197話 とある依頼で軽い騒ぎに
197話 とある依頼で軽い騒ぎに
あの依頼を出してから1時間で国中に広がり、動ける者は皆その依頼のために働きに行った
ベル「まさか軽い気持ちで出した依頼がここまで広がるとはね」
ハデス「そうですよ、ベル様はもう少し考えて行動してくださいね。ベル様は帝国の皇帝なんですから、しっかりそれを自覚してください!」
ベル「わかってるよ、まさか手の空いてる人って言うか、みんな無理やり手を空けてこの依頼を受けてるよね」
今現在で全体の9割程の国民たちがこの依頼のために働いていた
ハデス「そうですね、なので外に出ると誰もいないでしょう」
ベル「だろうね、じゃあ騎士達みんなに伝えてこう伝えて、この依頼を受けてる人達が喧嘩とかしないように見回りと、誰もいない隙に泥棒とかが入らないようにいつも以上に見回りをして欲しい、もちろん動いてくれたものには大金貨10枚が付くよって伝えといて」
ハデス「わかりました、あとひとつ聞きたいことがあるのですが」
ベル「なに?」
ハデス「あの勇者2人はどうするのですか?気まぐれで引き取ったみたいですが、一応敵国の勇者ですよ?」
ベル「本人の意見次第かな、このままここに居るなら優斗は騎士に美月は魔導師の方に入ってもらう予定ではいるよ」
ハデス「それだとこっちの軍がさらに強くなりますね、ですがこのことを知ったイクラスの国王はどんな手段を使っても取り返しに来ると思いますよ?」
ベル「好きにさせとけばいいんじゃない?もし身内や知り合いに危害を加えたら国ごと無に帰すから」
ハデス「無実な国民もいるんですからそれはやめましょうね、では騎士団の者に伝えてきますね」
ベル(掃除の待ち時間で話も聞いとこうかな)
「わかった、騎士達に伝えたあとでいいから勇者2人をここに連れてきてくれる?ついでに今後どうするか聞くから」
ハデス「わかりました」
ハデスが転移していなくなってから、約10分後勇者2人がやってきた
優斗「ベルさんどうかしましたか?」
美月「どうしました?」
ベル「2人がここに来てもう10日くらいだったよね?」
優斗「正確には19日ですよ」
美月「約3週間たったね」
勇者2人を連れてきたのが10月15日のテレスの誕生会準備をしている時で、その後EX迷宮や台風の過ぎ去り待ちなどでそこそこ時が経っていたりする
ベル「だからそろそろ2人の今後をどうするか聞こうと思ってね、選択肢は3つでここに残るかイクラスに戻るか自由に色んなところを旅するかだね」
優斗「まずイクラスに戻るは除外だよな?」
美月「そうね、あんなとこ戻るならここにいた方がマシね」
優斗「だよな、じゃあ美月は旅とかしたいか?」
美月「別に旅はいいかな、多分ここにいた方が色々いい事ありそうじゃない?」
優斗「じゃあ2人ともここに残ることは出来ますか?」
ベル「いいよ、でも残るなら今度こそしっかり仕事してもらうよ?」
今までは仕事はせずに訓練所で騎士の人達や魔導師の人達に稽古をつけてもらっていた
優斗「今まで訓練をしてたから後回しにしてくれましたからね」
ベル「じゃあ優斗は騎士団に美月は宮廷魔導師に入る気はある?」
この国のことが色々なところに広まったのか、騎士団や宮廷魔導師になりたい人が結構来たため、それまで無かった宮廷魔導師が出来上がりました。なかった理由は魔族がほぼ魔法特化のため必要なかったから、そしてこの騎士団と宮廷魔導師は人間や 亜人 魔族以外 のみで魔族は魔族専用の騎士団と魔導師に別れています