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魔導世界密入 その16

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魔導世界密入 その16

第四魔道 探究の果て

いったいどこに迷宮『求まれぬ道』があるのか、『SEBAS』と話し合った。

一先ず辿り着いた海の領域、第七魔道から出た俺たちは別の魔道を探すことに。

なお、試練を経て正規に出ると情報が漏れてしまうので高い対価を支払い転移をした。

まあ報酬はチンピラと同じく、便利なポーションで済む辺りが非常にお得である。

「普通なら高いけどな──“ダンジョンレーダー”…………おっ、これは当たりか?」

迷宮の所在地を明らかにする、今回の案件に適した『プログレス』が迷宮を見つけた。

そこは少なくとも、休人や情報屋が把握していない迷宮である。

「第四魔道を選んで正解だったな。二択だったけど、当てられてよかった。まあ、少々反則ではあったが」

迷宮ということで最初に予測したのは、迷宮群像地帯である第三魔道。

だがそれでは他の者に見つかっていたかもと考え、二つの候補を挙げた。

一つは第六魔道、そこは魔物が蟲毒のように成長し続ける場所。

どうやら種族的に魔王ぐらいまで成長し、その後魔導士たちに狩られるそうだ。

もう一つが第四魔道、そこはアンデッドたちが蔓延る墓場。

死すらも糧とする魔導士たちは、死人から術式を聞き出し実験を繰り返すらしい。

「──で、ルリにどっちの方が悪役が潜んでいそうかって聞いたら、こっちを選んだんだよな」

《はい、さすがは奥様です》

なお、コメントは『昔行ったお化け屋敷を思い出した』とのこと…………うん、アレはちょっと違うけどな。

ともあれ、そんなルリの神託に従いこちらに来たところ──まあアタリ。

違っていても結局全部の魔道を巡っていたのだが、発見のリスクを抑えられ大助かり。

「あとでルリに何か贈り物をしておこう。対価は必要だしな」

《──旦那様、当該座標に飛ばしたドローンが到着しました》

「おっ、来た来た。さっそく見せてくれ」

《畏まりました──カメラの映像を共有、視界に投影します》

片目を閉じると、先ほどまで映し出されていたモノが消えてまったく異なるものに。

それこそ、迷宮の反応が有った場所に飛ばしたドローンが見ているもの。

しかしそこには何もなく、ただ墓場とアンデッドたちが並ぶのみ。

本来なら一度、そこへ向かうなどのやり方があるが──想定済みだからな。

《『リアルチェッカー』を起動、カメラとのリンクを実行します》

「おおっ、何か出てきたな!」

《神秘による秘匿を行っていたのでしょう。ですが、『リアルチェッカー』はその天敵。特化しているからこそ、正確とは言わずとも認識が可能になりました》

非現実を暴き出す、ある意味最強のファンタジー殺しに成り得る『プログレス:リアルチェッカー』。

それにより、迷宮が求めているモノであると分かった──さあ、改めて行こう!