第一回コラボイベント前篇 その20
第一回コラボイベント前篇 その20
最後のゲーム、『カードバトラー』をプレイしてみた。
通常版ながら、カードがVR技術で出現するのは大変面白い。
まあ、複合を選ばなかったカードゲームの中にはすでにVR化しているものはある。
……がしかし、EHOで利用されているVR技術はそれを格段に超えていた。
そのため、[掲示板]は大盛り上がり。
これまではVR化したカードゲームが主流となっていたが、『カードバトラー』がこれからの主流なのではとウワサされるほど。
「EHO版……は、正直怖いから後回しだ。それこそ、イセ村以外の全部をやり終えてからにしよう」
EHOに関するカードを使い、バトルすることができるのがEHOとのコラボステージだ……情報によると、自分が相対したことのあるモノのみが出現するらしい。
俺の場合、心当たりがチートな連中ばかりなので、やるのが正直怖かった。
ショウやマイ、ルリのエピソードは同じレベルだが……それはそれで異常だし。
「勝利すれば多いが、負けてもポイントは手に入る制度だしな。溜まったポイントで、新たなカードを増やしていくのが基本か。レア度の高いカードは、パックを買わないと出ないみたいだしな」
そのため、構築済みデッキではだんだんと勝てなくなっていく。
勝利数などで対戦相手が決まるので、次第に相手のデッキも強くなっていた。
いかに『SEBAS』とて、何ら改良していない初期デッキでは勝てない。
強くなるためには、ある程度の課金が必要になる……それがカードゲームなのだ。
「まあ、これで五つのタイトルすべてをプレイしたわけだが──これが全タイトルを体験した報酬か」
得られたのは、一枚の絵画。
EHOとのコラボを記念した、五種のタイトルにおけるイメージキャラたちが一堂に集められた品である。
ただの絵というわけでなく、それを飾っておくことである効果があるらしいのだが……それはまだ未開放とのこと。
「『SEBAS』、何だと思う?」
《おそらくは──》
「……うーん、たしかにそれっぽいなー」
尋ね、『SEBAS』が教えてくれた予想は当たりっぽかった。
正解かどうかはイベントが終わる頃、発表になるらしいのでそれを待とう。
「とりあえず、今日は[ログアウト]しようか。やり過ぎ注意だな……」
《旦那様、明日以降はどのようなご予定になさいますか?》
「うーん、イセ村でまずは雑草抜きをしてからか。それから、『ザ・ロード』を任せてみようか」
《畏まりました、お任せください》
コラボイベントはまだまだこれから。
やりたいことを絞り、どんどんやっていくことにしようじゃないか。