約束じゃなかったのか?」

「黙れ!お前の考えていることは全てわかっている!いったいお前は何をするつもりだ!」

考えていることがわかるなら答えなくてもいいだろ。

こいつめっちゃバカだな。

そんなことを考えている間にも、敵はどんどん増えていった。

結構やばい状況かもしれない。

あっと会う間に、周りを囲まれてしまった。

「お前はもう逃げられない。もし命が惜しいなら、そのノートを渡してもらおう。」

「このノートがなんだって言うんだ?いいから早く外に出してくれ!」

急にどうしたんだ!

今にも周りの敵が襲ってきそうだ!

あれには何が書いてあったっけ!

くそっ!見たいのに少しでも目を離したら襲ってきそうな気がする。

でも、この感じだと俺のメモ書きが何かこの国の重要なことについてかかれてるとか、何か知ってはいけない秘密でも書いてあるとこいつには勘違いされてるみたいだな。

ただのメモ書きなのに。

これを置いて逃げるしかないか。

だがいいのか?これにそんな大切なことが書いてあるなら、自分で持っておくべきだし、こいつも敵なら、あまり渡さないほうがいいだろう。

第一、渡したところで俺への、怪しみは増すかもしれない。

そうしたら、逆に逃してくれないんじゃないか?

だとしたら、自分で逃げるしかないな。

しかし、周りを見渡しても、入った場所はしっかり閉まっていて、出ることができないし、他に扉がない。

あるとしても、敵が出てくる場所だけだ。

「何をぐずぐずしている!早く渡せ!さもなければ、おまえは…」

まずい。こうなったら、少しでも敵を減らすために、敵がスポーンしている根源を潰しに行くしかないな。

だが、使えるのはこの盾だけか。

突っ込んだらどうにかなるか?

「ガルルルーガールール…ガー!」

「カーーーン」

また盾が弾かれてしまった。

この盾、いくらなんでも弱すぎないか!

「足掻こうとしても無駄だ!もう諦めるのだ!」

あと使えるのは、この弓ぐらいか?

しかし使ったところで、なんも強くないし、第一、一体ずつ打ってたって、間に合わない。

こうなったら、もう…

「ぐおーーーーーー!」

おれは、弓を振り回しながら、敵が出てくる部屋まで一直線に突っ込んだ。

さっきのように、倒していたらキリがない。

今はチートアイテムもないから逃げるしかないんだ。

「急にどうしたのだ?だが、出口はどこにもない。

ノートを渡したら楽になるんだ。

大人しく渡してくれ!」

「ガルルルーガールーーガ!」

うるさい!おれはそんなことをしなくてもここから出れると信じてるんだよ。

「どりゃーーーーー!」

なんとか、敵が湧いてきている場所まで辿り着いた。

おっ!あそこの機械から敵が湧いてるみたいだ。

あとはこれを壊せば、一旦これ以上は増えない。

向こうにももう一つ部屋はあるみたいだが、いまは、もっと大事なことがある。

「おらっ!」

とりあえず、力ずくでスポナーらしきものは壊せた。

さっき沸いていた向こうの部屋に行った敵が、たくさんこちらに集まって来ないうちに、サッサと逃げるぞ!

もう一つの部屋の中には、これ以上道は続いていないが、大きな扉が一つあった。

あそこから逃げるしかない。

外からは光が差し込んでいた。

そこから逃げれる思ったが、手が届きそうにない高さだった。

俺は扉の方まで走っていき、開けようとしが…

「ぐっ。開かないか」

やはり扉は全く開きそうになかった。

持っているものを見ても、何か扉を開けるのに使えそうなものはない。

「ガルルルーガー!」

俺が扉を開けるのに夢中になっていると、後ろから襲ってきた敵に襲われてしまった。

「いってーー!こっちだって攻撃できるんだぞ!どりゃ!」

「ガルルルーガーールール…」

さっき暴れた時の勢いあってか、前よりもすんなり倒すことができた。

もしかしたら、こいつを倒せば扉が開いたり、、なんて期待をしていたが扉にはやはり変化はなかった。

「はーはーっはー」

しかし、あんなに動き回ったからか、息はすっかりきれている。

「今敵に近づかれたら、流石に戦えないか?」

やばい!めっちゃフラグみたいなことを言っちゃった。

「ガルルルーガー」

息を切らして下を向いていたら、気付かぬうちに大勢の敵に囲まれていた。

「ガルルルーガーガーーーーーー!」

襲ってくる!だが、もうこれ以上体は動かない。

「パチッ!」

襲われそうになって瞬間、指パッチンのような音が聞こえ、その瞬間、さっきまでの勢いはどこにいったのか、大勢の敵が一瞬にして、ばたりと倒れ始めた。

「何が起こっているんだ?」