アンヤク(10)
アンヤク(10)
魔導世界マジカドォルより、各世界への情報発信──応答願う。
武闘世界バトリルト──確認しました。
生産世界クラフツル──確認しました
冒険世界アドヴェンス──確認しました。
夢創世界イベンリア──確認しました。
■■世界テムリード──確認しました。
■■世界■■■■■──確認しました。
応答を識別しました。
特異認定人物【救星者】の行動記録、及び■■適合者『真海の主』、『界樹の神子』、『覆魔殿』との戦闘記録を送信します。
また、【救星者】の発言記録より、■■世界アイスプルの情報秘匿を確認。
これにより、【救星者】及び■■世界アイスプルへの■■行使の賛同を求めます。
バトリルト──確認……拒否。
クラフツル──確認……拒否。
アドヴェンス──拒否。
イベンリア──拒否。
テムリード── 確認……拒否。
■■■■■──確認…………保留。
拒否:5・保留:1を識別。
■■行使は否定──認証されました。
再度の申請──却下。
再々度の申請────却下。
魔導世界への警告。
以降、過度な申請が行われた場合、一定期間の賛星権が剥奪されます。
魔導世界──了承。
各世界へ、魔導世界より提案。
特例事項における追記への賛同を要請。
情報を送信します──許否を。
バトリルト──許諾。
クラフツル──許諾。
アドヴェンス──許諾。
イベンリア──許諾。
テムリード──許諾。
■■■■■──許諾。
許諾:6を識別。
特例事項が更新されます──【救星者】に対する■■行使の条件付きの許可、また■■認定が成されます。
◆ □ ◆ □ ◆
──以上が、先ほど取り決められた処遇となります。
「いや、処遇って……というか、最後に関しては満場一致だよね?」
クラフツルの幼稚な考えとは異なり、マジカドォルの案には正当性がある以上、無理な拒否はこちらにも被害が届く。
「人身御供ってヤツか……『生者』さんは純粋な住民ってわけじゃないし、庇い切る必要は無いと思うけどさ。ああ、当代『騎士王』ちゃんも例の件は了承してくれたよ」
……『生者』を抱え込むことは、利であり不利でもある。
しかし、異端者も誕生した以上、より強力な起爆剤が必要。
「例の【魔王】、それにアレだね。あーあ、どうしてこの時代に生まれちゃったんだろうなー。違ってたら、もうちょっと楽に生きていられたのに……」
…………検討を祈る。
「だから、その言い回しで連絡を切るの止めてもらえませんかね!?」
◆ □ ◆ □ ◆
──世界を一つ渡る度、『生者』は新たな問題を抱え込む。
星々はただ回るだけではない、正しく回るための管理を怠らないのだ。