205話 1人目の大罪との戦い③
205話 1人目の大罪との戦い③
言葉通りベルは嫉妬によって操られた影を1つ1つ消し飛ばして行った
ベル「甘いですよ嫉妬さん?俺をこの程度で止められるとでも?」
嫉妬「だからずるいってば!なんなのよその力は!」
ベル「これは俺の力だよ?」
嫉妬「そんなのは分かりきってるわよ!だからその強さの秘密はなんなのよ!」
ベル(俺のイメージしてた嫉妬と全く違う)
「強いて言うなら他人の能力とかをコピーして使えるからかな?」
嫉妬「他人の能力をコピー?」
ベル「簡単に言うとあなたが使う強奪の1種だよ」
嫉妬「あ!強奪があるんだった、遠慮なく貰うね?」
『全ステータスを強奪!』
嫉妬は迷うことなく強奪を使った
〈相手も大罪のため強奪に失敗しました〉
嫉妬「え?あなたも大罪の1人だったの?全く知らない」
{大罪同士の能力の奪い合いができないようになっています}
ベル「ある意味そうかな、だからこんなこともできるよ」
『影拘束』
ベルは嫉妬の操っていた影を乗っ取り、嫉妬を拘束した
嫉妬「私の影が私を捕まえた?しかも操れなくなってる」
ベル「まぁあなたより俺の方が影響力とか権限とか上だもん、だから大人しくしてくれたら命までは取らないよ」
嫉妬「嫌だ!離せ!離してよ!」
嫉妬は体をベルの操る影で拘束されているので、自由な頭をブンブン振り回し抵抗していた
ベル(よく考えたら命までは取らないって悪役のセリフじゃん、まぁ今やってる事があれだしまぁいいや)
「どうしても抵抗するの?大人しく嫉妬を渡してくれれば保護してあげるよ?」
嫉妬「嫌だ!この力は私のだ!」
ベル「はぁ、仕方ない。少々強引に行かせてもらうよ……セイ!」
嫉妬「グハ!……」
ベルは嫉妬のお腹をそこそこの力で殴り気絶させた
ベル「こうしないと行けないから大人しくしてって言ったのに」
ピクシー《大罪には状態異常が効きませんからね、効くとすれば本人が許可した時でしょう》
ベル「大罪も一応状態異常耐性あったんだね」
ピクシー《ありますよ、ただ耐性ってよりは無効の方が近いですけど》
ベル「そうなんだ、じゃあ俺はどうなの?」
ピクシー《完全無効が無いので普通なら効きますが、マスターの体が神力で出来てるのでほぼ効きません。そしてそこに状態異常耐性がMAXでかかるので無効だと思っても問題ありません》
ベル「状態異常は常に無効ってことでいいのね?」
ピクシー《はい、なので猛毒の沼にハマってもただの沼と変わりません》
ベル「それはそれで嫌だよ、じゃあ嫉妬の回収しよ」
『嫉妬を強奪』
嫉妬を回収したためなのか、先程までの姿とは全く違う姿になった
ベル「やっぱり嫉妬で集めた能力とかはそのままか」
ピクシー《ですね、なので7人全員保護になりますよ》
ベル「世話するの俺じゃないからいいけど」
ピクシー《それはそれで他が大変ですね》
ベル「世話する人はこの子より強いから問題ないよ」
ピクシー《そうですね……ではそろそろ現実を見ましょ?》
ベル「そうだね、なぜこうなった?」
元々嫉妬だった人はだいたい20歳くらいの見た目だったが、今は5歳くらいの姿になっていた
ベル「嫉妬を回収したのが原因なのはわかるよね」
ピクシー《恐らく何かしらのスキルで姿を変えていたのでしょう》
ベル「だろうね、まぁどんな姿でも保護は確定だしハデスに連絡しよ」
『念話 ハデスへ〔今って手空いてる?〕』
ハデス〔はい、空いていますよ〕
ベル〔じゃあ身長約110cmの女の子の服と適当な部屋を用意しておいて、あとお風呂の準備も〕
ハデス〔まさか!誘拐したんですか!?〕
ベル〔そんなわけないよ!セルキアからの依頼で保護したんだよ〕
ハデス〔そういう事ですか、わかりました。それと掃除の件ですがあと少しで終わりそうですよ〕
ベル〔もうそんなに?じゃあ1回帰るよ〕
ハデス〔わかりました、準備してお待ちしております〕
ベル〔じゃあお願いね〕
「さて、この子連れて1回帰ろ。その後に別の大罪かな」
『家に転移』
そして元嫉妬を連れて城へ帰った