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監獄生活 その22

転生して進化したら最強になって無双します — novelba.com · All chapters

監獄生活 その22

持てるすべてを尽くし、異形の怪物であるナニカを討伐した。

……仕様的に、死に戻って街に居るだろうが今は気にしないでおく。

「“星護結界”──ええー、三人との試合が済みましたのでこれにてお開きとなります。皆さん、ご協力ありがとうございました!」

『ふざけんな!』『テメェさえ死ねば俺は自由になれんだよ! とっとと死ね!』『お前の事情なんか知るか!』

挨拶を、と結界を展開した後に星敵たちに言葉を向けたのだが……なんともまあ罵詈雑言の嵐が訪れる。

ただ、どちらかと言えばそういった言動をしているのは少数派。

大半の者たちは、すでに街へ向かって移動中だ……情報収集が済んだのだろう。

「ごほんっ、ではしょうがありません。強制的になってしまうのは大変心を痛めるものですが──『星域』、“精辰星意”」

『ッ!?』

「全員纏めて、お相手しましょう──私ではなく、彼女が」

星敵たちは結局、外部から結界を突破することができなかった。

ひとえにそれは、彼女が──エクリの防衛に阻まれたから。

彼らはその身を以って、彼女の実力を嫌というほどに知っている。

そして、そのうえで今度は弱体化のデバフ付きでと言われれば……後退りしていく。

「ご理解いただけたようで何よりです。ではエクリ、護衛の方は任せましたよ」

「はい、畏まりましたご主人様」

何だかんだ、この場に残っている星敵たちは今回俺が相手にした星敵たちに比べるとやや希薄に掛けた者が多い。

どういった基準で選んでいるかは分からないが、本来であれば間違いなく世界に大きな被害をもたらす存在なのだろう……だが、それでも差というモノがあった、

「街にはそもそも外に出なかった星敵も居るみたいだし……脱獄まで、それなりに時間が掛かるかもしれないな」

《ある程度、自由が確保できるような施設はございますが……いかがなさいますか?》

「そうだな、ドローンで街の情報はある程度確認できたんだろう? なら、少し行ってみるのもいいかもしれないな」

街の中は非戦闘区域、そう星々が定めているので安心して活動できる。

まあ、やり方次第で強引に外へ連れ出せるだろうが……そこは気を引き締めればいい。

どこに何があるかなどの情報は、充分に稼いだ時間で『SEBAS』が調査済みだ。

《ただし、転移での移動はオススメできかねます》

「理由はなんだ? まあ、やらないのはすでに確定しているけど」

《転移の阻害、あるいは書き換えが可能な星敵が存在しているようです。内部ではもともと長距離転移が使えないようになっているようですが、それでも何らかの方法で使用した際には行使者と接触してしまいます》

「……了解だ。それ、使い方によってはうちの世界でも使いたくなるな」

転移を拒むのではなく、誘導するのか。

そういうやり方でも、ある意味防犯としては使えたかもしれないな。